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だから私は「木」と決めた


環境配慮が求められる中で

企業が環境に配慮した経営を行うことは当然ですが、中小企業では容易ではありません。
そうはいっても、社会的にも環境配慮が求められ、求職者や顧客もそれで選ぶ時代です。
私は2016年、将来を見据え、解決と差別化を図るため「何を強みとするか」を決めました。

従来の得意は強みか

当社は自社設計で、鉄骨造の工場・倉庫が得意です。
実際に安価で高性能。
エアコンいらずで、大変喜ばれています。
ですが、同様に得意で大きな案件も建設する企業がある中、これが差別化や強みとなりえるか不安でした。

今年竣工の倉庫
現在も得意は変わらず

強みの選択と限定

そこで「木造を強みにする」と決めました。
ただし住宅ではなく、発展途上にある非住宅(事務所や医療・介護施設等)に絞りました。
従来から得意とする鉄骨造やRC造も建設するので、「選択と集中」「特化」ではありません
強みに昇華させるものを、地域性や社会に照らし、これと「決め」「発信」することにしたのです。

2018年完成の木造本社屋
実は2016年頃は鉄骨造を検討

木造の理由

木造とする理由は、鉄骨造やRC造に比べ、CO2排出を抑制できるからです。
さらに、香りや見た目でも、イメージの良い建物にすることができます。
実際、木から落ち着きを感じ、生産性が上がるというデータもあります。

SDGsに対する取組み|埼玉で木造大規模施設や公共施設、注文住宅を建てるなら八木建設 | 八木建設 (yagi-con.co.jp)

社会も変わる

取組を始めた当初、まだ社会で木造化は進んでいませんでした。
しかしSDGsが浸透するに従い、大手企業が木造ビル計画を打ち出し、建設事例も増えました。


社内でも、古参の従業員がついてきてくれるか、不安でした。
これも社内の事例が増える毎に理解が広がり、強みに昇華すべく新人含め一丸となっています。

木造現場にて、若手からシニアまで

これから

この取組の社会的意義を広め、同じ中小企業の方に届けたい。
私たちは建設地域は限られますが、社会と環境に貢献する技術はあります。
その技術で、どう貢献したらと悩む経営者を支えたい。
社屋や工場を木造に建替えることでも貢献できます。
その空間は従業員満足を高め、生産性も向上させてくれるはずです。

木造建築で脱炭素化を実現し、快適な空間で生産性を上げたい! | 八木建設株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)

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