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デザイナーに関する7つの #しなきゃなんてない

デザイナーがまだまだ少ないがゆえに、社会や会社の理解が追いついてないなぁって感じることはありませんか?

「デザイナーはこうあるべき」の、まるで呪いに近い言葉に悩まされてるデザイナーも多いんじゃないかな。

そんな「こうあるべき」をいちどリセットして、世の中のデザイナーに、もっと自由になってほしいな、と。

今回は、LIFULLさんの #しなきゃなんてない のキャンペーンが素敵なので、その型に沿って「デザイナー」に関する、私が違和感を感じたあれこれについて、7つまとめて挙げてみますね。

どどどんっ。

1.デザイナーのマネジメントはデザイナーがしなきゃ、なんてない

これは直近で、いちばん、声を大にして伝えたいなと思ったこと。

そりゃ、デザイナーがデザイナーのマネジメントができることがかなうなら、それを否定するつもりはない。

でも、デザイナーが少ない組織において、デザイナーのマネジメントを必ずしもデザイナーが果たさなきゃ、なんて縛りはない。

これについては下記の記事のクラウドワークスのアタラシさんの言葉をお借りしたい。

誰かにデザイナーの価値を伝えるうえで、自分がデザイナーだったかデザイナーじゃなかったか、という点はあまり関係ない。
大事なのは、「デザイナーの人生にコミットし、デザイナーのLTVに貢献できるかどうか」「デザイナーの成長を、事業成長に直結させられる組織づくりができるかどうか」という、結局はこれだけじゃないでしょうか。

CTOがデザイン組織をリードしている企業もあるし、デザイナーの価値を信じるビジネスサイドの職種がマネジメントをしたっていい。

デザイナーをマネジメントすることに関して、そのマネージャーがデザイナーなのかどうかは、ぶっちゃけどっちだっていいんじゃないかな。

2.デザイナーは美大を出てなきゃ、なんてない

ひと昔前なら、デザイナーになるためには、デザインを学べる大学や専門学校へ行っておかなきゃ、みたいな考えが主流だったかもしれない。

ただ、今や、私たちにはインターネットがあるし、手のひらにスマホもiPadもMacBookもある。

オフラインで通学型の学校に通う以外にも、デザインを体系的に学び、良質なフィードバックを得てデザインスキルを向上する手段が無数にある。

ほかの職種で社会人になってからのキャリアチェンジでデザイナーを目指すことだって、だんだんと珍しいことではなくなってきた。

3.デザイナーだけでUXデザインをしなきゃ、なんてない

「UXデザイン」が「デザイン」と名がつくからって、デザイナーがそれを全て担わなきゃ、なんてない。

世界最大規模の企業であるGoogleや、Twitterや、Facebookは、「UXデザイナー」という職種で求人をすることがなくなった。

これはUXデザインが、もはやあたりまえになって、基本レベルと見なされていたり、プロダクトのデザインとリサーチで分業することで効果を最大化しようとしていることの現れでもある。

GoogleはもうUXデザイナーを探していないということなんだ。UXデザインは基本レベルのスキルとみなされているということだね。
Twitterではプロダクトデザイナーとリサーチャーを完全に分けていて、別の役割としているんだ。エンジニアリングも別の役割としているね。

「UXデザインをエンジニアに担ってほしい」という考え方で「UXエンジニア」というくくりでの募集をしている企業も見かけるようになった。

個人的に共感するのは、こちらのnoteの言葉。

未来には更に越境がすすみ「〇〇が〇〇をするべき」という議論すら無くなると想像しています。

「デザイナーが○○をするべき」とか、もうそういうの議論することすらなくなるくらいになってく。そう思いたいし、そんな世界にしていきたい。

4.デザイナーがコーディングをしなきゃ、なんてない

デザイナーがフロントエンド、マークアップの領域を担うべきかどうかは、組織や事業の状況による。状況による。大事なことなので何回もいうけど、状況によるんだ。

「UIデザイナー」とひとくちに言ったって、どこまでの幅や深さを期待するかは、コーディングに限らず、ひとつひとつの状況によって、異なってくる。

もちろん、デザイナーがコーディングをできる方が、コンポーネントの設計や、インタラクションデザインまで一貫して担うことができるメリットがある。けれど、そのぶん、デメリットもあるかもしれないことを念頭に置いた方がいい。

5.デザイナーがデザイン思考をしなきゃ、なんてない

これについては、別のnoteにまとめたのでこちらをどうぞ。

6.デザイナーは正社員で採用しなきゃ、なんてない

スキルや経験が豊富なデザイナーほど、フリーランスになったり起業することが加速している。

優秀なフリーランスのデザイナーたちが「ギルド型組織」という仕組みで強みを活かす動きもある。

先駆けであるTHE GUILDをはじめ、以前designingでも取材したSTANDARD、わりえもん氏率いるUnthem、佐藤ねじ氏率いるブルーパドルなどもこの1年で登場してきた。それぞれ同じギルドといっても組織のつくり方は異なる

CDOやCXO、デザイン顧問を複数社で兼務するような働き方をしているハイパーなデザイン人材も現れはじめた。

デザイナーにとって「正社員」である価値とは一体なんなのか?

しっかり問い直したうえで、いま自社にとって必要なデザイナーとの関わり方を、雇用形態も含め、見直す必要がある。

7.格別にすごいデザインだけnoteにしなきゃ、なんてない

毎日1万件以上の投稿がされてゆくnote。

ものすごい優秀だったり有名なデザイナーたちの、格別にすごいデザイン実績が目立っている。けれど、そうじゃなきゃ投稿できない、なんてことはない。

これは私と同じチームのデザイナーが書いたnote。

ありふれた「バナー制作」だって、しっかりとデザインに向き合うことで読まれるnoteになれるんだ。

fin.あなたの #しなきゃなんてない はなんですか?

デザイナーに関する #しなきゃなんてない を7つ、まとめてみました。私たちが思っている以上に、社会のデザイナーの数は少ない。デザイナーに関する情報も少ない。

誤解をされやすいデザイナーっていう存在が、もっと自由に、のびのびと、価値を認め合い、発揮できる社会にしていけますように。。。

そして、あなたも社会に感じるモヤモヤを #しなきゃなんてない で発信してみましょ。

おしまいまで、読んでくださってありがとうございます✨ あなたの明日が、ちょっとステキになりますように。