【おすすめの本】 アメリカで俳優に挑戦したい人。英語を勉強している人。
こんにちは、ニューヨークで俳優をしています、まさやです。
今日はアメリカで俳優になる事を志す人の為に役に立つ本をいくつか紹介します。英語のものと日本語のものと両方。
Fifty More Professional Scenes and Monologs for Student Actors
記事を購入してくださった方は「また！？」ってなると思います。他のブログでも何度も紹介している本なのですが、これホント良いと思ってます。
演劇学生の為の練習用の５０のシーンが詰め込まれています。１つの芝居が４ページ程で文章を読むのが苦手な人でも手が出しやすいですし、シーンは2人芝居でフレーズや会話のやり取りも勉強しやすい。
しかも、めちゃ面白い！ これが面白い！と思たら、だいぶ英語の理解度も上達出来てきているので、自信にもなります。
俳優を志す人にはもちろん！まだ英語を勉強し始めの人にも超オススメです。
Challenge For The Actor
僕が通っていた（現在もクラスを取っている）ニューヨークの演劇学校HBスタジオで学ぶウタ・ハーゲンテクニックの本です。いわば、我々のバイブルの様な本。
ウタ・ハーゲンさんは名女優であり、アメリカの演劇界を作った一人です。
ウタ・ハーゲン演劇テクニックには役作りの為の６ステップというものがあり、それがこの本の１３４ページに載っています。
この１３４ページは、僕がHBスタジオに２年間フルタイムの学生として通っていた時、何百回も読んでいて、それが僕の演技の一部になっていることは間違いありません。
アメリカで演劇を学んでみたいという方は、まずこれを日本で取り寄せて読んでみるのも良いと思います。
“役を生きる”演技レッスン ──リスペクト・フォー・アクティング
これはウタ・ハーゲンさんの別の本で日本語訳されているものです。だがしかし、実は筆者は読んだことがありません。だがしかし、日本語です！
NEED 本当のあなたをさがす旅
ニコール・キッドマンやトム・クルーズなどのアクティングコーチで、元は本人も女優をしていた黒人女性、スーザン・バトソンさんの本。「人生を変えるアクティング・コーチ」として知られています。どちらかというと自己啓発の本に近いです。演技というのは、その役の人生を役者が作り上げる作業なので、自己啓発は役に立ちます。その役を演じるのは役者自身なのですから、役者自身が自らのことを知るのはとても大切な作業です。
また、この本は俳優でなくとも、どんな人にも役に立ちます。実際にこの中に出てくるスーザンがレッスンをする生徒は会社員や一般の人たちで、何かを克服したいけど行き詰まっている人たちです。
この本は僕がアメリカにくる前に元劇団四季の某舞台俳優さんからオススメしていただいたのですが、僕も当時この本を読んで自分の意識が変わった、変えようと思いました。
早川雪舟-武者修行世界をゆく（人間の記録（８７））
皆さんは、早川雪洲を知っていますか？
チャップリンの時代に生きたアジア人初のハリウッドの世界的大スターです。奥様の青木鶴子さんもハリウッド初のアジア人スター。
スターだけれども体の大きなアメリカ人の中に入った時、身長が低かったため、女優さんと並んだ時に雪舟の足元に箱馬（カサ増しの台。英語ではApple Box）を置いたり、女優さんの足元に穴を掘ったりして雪舟の身長を高く見せたという話が有名です。
それにより、sessue（セッシュウ）という言葉が「Apple Box」という言葉の代わりに使われたり、動詞としても俳優の高さを調節する時に"To sessue = セッシュウする"と使われる様になりました。現在アメリカではもう使われていないですが。
僕が日本にいた時は、映画の撮影現場などで「おい、セッシュウして！」と聞いたことがあったので、今でも使われているのではないでしょうか。
あ、そうそう、本の紹介！！
この本には上記のトリビアは載っていません。（笑）早川雪洲という日本人大スターの自伝です。とにかく面白い。しかも本人が書いた自伝です。
テラビシアにかける橋
アナソフィア・ロブ主演で映画化もされた、キャサリン・パターソン作の小説です。
この映画めっっっっっっっちゃ好きなんです！
何度観ても心が踊り、そして涙。この原作の本を読んでも同じく！ティーン向けで本が苦手な人でも読みやすく、僕は英語版も持っていますが、英語の勉強にもオススメです。英語版↓
ホンッット好き！
おっと、俳優になる為にオススメの本ではなかった！
ただ自分が好きで勧めたかっただけです（笑）
映画↓
他にもまだオススメのアクティングの本などありますが、今回はここまで。
評判がよくても悪くてもまた書きます。
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まさや
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