見出し画像

就活解禁

今日3月1日は、25年卒を対象とした就活が解禁される日である。
自分の時もそうだったが、今年は売り手市場のようである。
就活解禁のニュースを見る度、当時の自分に強く言いたいことが山ほどある。

「妥協するな。就活を妥協するのは人生を妥協するのと同じだぞ。」
「何もかも捨てて就活にフルコミットしろ。」
「周囲の声はシャットアウトしろ。」
「自己分析を念入りにやれ。向いてない仕事に就くと地獄を見るぞ。」

挙げだしたらキリがないが、それほど自身の就活時代を後悔している。
特に後悔していることとして、下記の3つがある。


①まともに自己分析をしなかった

就活に限った話ではないが、自己分析は非常に大切かつ難しい。古代ギリシャのデルフォイの丘に建つ、アポロン神殿の入口の柱に刻まれた格言のひとつに「汝自身を知れ」と言うものがある。神聖な場所の入り口にその言葉が刻まれているのはなぜか。それはいかに自分自身を知ることが難しいかを示しているからではないか。
当時の自分も、どういう人間で何が好きで何が得意かなどを全く分析せず、「まあどこ行ってもやるだけよ」と楽観視していた。その結果、食品系の営業として内定はもらえたものの、入社してから営業が自分に全く合わないと気づき、毎日死んだ顔をして仕事をするハメになった。

②周囲を気にして妥協してしまった

単なる言い訳でしかないが、当時部活をやっていたこと、そして要職に就いていたこともあり、就活に充分なソースを割けなかった。
何より一番厄介だったのはOB達が「就活なんか適当にやっとけ」と圧力をかけてきて、それを気にしすぎてしまい、就職先を妥協してしまった(その言葉の真意はいまだに不明)。
あの時の自分に「お前らは俺の人生に責任とってくれるんやな?取れんのやったら黙っとけ。」と言える度胸がなかったのが悪いが、OB達からの圧力と自分の人生を妥協することのどちらが嫌かを真剣に考えていれば、後悔はしなかったと今でも思う。人生の大半は仕事に費やすのだから。

③自分の理想(ゴール)を明確にしてなかった

就職先を選ぶにあたり、待遇を気にするのは珍しくないことだが、自分の場合は待遇ばかり重視して自分の本当にやりたいことや理想を明確にしていなかった。
何が得意で何が好きで何が大事か。業界研究や企業研究等はこの3点を明確にしてからでも遅くないと最近になって初めて気づいた。

と、取り止めのない文章を書いてみたが、思い出せば思い出すほど後悔しかない。
ただ、だからこそ思うし、就活生に強く言いたい。


「仕事選びを妥協するのは人生を妥協するのと同じだよ。今までにないぐらい真剣に自分と向き合って、理想の自分を明確にしよう。そして、自分の人生を自分の手で豊かにしようよ。」と。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?