事務所 note:新NISAにより一部で起きているiDeCo不要論
昨今のSNSで、「iDeCoいらなくね?」論調が多かったので、
両方の制度の特徴も踏まえた上で、私の持論を述べさせて頂きます。
ちなみに、私はiDeCoとNISAの両方やってます。
いつも事務所noteをご覧頂き、ありがとうございます。
名古屋と札幌で活動している、
独立系ファイナンシャルプランナーのおさかべです。
私の自己紹介になります。
お時間のある方は、こちらの記事も見て頂けると嬉しいです。
結論:iDeCo不要論は早計
iDeCoには、NISAにはない長所があります
仮にiDeCoの掛金をMAXでやるならば、
現行制度であれば、43歳以下の方は
生涯の投資金額がNISAの1,800万円を超えます。
そして、iDeCoは年間の掛金が小規模企業共済掛金控除として、
全額所得控除が可能です(これが65歳を迎えるまで可能になります)。
こういう質問もされるでしょう。
「いやいや、今回のNISAの非課税期間恒久化は大きいでしょ?」
→自分が何歳になるまで運用したいかが問題です。iDeCoも65歳まで運用できます。
人生100年、死ぬまで運用!というのであれば、NISAの方が良いですね。
個人的には、現在のご自身の年齢と納税額、
余裕資金などを総合的に考えて判断してもらいたいなと思っています。
このような質問もあるでしょう。
「iDeCoは中途解約ができないけど、NISAは何時でも解約できる。」
→両制度には、それぞれ目的があります。
例えば、iDeCoは退職金を作ることが目的。
明確な目的もなく、とりあえず逃げ道を確保しながら、
投資も始めるというのであれば、
iDeCoにしろNISAにしろやらない方が良いと思います。
中途半端な気持ちで始めると、
相場が急落した時に踏ん張れずに売ってしまい、
損をしてしまうことになりかねません。
リーマンショックの時がその好例になります。
投資の目的が、子どもの学資なのか、マイホームの返済資金なのか。
はたまたマイカーの購入資金なのか、
老後資金なのかで客観的に判断してください。
自分のキャリアに合わせてNISAとiDeCoの良いとこ取りを
年齢や家族構成、勤務形態等々
例えば、一流企業の会社員で、
年金は3階建てで退職金もしっかりあるという方は、
無理にiDeCoをやる必要はないと思います。
老後も、今と同じくらいの生活水準でいたいという方は別ですが。
逆に、私のように30代から事業主をしているような人間は、
退職金もなく年金も少ないということになるので、
必然的に自分での退職金作りが必要になります。
毎年の税負担も抑えたいですし、
バリバリ稼げるのもずっとではないですし。
上記の例に当てはまらない会社員の方は、会社の退職金や年金定期便で、
ご自身の老後資金を計算して頂いて、
NISAとiDeCoを必要なだけ取り入れて頂きたいです。
一番伝えたいのは、どちらかが絶対正しいということはありません。
周囲に聞くだけでなく、自分の置かれた状況で判断することが一番です。
新NISAの制度改正もありましたが、
iDeCoも今年の10月から改正されています。
時代や要望に合わせて、制度も少しずつ変化しています。
NISAにしろiDeCoにしろ、
デイトレードのような短期運用で
成果を出すための制度ではありません。
まとめ
結論:iDeCo不要論は早計
自分のキャリアに合わせてNISAとiDeCoの良いとこ取りを
両制度ともこれからも改良される可能性が高い
個別相談については、サービスにもよりますが、14,850円(税込)からになります。
当事務所のアドバイスは、市場への客観的な視点。
そして、投資初心者の方でもお金の安定的な運用を行えることが特徴になります。
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