井澤茉梨絵 個展「巨人の化石と絞め殺し植物」 対話型鑑賞会
井澤茉梨絵 個展
「巨人の化石と絞め殺し植物」
鑑賞ワークショップ仲間なオダガーによる対話型鑑賞会に参加。
会場はアトリエ 兼 展示スペースのspace 櫛形。
大きな作品を使った鑑賞会はひさしぶり。
近づいたり離れたり、動きと距離によって鑑賞体験が変わる大きな作品のおもしろさ。
対話型鑑賞は、ファシリテーターと鑑賞者のみで進めることが多い。
作家がいると話しづらさなど出てしまうため、鑑賞中は一旦作家さんに場から離れてもらうことがある。
今回も鑑賞は作家抜きで進めていた。
対話型鑑賞を通して、鑑賞者からは様々な言葉が出ていた。
女性、過去の記憶、分人、女性的なやわらかな曲線、胎児、胎児の世界、捉われる、トリミングなど。
(加えて脳内で出ていたキーワード:マジョリティとマイノリティ、常識と非常識、分断、コミュニティ)
5つの作品を組み合わせて構成されていて、鑑賞者一人ひとりで、作品を並び替える遊びがおもしろかった。
ぼくが作った組み合わせは、男女(ジェンダー)、結婚、男女の間に生まれるもの(失うもの)、捉われる(ステレオタイプ、常識、慣習など)、あたりを考えていた。
どこからこの作品をみるのが好きか?
「アトリエの外に出てもいいですよ」という声がけで、真っ先にアトリエの外に出るのであった。
青い人を3本の柱が牢獄のように閉じ込めているように見えておもしろい。
作品鑑賞が好きな作家さんが、
制作→鑑賞→制作→鑑賞と、鑑賞しながら制作を進めていた制作プロセスも面白い。
作品鑑賞しながら動き回る鑑賞者を、長時間露光で作品に融け込ませるのも相性がいい。
対話型鑑賞ってなに?という方はこちらをどうぞ
対話型鑑賞を体験してみたい!という方はこちらをどうぞ
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