きらめき彫刻祭で谷根千を歩く
六本木アートナイトのガイドボランティア仲間が関わる
きらめき彫刻祭に行ってきた。
きらめき彫刻祭とは?
感想
日暮里駅から根津駅までのエリアにかけて、3-4時間くらい歩いて見て回れるかな。あいち2022で一宮市・常滑市・有松地区を巡った時に、街歩きを通じて地域と出会えて喜びを感じていたのを思い出す。ギャラリーに加えて、カフェや雑貨屋などが多いエリアで、ゆっくり寄り道しながら巡るとたのしそう。3-4時間歩くといい運動にもなる。
きらめき彫刻祭は、「彫刻とはなにか?」をキュレーターやアーティストに問う場であり、展示や作品を通じてそれぞれの「彫刻とはなにか?」が表現されている。各会場を担当するキュレーターとアーティストがいて、アーティストがキュレーターを兼ねている場も多い。作品のキャプションというと、「学芸員が書いているもの」というイメージがあるが、「作品のキャプションをアーティストが書く」とキャプションも作品になるのではないか。
上述の通り、作品に加えて展示やキャプションからも作家性を強く感じる。理論と実践の往還を通した芸術表現。昨日、リプレイスの学びで、自分のモデルをつくるということ、スポーツ科学の中での実践と理論の往還について触れていた。アーティストはこれらの実践を積み重ねている生き方をしている人たちなんだろうな、と実感していた。そしてすごく彫刻作品をつくりたくなるし、自分のモデルをつくりたくなる。
以降は、写真を中心にきらめき彫刻祭の雰囲気を。
1/ 朝倉彫塑館
彫刻をSUKIYAKIという概念で捉え直す発想のおもしろさ。
Daisuke Ida Collectionを通じて、朝倉彫塑館の中に小さな朝倉彫塑館をつくっているようにも見える。
2/ 貸はらっぱ音地
敷地内に入ったものの作品発見できず
3/ 旧平櫛田中邸
作家の心技体の中で起きる彫刻、文学を通して触れる彫刻。
4/ 半澤美術店
やってなさそうだな・・・、と思っていたら半澤美術展のみ2/16(金)からだった。
5/ 櫻木画廊
彫刻家 安藤榮作さんの表現が頭に浮かぶ。
6/ 感應寺 境内・外壁
7/ haco -art brewing gallery-
彫刻の実物を目にしながら、彫刻を使った映像作品を鑑賞する。
映像に合わせて、身体を動かして彫刻を観ていくとたのしい。
8/ LIBRE
「目で作る・手で創る」「作家としての生き方と主体性」という2つのキャプションが味わい深く、作品をより身近に感じさせてくれる。
9/ ギャラリー美の舎
こちらも入口に張られているキャプションが興味深い。キャプションというか、キュレーターが他のアーティストに向けて書いた相談メールの文がそのまま貼られている。作品をつくる過程の作品と作家の相手に起きるプロセスを、どう展示するか?
10/ The 5th Floor
『景観観察研究会「自然の中の人為」』
キュレーション|山本 修路
アーティスト|筏井 宏美、伊勢 武史、山本 修路