ジグゾーなペットシート
いつか、お金持ちになったら、毎回ポンとペットシートを捨てるようになりたい。
ペットとともに暮らしている人は多いのだが、ペットシートをどうしているかは中々聞きにくい。うちでは、オシッコの部分を切り取って捨てる。残った所はジグゾーパズルのように最近の傾向に従って、並べておく。
なぜかわからないが徐々に部屋の中央に行く。このシートもトイレの洗面台の下に敷いていたのだが、少しずつ外すのである。
大きく外すと怒られるのだが、外すのはチビットなのだ。仕方ないからそれに従って動かしている。
マユのオシッコを始末していると、父のトイレの始末を思い出す。いくら頼んでも、座ってオシッコをしてくれなくて、足元に小便が池になるのだ。時折トイレのスリッパのまま廊下に出るのだが、部屋まで転々と跡がつく。
夏場は、猛烈な匂いであった。
毎日2回拭いては、雑巾を洗った。
僕の役目であった。時折(2ヶ月に一回くらい)ウンコの付いたふんどしを持って家に食事に来ては慌てさせた。
二層式の手動洗濯機を実家において、父の洗い物は僕が洗濯をしていた。
中古屋さんに売っていた。僕は全自動よりこちらのほうが好きだ。
小屋に仕舞ってある。
妻が先に逝って僕が自分で洗濯をするようになったら、これなら使えるであろうか。東京時代は手動の二槽式で洗濯をしていた。
酔っ払って、背広をしたことが有る。アレには驚いた。
ポッケから「おしぼりに包んだ寿司や唐揚げ」が出てきたりしたものである。
それでも、最後まで父の心は狂ってはいなかった。父の姿を思い出すと自分の30年後を考える。
施設では死にたくない。
食事を素材から作ることが、助けになると信じている。
厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。