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「天誅と言う自殺」で命を燃やして絶望を表現した彼の孤独。

天誅というのは、テロリストの側から見た「事件」の決着の付け方である。
「事件」というのは、この殺人ではない。彼自身の孤独と悲劇である。
宗教団体に食い物にされて、自分の家族から吸上げられた金が政権政党に流れたのである。証拠はなく、どこへ行っても門前払いである。周りからもバカ扱いである、これは恐ろしい孤独であろう。彼の心が痛いくらいわかる。


しかし、自民党全体が買い取らっれているではないか。
自浄などということが出来るわけがない。
おまけに表に出ている金額もせこい(笑)。
見えないところでどれだけ便宜を図っているかわからない。
いくら、事実を重ねても、証拠がないと突っぱねられる。
悪人は「証拠」など残さない。約束を守らねば悪いことは続けられない。
どんなに証言が出ても、トップまでは行き着けない。
可愛そうな官僚が自殺して終わりである。

国会銀は、平気である。モリカケでどれだけのことが起こったのか結局は逃げ切りである。


官僚という壁は見事に忖度の先を守る。
メディアはすでに向こう側の手先である。
何よりも、政治家は選挙で勝たねばただのニートである。
しかし、自民党もこの天誅を見事に利用したものだ。
そんでもって、国葬である。
見事としか言うことはない。

このまま、有耶無耶にするのだろう。
選挙という巧みな方法で格差を自己責任にさせている民主主義はすでにおしまいなのだ。
もう選挙に行きたくない。

陰謀論とは

「結果から因果律を類推する思考方法」を否定する側の断定である。
近代刑法は法廷で事実と認定された証拠によって断罪する。罪刑法定主義と適正手続こそが人権を守るのである。
しかし、「パブリック=ヒトの集団の共通の価値」において、『それ』を援用することは正しいことではない。
かつて、「神」の信託を受けて政治(まつりごと)を行っていた時代は、種植や収穫の時期を読み間違ったための飢饉が起こった場合、神官(為政者)は殺された。結果の責任を取ることを守るために富を持つことを許されていたのである。やがて生贄を殺すことで「神官」は生きることに成る。見事な保身術を見つけ出したのである。
子供が自殺しても校長は頭を下げて教育委員会に戻りほとぼりを冷ます。

一時期、無差別な殺人が大流行になったことがる。
命を燃やす側から見たら誰でもいいのである。そんな社会はあまり嬉しくない。


現代の神官である官僚は適切なマニュアル通りの手順を踏めば生き延びられる。自殺した子供は歪んだ行政の生贄である。
熱海の土石流の事件をみればわかる。みな適切な法に従っているので無罪である。どれだけヒトが死のうと為政者は無傷なのだ。家族を奪われ、全てを失った民(=准テロリスト)にとっては、民事訴訟など何の役にも立たない。

必ずしも「為政者は民に対しての結果責任を負うべきだ」とは言わない。どうしても救いきれないことは起こる。しかし、共に生きるコミュニティに属しているならば、自分なりのケジメを付けるべきである。共に悲しみ、慈しみ合うことがコミュニティ全体の悲しみを癒やすのである。

政治は民からの委託である。それを忘れて利(大企業のために政治を行うこと)に走る姿こそが問題である。
しかし、今や為政者と民は余りに離れすぎた。もしかしたら、最初から共に生きてなどいなかったのかもしれないが。
そもそも、地域が富を生んでいた時代は、その余剰を地域で共に生きるためのパブリックへと投資してコミュニティを豊かにしていたったのである。

学者(現在の占い師)も同じである。星の運行を読んで為政者に自分の信念を伝えるべきが「給料」を出す為政者の顔色をうかがう。

世の中敵ばかりである。みんな仲良しで楽しそうだ。
僕が親会社が潰した鉄工所の労働組合の委員長だった頃、部長連中は倒産の欲費から次の勤め先が決まっていた。会社を倒産させた責任者がである。
組合員は一年経っても決まらずに家族が離散した人もいた。

今でも彼のことを考えると涙が出る。僕はといえば、どこの会社も雇ってくれないからソフト会社を始めたのだ。
僕の人生は幸運であった。

僕は選挙の大事さは知っている。父と母は選挙の最子供時代を過ごして権利として選挙を得たのだ。
だからこそ、「選挙というシステム」自身が機能しなくなっているのは悲しいものである。選挙というのは、「投票」という一見公平な制度を通じて、「社会の格差」を自己責任とするマジックである。今選挙すれば自民とはボロ負けであったろう。統一教会の名前が出たのも孤独の中で天誅を下した彼の人生も、みな選挙後に公表されるのはそこに意図があるとしか思えない。
別に宗教団体が悪いということではない。宗教という共通の価値を守ろうとするのは良いことである。ヒトは価値を共有することで共に生きる生き物なのだ。


問題は、汚い方法で金を吸い上げて様々な見えない方法で政権政党に流れていっていたことである。

こういう社会はテロで滅びるほかないのだ。
飛行機が原発に落とされただけで世界は破滅する。
内部告発やリークはテロの一種である。
「✗✗砲」はヒトを殺さないテロなのである。
しかし、選挙民は自分たちに利を与える企業の手先を当選させる。

優秀であるから選ばれるべき政治家や役人がどうして世襲される?
公務員試験さえ受かれば、高級官僚の子供はスラスラと上に上がる。
政治家は政治団体に富を移して相続税は払わない。みな適切で政治的に正しい卑怯な方がの常套手段である。

ハロウインの都会の喧騒を見ると「江戸時代のエジャナイカ」を思う。
もう、政治など「エエジャナイカ」である。
なぜ中国の戦国時代には国が滅び、その後の官僚制度が社会を固定化したのか、そして崩壊したのか、考えるべきである。

民は「こんな国」を守ろうなどと思わない、カムカムタリバンである。

厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。