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子供の授業参観に参加して感じたこと①


先日、我が娘(小1)の授業参観に行ってきました。

そこで本当にたくさんのことを感じたので綴ってみます。

あなたの何か気づきになってくれたら嬉しいです。




授業参観の日程はずいぶんと前から決まっていて、家族共有のスケジュールアプリ(我が家はTimeTreeを使っています)で把握していた。


妻「来週〇〇(娘)の授業参観よろしくねー!」

僕「あぁ!そうだった。その後懇親会もあるんだっけか(ちょっと面倒だな・・・)」

妻「うん。詳細はプリント見て。」


僕は昔からスケジュール管理が苦手だ。
アプリを導入してからだいぶ改善したけど、基本自分の予定に精一杯で、リマインドしてくれないとスケジュールに入っていてもうっかりすることもしばしば。

(娘の授業参観初めてだし、どんなもんか見てみるか。)

49対51で面倒と好奇心が拮抗していた。



授業参観当日。授業開始2分前に到着した。
いつもギリギリなのは昔からだ。

「こんにちは〜(小声)」

恐る恐る教室に入ると、一部お父さんもいたが、保護者のほとんどはお母さんだった。


なるほど。

ここで今朝の娘とのやりとりを思い出す。


× × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × ×

娘「今日の授業参観はママじゃなくてトトなの?」
※父ちゃんと呼ばせたい父→長いのでトートと呼ばれる→トト
#キムタクには全く憧れていない

僕「そうだよ。ママがよかったの?」

娘「うん・・・」

僕「(ひでぇ、つれぇ)そうか・・・ママじゃなくてごめんね。(よく言えたぞ俺)」

娘「(うん・・・)」

なんとも言えない空気だった。

ちなみに娘とはすこぶる仲が良い。

× × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × ×




クラスにはいろんな生徒がいた。

元気な子。
静かな子。
10秒に一回後ろを向いて親の顔色を伺う子。
目の前の消しゴムに全集中する子。

うちの娘は隣の席のちーちゃん(1番の仲良し)とおしゃべりをしていた。


おそらくこんな会話(妄想)だ。

娘「ねぇねぇ、ちーちゃんのママ来た?どこどこ?」

ちーちゃん「うーん、どこだろ。あっ!入り口のところ!いたいた😆ママー!」

娘「(あっ、トトだ)」

微笑む娘。ちょっと恥ずかしそう。


保護者が父なのは少数派だ。多くの友達が母なのに自分だけ父というのは恥ずかしさを感じるのだろうか。

「(おぉそうか。じゃあウィッグとメイクで女装して来てやろうか。)」
と一瞬考えた。いや、そうじゃないだろ。もっと目立つだろという結論に至った。
#当たり前




そして先生が国語の授業を始める。今日は漢字の練習だ。

【木】と【大】という漢字。
先生が黒板に書きながら書き順を説明する。

先生「はい、じゃあこの二つの漢字の違いがわかる人?」


生徒たち「はいーっ!!!!はいーっ!!!!」


実に興味深かった。


とにかく私を見て!と言わんばかりの子。
静かに手を上げる子。
体を大きく揺らしながら先生にアピールする子。
振り返り自分の親の顔を見ながら挙手する子。
ニコニコしてる子。
外を見てる子。

娘はというと
「あたしは興味ない。そんなんで承認欲求満たすタイプじゃないもん。」
と言わんばかり。
#強い

ちなみに授業中、生徒を当てる場面は5回以上あったが、
娘が挙手することは一度もなかった。



子供の承認欲求をきちんと満たしてあげているのか?

色んな生徒を見ながら、勝手にその子たちの家庭の様子を想像してしまった。


きっと忙しさなど親の都合で、子供のことをちゃんと見てあげられなかったり、
子供からの欲求に対して応えられていないのかな。不安を感じさせちゃってるのかな。

きっと家庭での子供への接し方が、授業中の態度に少なからず影響を与えているんだろうなぁ。


果たして我が家も娘からの承認欲求に毎回適切に応えられているのだろうか?
そんなことないよな…。

と自問自答した。

もちろんすぐに応えられないときもある。

「ねぇねぇ!ママー!(パパー!)」

そんな時
「ちょっと待って!!」

と言ってそのまま忘れてしまうことはないだろうか。(ドキッ)


「今手が離せないからちょっと待ってね。」

そして手が空いたら

「はい、お待たせ。なーに?」

この流れが大切なんだと。

子供のそういう欲求を満たしてあげることが、自尊心や自己肯定感というものに繋がるんだと。


子供は意外と覚えているし、親のことを見ている。




国語の授業は終盤に差し掛かる。

教材のタイトルは【うみのかくれんぼ】

先生は黒板にスクリーンシートを貼り付けて、プロジェクターで動画を流した。


海の中をタコがおよぐシーン。

そこで何人か生徒が叫び出す


「うわ!マジできめぇ!」
「うわ〜ぐにゃぐにゃしてるー!」
「きもーい!」
「マジでキモ〜い!」
「やわらかそ〜」
「なにこれ〜!」


実にさまざまな反応だった。



子は親を映す鏡


ここでもふと思った。
子供が汚い言葉を使った時、

「やめなさい!そんなこと言うの!」
「どこで覚えてきたのよそんな言葉!」

などと反射的に言ったことがある人は多いと思う。僕もある。

その汚い言葉、親が使っていないだろうか?

子供(「パパだって、ママだって言ってるやん…」)

子供は親のことをよく見ている。



「子は親を映す鏡」「子は親の背中を見て育つ」なんてことわざがある。

誰しもが聞いたことあるし、そのほとんどがこう言うだろう。

「そんなこと分かってるよ」
「分かってても簡単にできないんだよ」


かくいう僕も、分かっていながら、子供に対して理不尽に怒ったり、筋の通っていない要求をしてしまっていた。今はだいぶ減ったように思うが。
#ここら辺の話はまた別の機会に


「大人はいいんだよ」
「親の言うことを聞きなさい」

一見、正しいんだけど、それを印籠のごとく、子供に対して使っていないだろうか?

6歳にもなるともう子供騙しは通用しないんだ。特に女の子は。


子供は親のことをよく見ている。



基本的に子供は、親と過ごす時間が最も長い。当然その影響を一番受けるだろう。

だから、所作や話し方を改めさせようと思ったら、まず自分が変わらないといけないんだなぁと。


「勉強しなさい!」
「宿題しなさい!」
「片付けしなさい!」

子供にそう言いつつ、
あなたはソファに寝転んで携帯片手にSNSを見ていないだろうか?

僕はやっていた。

そりゃ言うこと聞かない訳だ。

今はそういうのは極力やめた。そしたら娘の行動が最近変わって来たのだ。
行動が変わったから性格も変わってきたのだ。
#この話もまたどこかで


子供は親のことをよく見ている。



改めて、強く肝に銘じようと思った。



授業が終わり、帰りのクラス。

ここでもさまざまな生徒がいて面白い。


一目散に片付ける子。
その子を見て自分もやろうと動き出す子。
友達と戯れあって片付けしない子。


娘は仲良しのちーちゃんと喋っていて一切片付けをしていなかった。

興味深かったのは、ちーちゃんは娘とお話しながら、ランドセルに教科書を黙々と詰めていたこと。適応性高すぎだろ。



ふと、トトの顔を見つけて駆け寄ってくる娘。


僕「みんなお片付けしてるけど、しなくて平気なの?」

娘「うん!大丈夫!今日ちーちゃんと帰るからトトひとりで帰ってね!」

僕「お、おk」

結局、最後の1人までランドセルに教科書をしまわなかった娘。

あぁ、そういえばマイペースって自分も子供の頃にめちゃくちゃ言われてたなぁ。

確かにいつもマイペースな行動しているし、それを見てる子供はマイペースになるわな。



今回のケースを物語思考的に考えてみる


最近話題のけんすう氏の著書『物語思考「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術』風に考えてみた。

ざっくりどんな本かと言うと 

- 「やりたいことを見つけよう」というメッセージは、ほとんどの人にとっては使えないツールだとわかった今、「なりたい状態から逆算する」がいいんじゃないか

- 「過去があるから今の自分がある」という考えもほとんど意味がない。それだと、今行き詰っている人間は何もできなくなる。それよりかは「未来からの逆算でうまくいく方法」を考えたほうがいい。

けんすう/X(Twitter)ポストより 2023年8月11日

自己理解プログラムと考えが真逆ではないか?というそこのあなた。これの解説はまたどこかで。


さて。
子は親を映す鏡ということで、子供を自分のなりたい姿(キャラ)だと設定してみる。

そのキャラ(子供)に行動をさせてみる。物語を転がすってやつだ。

でも子供は自分自身ではない(つまり他人)のでコントロール不能。

ある意味一番難易度が高いキャラと言える。

このキャラを思い通りに動かそうと思ったら、まず自分がその行動をしなければいけないからだ。


しかも厄介なのが、その映し出す鏡は時間軸が歪んでいるということ。


自分が行動した通りに子供が行動するとは限らない。

そして必ずしも今現在の自分を映し出しているとも限らない。

昨日かもしれないし、1年前かもしれないし、1年後かもしれない。

ましてや姿形が違うわけで。そんな鏡で自分を確認するって超難易度が高い。

そう考えたら、自分のなりたいキャラ設定をして、そのキャラに行動させるって簡単なのかもしれない。

興味があったらぜひ読んでみてほしい。物語思考。あなたの人生が少しでも楽になりますように。



子供という鏡に映るあなたは、はたしてどんな姿だろうか?


懇親会編へ続く



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