見出し画像

一人ひとり、個の力を輝かせたい。

こんにちは。スカイベイビーズ代表の安井です。

「フラット組織における人財マネジメントってなんだろう?」ということを日々、考えています。今日は私なりに考え、実践していることについてお話ししたいと思います。

しんどい瞬間を見逃さない

スカイベイビーズのメンバーは全員が兼業家であり、全員がリモートワーカーです。全国どこに住んでもOK。これは新型コロナウイルスの流行によって始めたわけではなく、私が会社を引き継いだ8年前から続けていることです。

最近、「リモートワークでの人財マネジメントが難しい」といった話を聞きます。スカイの場合は、個人事業主としてキャリアを積んできたメンバーが多いため、「管理」という意味でのマネジメントはほぼいりません。ミッションを自分の時間軸で、自分でスケジューリングし、自分で実践することができる人たちの集団だからです。

ただ、管理をする必要はないけれど、体調というか、しんどい瞬間は見逃したくないなと思っています。オンライン会議って、今話していることやジョークが「本気か?冗談か?」分かりにくいときがあるじゃないですか。

すごく思い悩んでいるのに、笑ったような表情をする人もいれば、すんとした表情をする人もいる。だから、日頃から表情を表情のまま汲み取っていい人かどうか、知っておきたいと思っています。みんなが「本気でしんどいとき」を見逃さないために。それぞれの表現力のちがいを汲み取るよう努力しています。

そこで、普段からどうしているのかというと、どれだけベテランのメンバーに対しても電話やオンライン会議で開口一番に「元気?」って聞くようにしています。普通ですね(笑)。でもわりといつも聞いてるはずなのに、このあいだ、とあるベテランメンバーが「え、なんでそんなこと聞くんですか?」って笑っていましたけど。彼は本当にしんどいときはきっと笑わない人なので、「笑っているっていうことは大丈夫なんだな」と安心したりしました(笑)。

遠慮がちな人をケアする

リモートワークが始まり「さぼる人が増えた」と嘆く会社さんもいます。私個人としては、さぼりたい人はさぼったらいいと思っています。ただ、スカイではさぼった分、自分の価値を発揮する場所がどんどん減っていきます。仕事が減るということは、給料も減るということです。人間、さぼりたい瞬間もあるでしょうから、自覚し、自己コントロールできる人がさぼるのは問題だと思いません。

ただ、さぼるのではなく、遠慮してしまう人にはケアが必要だと思っています。めちゃくちゃ能力が高いのに前に出ないというか、あまり目立とうとしないというか。自分から「あれやりたい、これやりたい」と声を大にしないタイプの人。そういう人が「価値を発揮できる場」は私や周囲が用意していかなければ、と思います。

個の力を明確にし、社内に宣伝する

価値を発揮できる場をつくるのと同時に、「一人ひとり、個の力を明確にする」必要もあるでしょう。スカイベイビーズには、私以外に17人のメンバーがいるのですが、全員が全員、仕事で絡みがあるわけではありません。だから中には、「○○さんはこんな能力を持っている」というそれぞれの強みを知らないことがあるんです。

だからまず、「一人ひとりの個の力を明確にすること」を大事にしています。人は常に成長していますから、その都度、「一人ひとりできること」の最新情報を更新していくよう心がけています。

そして、「一人ひとりの素晴らしさ」を社内に宣伝するのも私の役割です。クライアントの特徴やプロジェクトのカラーに合わせて、「◯◯さんが適任ではないか?」ということを発信していきたい。もちろん、本人へも「あなたはここが強みだよね」とフィードバックします。17人のメンバー全員と、真剣に向き合いたいです。

結局、私がやりたい人財マネジメントは、「個の力をどう輝かせるのか?」ということに尽きるのかもしれません。


★「個の力が輝く」=「価値発揮」についても、語っています。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?