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あなたの価値、発揮できてますか?

こんにちは。スカイベイビーズの安井です。

私たちは2021年から「自然体で、生きよう」を理念として掲げ、経営のあり方を「自然体経営」と呼んでいます。

そのなかで「自然体でいるために必要な12の要素」を定義づけているのですが、要素のひとつに「価値発揮できていること」があります。

人は一人では生きていけません。ご飯を食べていくためには、自分以外の誰かの力を借りなくてはなりません。自然体で生きるとは、ただ単に自分本意で好きに生きていくことではなく、自分の価値を発揮できる環境で生かされることでもあるのです。

そこで今日は、私自身の「価値発揮」についてお話してみたいと思います。

というのも、スカイベイビーズではたびたびメンバーに対して、「自分の価値を認識し、きちんと発揮していく必要がある」と伝えています。自分の価値発揮について語ることは、「私はこれができます!」と宣言するような恥ずかしさがありますが(笑)、まずは自分が手本になってみたいと思います。

クライアントに、メンバーに、どんな価値を発揮しているのか?

私のキャリアは、劇団での舞台制作から始まりました。選択肢をたくさん増やしたくて、舞台のチラシの企画、デザイン、劇団員のオーディション運営、社員採用、育成カリキュラムの策定、養成所事務、タレントマネジメント、イベントディレクションなど、とにかく何でもやりました。その後、編集プロダクションに入社し、本格的に「編集」を生業とし始めたのですが、クリエイティブのど真ん中からそれ以外のところまで、守備範囲は広かったと思います。器用貧乏にならないよう、その都度、「僕の存在価値って一体なんなんやろ?」と立ち止まって考えてきた自負があります。

コアは「編集=ディレクション」なんでしょうが、常に、「クライアントに対する価値発揮」と「メンバーに対する価値発揮」、その両方を考えてきました。

今、クライアントに対して発揮していると思う価値は、「誰も言わないことを提案すること」でしょうか。たとえば、「オウンドメディアを立ち上げたい」という依頼があったとき、よくある「Webマーケティングの文脈」だけで提案しません。変化の激しいこの時代、企業は、マーケティングやブランディング、採用などといった単一的なものさしで解決できないほど複雑な課題を抱えています。業界、業種といった規定の枠組みにとらわれず、守備範囲広く提案できることを強みに、あらゆる角度からクライアントにとっての「最適解」を考えるようにしています。その結果、誰も言わないだろうことを提案をしています。その方が私自身も楽しいですしね(笑)。

お客さんからは、「安井さんと打ち合わせをすると楽しい!」とか、「まさかそんな提案をしてくれるとは思わなかった。でも、納得です!」と言っていただけることが多く、嬉しく思っています。こういった声を増やしていくことが、私にできることです。

それから、どんなにしんどい場面であっても、絶対にクライアントを裏切らない、逃げない、というのも、私の価値といえるかもしれません。そもそもしんどい状態に陥らならないよう、仲良くなって信頼関係を築く。互いに思ったことを素直に言い合える関係を築くよう心がけています。

一緒にプロジェクトに取り組むメンバーに対してはまず、「クライアントのニーズを掴み、的確に発注すること」で価値発揮をしています。クライアントの意向や考えをクリエイターに真っ直ぐに伝えられるよう、クライアントに対してもしつこいくらいヒアリングをします。

また、「クリエイティブのプロセスを簡略化すること」も、価値発揮のひとつでしょう。制作陣が気持ち良くクリエイティブできるよう、クライアントから投げかけられた質問への回答ひとつとっても、「誰に聞くべきか」をすごく考えます。一人ひとりの手間を最小限に抑えられるよう努めているんです。「そんな小さなやりとりが大切なのか?」と思われるかもしれませんが、塵も積もればなんとやら。メンバーの限りある時間を大切に扱うよう心がけています。

あなたはどうですか?

みなさんもぜひ、自分自身が属している組織で、社会で、コミュニティで、どんな価値を発揮できているのか?を考えてみてください。

ときどき「自分が考えている存在価値」と、「周囲が認めている存在価値」にズレが生じている場面を見かけます。注意が必要です。それでは本当の意味での価値発揮になっていません。参画するプロジェクトごとに、あるいは節目節目で、自分自身で振り返る機会を設けることをオススメします。

価値発揮について考えることは、家族やパートナーといったプライベートな関係のなかでも大切かもしれません。「お金を稼いでいるから家事はやらなくていい」なんて時代はとっくに過ぎていますしね。家族のなかでの価値発揮については、また別の機会に話しましょう(笑)。


★他にも、「大切にしている価値観」を紹介します。

★ツイッターでも、日々、感じることをつぶやきます。


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