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愛おしいゴッホ

こんばんは、まさです。

今日は東所沢にある角川ミュージアムで開催されているファンゴッホ展に行ってきました。
ゴッホは1800年代の「夜のカフェテラス」などが有名な画家です。
精神疾患を抱えていたり、刃傷沙汰を起こして自分の耳を切りおとりしてしまうというクレイジーなイメージをお持ちの方も多いと思います。
このゴッホがとても愛おしいんです。
なんというか「ダメさ加減」が大好きです。

ゴッホの絵画は芸術素人の私ですが、どの絵画も素晴らしい作品だと思います。とくに光と影のコントラストが印象的か作品が目立ちなんだか引き込まれます。

若い頃と亡くなる前までの作品を見ていると、ゴッホが何を書きたかったのか、ゴッホが苦悩していたことを感じることができます。
こういった芸術作品は受け手がどう感じるかで価値が決まるものだとおもいますが、ゴッホの作品のほとんどが没後に価値がついたものらしいです。

生涯では1個の作品しか売れなかった、現代で言えばいいねが全くつかないのに インスタを更新し続けるという感じでしょうか。

若き日頃から分かり合える人と出会えずに孤独な人生。
印象派と出会い、光を自身の作品にのせられるようになり、ゴッホの人生にも光が見えて来たと思いきや、精神疾患による発作。

現代でもゴッホが愛されるのは、何一つ上手くいかない生きづらくてなんだかかわいそうな人生を歩んでいたからかもしれません。

芸術とは作者の人生や、生きてきた時代背景なども含めて作品を表していると思います。

生前のゴッホの作品はそこまで評価されていませんでしたが、まだ精神医学が発達していなかった時代に、ゴッホの作品が認められ現代まで伝わるほどのムーブメントを起こしたのは、人々がゴッホの人生や作品に救われた部分も大いにあると私は考えます。

日本で言えば太宰治の「人間失格」が累計発行部数上位に君臨し続けているのも同じ理由だと考えます。

人々の心を少しでも楽に、なんだか愛されてしまう天才たちの作品はこれからも大事にしていきたいと思いました。

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