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会社を居場所にするということ〜OWNDAYSがイケている〜

やぁ。
まさまさだよ。

コルクラボの9月のゲストは、OWNDAYS社長、破天荒フェニックスこと田中修治さん。 イェイイェイ!

ゲストトークを少し振り返る。

目次

✅人が大切っていうけどさ。
✅OWNDAYS社長が語る小売の未来
✅響いた言葉集
✅感想

でお送りするよ。
目次を見て、このnote読もうかと思った人は、破天荒フェニックスを購読した方がいいと思うよ。めちゃめちゃおもしろいから。

人が大切っていうけどさ。

破天荒フェニックスでも何度も出てきたセリフ
OWNDAYSは人が全てだ、的なやつ。

そうはいっても、作業員の様に扱われている社員は世の中にたくさんいるんだろう。

本に書いていた「人が大切」ってことが、OWNDAYSでは実践されていた。

具体例を書こう。
自社で《社内向け仮想通貨発行システム「STAPA」》を開発。
会社で働きながら、たまる・あげる・もらえる・交換する
これが、ものすごいのよ。

人がハマる5大因子

*戦い
*育成
*成長
*収集
*交換

大概のおもしろゲームはこの5大因子が満たされているという。

これを社内の仮想通貨システムで行っている。
【戦い】
他の店舗に売上で勝負を仕掛けたり、新しい店舗がでるにあたって、店長に立候補して選挙が開催されたりするという。
自分で自分の仕事の在り方を決めたり、チーム一丸となって、達成目標に向かっていくこともできる仕組みがある。

育成・成長
マイルがたまると、ブロンズ→シルバー→ゴールド→プラチナ、というふうに階級が上がっていく仕組みもある。
人にマイルをあげることもできる。たぶんだけど、あの仕事ありがとう。とかそういう意味でマイルを上げれるなら、人とのつながりで成長もしていくように思う。

【収集】
全国の店舗(外国にもある)に行くと、スタンプがもらえる。
スタンプラリーになっており、旅行ついでにいっちょ行くか、と社員交流も生まれちゃう。
無遅刻無欠勤マイルというものが存在する。
「あ、今日仕事めんどくせえな…でもオレ無遅刻無欠勤じゃん今まで、無遅刻無欠勤マイルをためるために、今日も行こうか…」となる。

【交換】
たまったマイルは、商品と交換できたり、社長と銀座の高級◯◯店でお食事券と交換できたり、スカイダイビング体験と交換できたりと、たくさんの体験と交換できるような仕組みになっている。お金があってもできない体験がたくさん用意されていた。

OWNDAYSに入社すると、このゲームをダウンロードして、OWNDAYSでのゲームが始まる。もう、仕事がゲームである。

田中さんがいった言葉で驚く一言があった。
世の中の労働なんてほとんどが無駄なものですから。
どういうことか。
メガネなど、一度買ったら大切に使えばいいし、修理して使えばいい。
他のものもそう。買い替えたり、複数もつ必要なんて本当はない。
警察・消防・医療さえあれば、生きていける。
人間生きていくために必要なものなんてほぼない。
自分たちのやっているメガネ屋も無駄。
無駄なことやっているんだから、遊び倒して楽しく金稼ごうよ。

そういっていた。
驚きがあったが、すごく楽になる感じがした。
これはどんな意味があるのだろう…そんなこと考えるからしんどくなっていく。だって、意味なんてない、無駄なんだから、ほとんどが。その前提に立てば、いろいろ楽しくなるんじゃないか?
そう思えたのだ。

なぜ、こういうシステムを作ったのか?
なぜ、自社で行うのか?
簡単に「お金がなかったから」だそうだ。
求人広告が出せない。
だったら、社員が友達を呼びたい会社に、バイトが友達を呼びたい会社にするしかなかった。それは、社員を大切にするということでしかなかった。
エンジニアやプログラマーが自由にクリエイティビティを発揮してもらうには、好きにやってもらって、試して、うまくいけば外部に売っちゃえばいい。自分で考えて歩める場所が大切だという

銀行に裏切られる(?)シーンがたくさん描かれていたが、その過去にさえ感謝している田中社長はかっこよすぎたのだった。

OWNDAYS社長が語る小売の未来

30年後には、お金(現物)も店舗もなくなるだろう。
駅ビルの店は現在90%ほどは物を売っているが、そのような店舗はなくなるだろう。イベント会場だったり、体験や情報が売られる場所、コミュニティをどうこうするっていう方向へ変わっていくだろう。
3Dプリンターが1家に1台という時代がくれば、流通はなくなり、原料と客がつながる。原料があれば家で物が作れるようになる。デザインやアイディアの価値はあがるだろう。

20年後、メガネ屋が店舗としてあるとは思っていない。
だから、社員を作業員にしてはならない。
メガネ屋がいらなくなったときに社員が困らないように、面白いやつらが育つように、個人のやりたいことができる会社にしていきたい。
ビジネスの避難訓練をするって感じかな。

響いた言葉集

・世の中の労働なんてほとんどが無駄なものですから。
・無駄なことしているんだから遊び倒せばいいじゃん。
・いい会社とは「いろんな価値観を受け止められる」
・目指すは、お金のもらえる宗教団体

感想

会社が居場所になっている人はどれくらい居るだろうか。
ゲームを攻略するように楽しく、チーム一丸となって仮想敵に向かっていけるそんな状態があるだろうか?
無駄だと思いながら、こびへつらう文化がそこにはあるかもしれない。
自分を肩書きだけで管理・評価される場所でしかないかもしれない。

会社が居場所になったなら、自分らしく居られる場所になったなら、頼ったり頼られたり、応援したりされたり、依存したりされたり、しながら自立していけるんだろうと思ったよ。
弱みさえも包含されてこそ居場所だとおもう。
それが会社でできたなら、うつ病も自殺も減るかもしれない。

大げさかもしれないけど、それだけ素敵な話を聞けたということだ。

最後に破天荒フェニックスの本の感想はコレを読むといい。

最後の最後に、僕は今日OWNDAYS渋谷マークシティ店でメガネとサングラスを買った。店員さんは丁寧で話しかけやすく可愛かった。

今日はとてもいい日だ。

おやすみ〜。

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