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ミャンマー日記:7日目〜ヤンゴンに戻って〜

7日目になりました。
まさまさです。

ヤンゴンのバス停に着く。

着くなりタクシー地獄

タクシー地獄とは
バスや電車、飛行機などを降りた瞬間から『タクスィ?どこまで?ホテルは?』とひたすら複数人が一気聞いてくる行為

寝起きがかなり悪い自分に気づく。

めちゃめちゃイラつく。

何も悪くないタクシードライバーに『どっかいけ!』

伝わらないので、タクシー地獄は続きます!ww

寝起きのタクシー地獄は僕を苛立たせるものの上位ランクインです。

プリペイド切れでネットに繋がらないので、プリペイド購入。

その間も『タクシー?どこ行くの?ホテルは?』とうるさくてイライラする。

プリペイドの暗証番号の書いたもの落としてなくしてしまう。

男の子が探してくれるが見当たらない。

1000チャット→80円くらいだし、もう一枚買うと、支払ったあと、手提げ袋に入っていたのを見つける。

『返すから金を返してくれ!』
と、1000チャット返してもらう。

タクシーの値段を伺うと『20000チャット』だと言われる。

grabで検索すると9700チャットと出ている。

それを見せて10000チャットで行ってもらう。800円くらいだ。

ヤマホテルへ。

ゆめちゃんが、ゆめちゃんの家の近所に宿を予約してもらっていたのだ。

至れりつくせりな旅だ。

チェックイン後、ゆめちゃんの家へ。
家の近くに市場がある。

ミャンマーの納豆を購入する。

ゆめちゃんの家で朝ごはんをご馳走になる。

広くて綺麗なお家に住んでいた、ゆめちゃん。

本棚には、セイントおにいさんww

部屋の奥には、スタッフが仕事を開始している。

いただきます。

ご馳走さま。

で、ゆめちゃんのオフィスへ向かう。

タクシーでの会話。

今日の予定は

1:ゆめちゃんオフィスで着物の仕事。
2:ランチ
3:スタッフ面接同行
4:日本人起業家岡本さんとディナー

という感じらしい。

ありがとうございます。
面接同行ってww

1:ゆめちゃんのオフィスへ。

6階まで歩く。

インレー出発前にいた場所だ。

辻さんと着物の先生(稲月さん)がいらっしゃる。

辻さんの仕事を伺う。

新規事業担当で、水で除菌消臭できる消毒液の販路開拓らしい。

水王!

本業はアパレル。

海外で作ったものを日本に収める。

この度は、二部式の着物の生産拠点を広げようということでミャンマーへ。

辻さんはいう。

『ゆめちゃんはほんと、すごい。めちゃめちゃ顔が広くて、人材紹介業的なこともお願いさせてもらっていて、色々なことをコンサルティングしてもらっている』…と

ミャンマーにおいては、ほんと、すごいとのことだ。

辻さんの直近、エピソード

一緒にマッサージ行った時に、トイレを占領されたエピソード。

さらに、食べたことのない果物で上司に言われて買ってきた果物を、みんなに分けて、美味しくないながらも初めて食べるものだからと、みんな食べていた。そんな中、ゆめちゃんだけ食べず、さらに、他の人にあげてしまったという話だ。

辻さん:どー思いますー?

:まーねぇ。

ゆめちゃん:だって食べたくなかったんだもん。

:(その通りだよな〜)

その後は、辻さんと外国行った話をする。彼はインド・僕はエジプトの話を。

一旦仕事を中断し

2:ランチへ。

さっき朝ごはんを食べたばかりだがKFC(ケンタッキー)で、Tokyo curry をいただく。

なにこれw

さらにゆめちゃんが頼んだアイスも。

その後、ゆめちゃんオフィスへ戻り、お仕事のお手伝い。

役に立つのは嬉しいね!

着物を縫うスタッフ。

出来上がったのをみて、微笑む彼女。

いい瞬間を目撃したなぁ。

3:面接同行

AAR(日本がやってるNGO)という組織がやっている、職業訓練校がある。そこには身体障害のある子がいる。

スタッフ増員のため、面接に行く。

僕も同行させてもらうという謎w

中川さんという日本人が居て、説明してくださる。

全国から身体障害

3.5ヶ月間の職業訓練校

理美容・コンピュータ・洋裁の3つのコースがある。

3.5ヶ月住んで、卒業したらまた別の学生が3.5ヶ月通う仕組みだった。

身体障害というのは、手足がないパターンが多いようだ。

聞いてみると、ポリオの後遺症や地雷が主な原因だ。

赤十字が力を入れてくれていて、いい義足はある。

しかし、フィッティングや調整ができるスタッフ(理学療法士や義肢装具士)が足りておらず、人材育成・トレーニングが必要だということ。

中川さんの課題感は、NGOがミャンマーの外から介入するのが難しい、とのこと。

例えば小さな支援でも、一ヶ月前に政府に連絡して、許可をえる必要があり、活動のしにくさにつながっていると。

さて、面接開始。

希望者8名のうち、書類の段階で6名まで絞り、直接話していくスタイル。

ゆめちゃんはカバンの中をゴソゴソ。

ノートが出てきたが、ペンがないようだ。

まさまさは、横からスッとペンを出す。

一瞬社長秘書になった気分w

先生は松葉杖をついている。

面接の詳細は省こう。

採用するって難しいなぁ…と感じる。

ゆめちゃんは1件用事があったので、ミャンマーの大きなショップに入ってみる。エスカレーターもあるし、日本と変わらぬ。

変わるは入るときに荷物チェックされることと中に警備員がたくさんいることかな。そんなに万引きするのだろうか。


旅行だし!
と、ミャンマープレミアムを買う。

もうキリン一番搾りじゃん!

ちなみに『キリン一番』って名前で売ってた。

ミャンマープレミアムはうまい!

これまで飲んだミャンマーの酒は飲みやすいけど、高知県風に言うとたっすい(薄いみたいな)感じがした。

でも、ミャンマープレミアムは違うで!

しっかりしてる!

やっぱり『たっすいがはいかん!』(土佐弁)

4:日本人起業家岡本さんとディナー

今夜のディナーは、kosan(飲食店)を6店舗経営している岡本正海さんとご一緒させていただく。

30歳で300万を握りしめ、ミャンマーで0から事業を作った。

現在ミャンマー10年目だ。

岡本さん:ベトナムとかフィリピンに比べたら、25年くらい遅れてるって言われますよ。何を軸に遅れてるっていうかの話ですけどね。
僕はミャンマーがただ好きなんですよ。

と、気さくにバリバリの関西弁で話してくれる。

大阪堺市で旅行会社に勤務しながら、週末店長のような形で趣味で飲食店経営をされていた。

『いつか、海外で飲食店経営のやりたい!』

そんな思いを抱いていた。

2000年初めてミャンマーへ旅行。

岡本さん:2008.9年くらいまではただミャンマーが好きって理由で来てる人が多かったように思うんですね。
で、ミャンマーブームが来て、新谷(ゆめちゃん)みたいな鼻息が荒い連中がきたんですわ!

と、冗談半分に?笑っている。

岡本さん:まさまさはなんでミャンマーに?

:んー。ゆめちゃんがいるからですねw あとは、あんまり仕事してないからですかね、今。ちょっと体調崩すことがあって…。

人がよく亡くなるなる病院での話を少しする。

岡本:僕はね、向いてないことをやっていると、全然アカンと思うんですわ。僕が、飲食店に向いてるかは、わからんけど、またにこの人、この仕事向いてないなぁ…って人おるやろ?まぁ、まさまさは真面目なんだね。葬儀屋さんとかの方がいいんじゃない?死んだあとの方が簡単やろ?

また、ケタケタと笑う。

どこまでが本気で、どこまでが冗談なのかわからないww

岡本さん:2011年頃からは『経済成長!』っていうノリの若者も増えたように思いますねぇ。僕は、そんなに、上昇志向もないし、好きだからおるだけなんですけどねー。

そんな好きなことをやれている、岡本さんだが、最近バーンアウト気味だと言っていた。

岡本さん:去年の年末くらいですかね…。まぁ、10年なのと、9つも店を立ち上げては潰してきたんでね。6勝3敗で、まぁ、バイオリズムですわ!

彼は、カルマや業という言葉、バイオリズムや瞑想、四柱推命など、東洋医学寄りの言葉をよく使う。

心の拠り所なのだろうか?

岡本さん:僕らの時代の人、つまり、40代はあんまり自由な発想がでけへん。レールが決まってたし、就職氷河期だったしね。学歴高い人らも、硬い仕事を目指したし、安定志向やったんやとちゃいますかね…。今の20代は概念を作るのが上手な気がするんですわ。彼ら(日本人起業家を指して)、ほんますごいんですわ。新谷(ゆめちゃん)もそう。ただね、概念を提唱するのは、簡単で、現場を動かすのは大変だと思うんですね。

彼は、80人のミャンマー人を雇っている。

:やっぱり常識・普通が違います?

岡本さん:世界はやっぱりどこも、全然違うよ。あと、経営していくってね、心を鬼に…人の裏をかかないといけない時もあるしね。世知辛いよ!

:医療職というか僕は、ビジネスのこととかあんまり考えたことないんで、よくわかんないですよね。

岡本さん:医療職を選んだ時点で、技術の向上に励んだらいいんちゃう?ん?そんなこともないんかな?ま、向いてることやったらいいよ。何か僕には分かれへんけどね(ケタケタw)

よく笑って、ステキな笑顔でリズムのいい会話だ。

関西人やなぁ…と感じる。

岡本さん:まぁ、やっぱり、人と人やから。お客も人。従業員も人。

彼は、自分の中ではストンと落ちているように言葉を並べる。

ただ、『やっぱり人と人やから』の言葉の深みにまでは到達できなかった。

岡本さん:まさまさはやりたいことないの?

:あ、ないですね。(山浦さんや鈴木さんの前では言ったやりたいことを…無くはないはずなのに「ないですね」と即答した自分が不思議だ)

ゆめちゃん:まさまさは、新しい家族のカタチ計画があるやん!

そうだ。
母親と子供2人、僕と、友達と5人で暮らす話をする。

岡本さん:えらい不自然なことしますねw 
フェミニズムってあるやん?
あれが広まってから、男も女も不幸になったんちゃうかな?って思うんですわ。男女平等なんてなんでいうんやろね。
昔から男性が狩りにでて、女性は子育てと家の周りのことをやってたでしょ?
最近になって男女平等平等って言うけど、ほんまにそれでええんかな?って思うんですよね。
ま、働きたい女性は働いたらいいですけど…。
ミャンマーの女性なんで独立心が強いと言うか、専業主婦なんてないですからね。
玉の輿とかないし、自分の仕事というイメージ!自分で生活を立てよう!とする人が多いですわ。
学歴の高い人ほど結婚しないし、結婚するなんてアホちゃう?って感じやで(ケタケタw)
フェミニズムが普及した国(フランスやオーストラリア)見てみぃや!
離婚率50%とかちゃいます?
僕の友人の子が通う小学校でね10歳の学年で、生まれた時からそのままの親の子は30人中2人くらいやで!
あとはみんな離婚して、ほかの人と再婚したり付き合ったりしてるんやて。
で、結果はどうなるか?
子どもはみんな病んでいくんや。
大人のエゴに振り回されてね。
だから、君の言う、新しい家族のカタチなんて言うのは、新しくないし不自然なだけよ(ケタケタw)


彼は鋭い言葉を初対面でも気にせずに投げてくる感じ。
攻撃したいわけでも無く、感じたことありのままに届けてくれているように思う。

:そうですねぇ。(モヤモヤはあるが、反論するら必要も気持ちも特にないので、受け取る)

岡本さん:まぁ、無理せんときや。君は敏感なんやから。あかんと思ったら撤退やで!


:ところで、岡本さんは40代からさらにやりたいことはないんですか?

岡本さん:年取ってきて、臆病になってきてもうてね。マーケットも理解しちゃっているから、手を出しにくい。今はマーケットの波を見ながらアップデートするだけだからね…。経済発展して、インフラが整備されないと、街ができない。駅みたいなのがあれば、専門店もできるのになぁ(以前専門店をやって撤退したことを話してくれる)まぁ、これまでは3桁くらいのお金で店舗構えてきたけど、日本企業とコラボしたりして、4桁かかるくらいの場所でやってみたいって言うのはありますよ!まぁ、新谷(ゆめちゃん)と比べて、僕はタフじゃないからねぇ。店の経営というか経営者なんて神経質で敏感な人ばっかりやで!人を扱っている(店員も客も)んやから。
「違和感に気づいて訂正する。」それを感じないとあかんからねぇ。飲食店は食べ物美味くしたってあかん!場所作り!楽しい場所・イケてる場所を作らないとね!

一息ついて、しみじみと…。

岡本さん:ミャンマーきて、300万円しかなかったけど0から始めて…。よーここまで残れたな〜。ラッキーやったで…。漠然と、ミャンマーで商売したいな〜くらいにしか思ってなかったし、ミャンマーにくるやつなんかおらんかったしさ。強い動機や理由もないし、自信もない。自信なんて、今もないしね。まぁ運が良かっただけやわ…。

その後、ゆめちゃんと岡本さんが、貯金はいくらくらいや?これからどうするんや?など、事業や生活の話が繰り広げられる。

僕は、ふぅ〜ん…と聞いている。

岡本さん:物価安いと思ってるかもしれんけど、結構ミャンマー金かかるから大変やで!生活費なんて安くないし、家賃なんて日本より高いかもしらんで。この国で日本人が子ども育てようおもたらほんま大変や。

岡本さん:新谷はこれからどうするんや?

ゆめちゃん:死ぬまでミャンマーにおるつもり!

岡本さん:いいとこ見つかってよかったなぁ〜。

ゆめちゃん:日本は好きですけど、銀行は合ってなかったと思います。ミャンマーは大好きですね。ミャンマーに来てから人生が始まった感じです。銀行員時代はよく怒られました。印鑑押しのミスがわからないし、コンプラ違反もしましたよw 人の敷地にバイク止めたら、警察呼ばれたり、仕事できなかったですね。免許不携帯もありましたww 向き不向きってこんなにあるんや〜と思ってしまうw

岡本さん:僕も、ミャンマー来てからの方が本気で生きてる感じするわ。日本でも、毎日会社いくん楽しみで仕方なかったんやけどね。まぁでも、業界の未来も暗かったし、毎年利益下がって、給料も低かったしねぇ。

ゆめちゃんは、今年はターニャ元年にしたい、という。

japatomo.TVも頑張っているし、いけいけターニャも書いている。

ターニャに人生捧げるつもりだという(すげぇな…w)

岡本さん:新谷はみんなに愛されてるんやから、日本企業とタッグくんでやったらええんちゃう?

岡本さん:ま、まさまさも日本で何やるんか知らんけど、まぁ頑張りや!
いや、頑張らんでもええわ。お金儲けより、医療とかの方があってる気がするで!お金儲けはいやらしい部分も出てくるしな。
新谷は、煮ても焼いても食えない女や!つかみどころがないやんか。
自分の中で守る部分がある感じがするし。

と、ディナーは終了。

自分の中の正義というか正しさといううか直感みたいなものを大切にしている方なんだろうなぁ…という印象。

さ、最後にもう一度、マッサージへ。

岡本さんはマッサージの代わりに瞑想しているらしい。

瞑想するとストレスなくなると言っていた。

マッサージされながら、コルクラボのでのこととか、僕のこと、ゆめちゃんのことについて、ゆったりと話す。

なーんか自分の言葉じゃないみたいだなぁ…僕は。

不安なのかなんなのか、混乱なのか、恐怖なのか、そんなものを隠すかのように多くを話しているような気もしている…。

ただ、人の役に立つと嬉しい。人が喜ぶ瞬間を見れるのは嬉しい。

それは確かではあるなぁ。

大学生の頃からあんまり前進してないんじゃないか…。

ふと、思った。

バスに乗って、帰る。

なんか、明日も会うような?そんな感じのお別れだったなぁ。

『じゃねーまさまさ!』と手を振って見送ってくれるゆめちゃん。

ちょっとセンチメンタルになる私。

ゆめちゃんには、奄美大島で初めて会った。
ミャンマーの起業家なのに、人見知りなの!?
「どゆこと?」ってなってたと思う。

あんまり話す機会に恵まれず終わった夏合宿。

コルクラボ文化祭で再会して、やっほーゆめちゃんって感じ。
ゆめちゃんの他己紹介をコルクラボ内の掲示板で実施。
ミャンマーにいるゆめちゃんと電話が繋がった瞬間、ゆめちゃんの楽しそうな声…。

あれ?別人?と思わされた。

人をそのように変えてしまう環境に興味があったし、ミャンマーのゆめちゃんに会いたいなって思って、行動した1週間のミャンマー旅行でした。

1週間の感謝を込めて、ゆめちゃんに手紙を書いた。

さて、寝る前にnoteを書こう…。

ウトウトしながら進まない。

明日は5:45に起きる。

終わり!

ミャンマーにはへんな犬がいます

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最後まで読んでくれてありがとう。
まさまさはTwitterもやってるよ。
まさまさ/聖なる一歩クリエイター @masamasa_39
です。

まさまさは、Radiotalkもやってるよ。
まさまさの聖なる一歩ラジオ
です。

よろしくね。
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サポートありがとうございます。 あなたのそのお気持ちのおかげでnoteを続けてこれました。 去年は1年で120本…みなさんのおかげです。これからも誰かに届く文章をかいていきたいです。