マルクス・アウレリウス「自省録」を読んで。
約2000年の時を経て受け継がれる
哲人皇帝マルクスアウレリウス(121-180)の心の内省録。
ローマ五賢帝のラスト、
平和で安定期の最後の時代、
外敵との争い、
疫病の流行などの社会的不安、
多くの肉親の死など個人的な出来事に対し、
ノートを使い、内省を繰り返すことで、
強く自己を勇気づけ、前に進もうとしている姿が想像されます。
時代を超えて心打つ古典の最高峰。
ストア派らしく、
①万物は流転することを理解し、それに逆らわず
②自然に従い生きることで、
③アパテイア(不動心)の境地に至ること
を内省で説いています。
現在与えられているものに不満を抱いたり、
人間関係などの外界の刺激に対し、
刹那に感情的になり後悔を抱いたり、
未来に対し漠然のした不安を抱いたりしている人に
オススメしたい一冊です。
①〜③に関連する箇所を以下にピックアップしました。
①万物は流転する
②自然に従い生きよ
③アパテイアの境地
これらのことを忘れずに、
日々ノートに向き合い、
内省を続けていきたいと思います。
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