1989年8月12日「モスクワ・ミュージック・ピース・フェスティバル」 (Moscow Music Peace Festival)
先日、TVニュースで「ソ連崩壊」の解説があったのですが、その際
「ビートルズやストーンズなどロックがソ連に入っていたことで、崩壊が数年早まった」という言葉が印象でした。
やはり音楽の力は偉大ですね。
という事で平成元年に行われたこのフェスを取り上げます。
あんな時代もあったねと~(中島みゆき「時代」)
1989年8月12日、13日に、ソビエト連邦(現ロシア連邦)のモスクワで開かれたロック・フェスティバル。
ソ連における麻薬撲滅運動と世界平和のアピールを目的に行われました。
ウィキペディアより ↓
当時のソ連では共産主義体制が崩壊し、民主主義運動が高まる転換期であった(ソ連はこの後の1991年に崩壊している)。そんな中、国内では海賊版でしか聞くことのできなかった、ヘヴィメタルやハードロックといった西側文化やロック音楽を公演したことは、当時のソビエト連邦では歴史的、画期的な出来事であり、また当時の人気バンドが一度に会するという面でも、世界的に大きな話題となった。
当時の自分は18歳。
国際情勢などはよくわからず、「ソ連でメタル勢のフェス??」というなんとなーくの疑問はありましたが、彼らを手掛けた音楽プロデューサーのドック・マギー (Doc McGhee)がマネジメントしたアーティストだったようですね。
参加アーティストはかなり豪華。
(リンクから各アーティストの紹介記事に飛べます)
ボン・ジョヴィ
オジー・オズボーン
モトリー・クルー
スコーピオンズ
シンデレラ
スキッド・ロウ
ゴーリキー・パーク(地元ソ連のメタル・バンド)
映像作品としてもリリースされ、今もyoutube上には色々映像があります。
いやー、、、こんな事は2度とないかなぁ、、色んな意味で。
あったら嬉しいけど。
ジョン・ボン・ジョヴィがソ連軍の軍服を着用して客席後方から現れる、という演出なども見られた。
スコーピオンズは、前年1988年とこのコンサートが開催された翌年1989年で、1年間でソ連の明らかな政治的変化を感じた、と語っている。この経験に払拭され『ウィンド・オブ・チェンジ』を作曲。
いや~、色々と感慨深い。
また、このコンサートにちなんで、「Stairway to Heaven/Highway to Hell」という彼らによるカバーアルバムが、1989年11月に発売。
これは自分もメチャメチャ聴いたのですが、、今は手元になし。。
サブスクで聴けないんだよなぁ、、中古で見つかったらラッキーだな。
一応youtubeでは聴けますが。
特に、この中に収録されていたボン・ジョヴィによるシン・リジィのカバー
「The Boys Are Back In Town」が最高に好きなんです。
後にアルバム「ニュー・ジャージー」にボートラとして収録。
今回も、音楽が何かの力にならないかな?
ちなみに、これを書いた3月7日はこの曲の発売日です。
U.S.A. For Africa - We Are the World (1985 US:1 UK:1)
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