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【#読書メモ】グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

ファンマーケティングで大事なことが詰まっている良書。音楽に全然詳しくないんだけど、グレイトフル・デッドで凄すぎると思わせてくれた書籍。


【特に気になった言葉まとめ】

グレイトフル


【目次】
INTRODUCTION
PART ONE THE BAND
Chapter1 ユニークなビジネスモデルをつくろう
Chapter2 忘れられない名前をつけよう
Chapter3 バラエティに富んだチームを作ろう
Chapter4 ありのままの自分でいよう
Chapter5 「実験」を繰り返す
Chapter6 新しい技術を取り入れよう
Chapter7 新しいカテゴリーを作ってしまおう

PART TWO THE FANS
Chapter8 変わり者でいいじゃないか
Chapter9 ファンを「冒険の旅」に連れ出そう
Chapter10 最前列の席はファンにあげよう
Chapter11 ファンを増やそう

PART THREE THE BUSINESS
Chapter12 中間業者を排除しよう
Chapter13 コンテンツを無料で提供しよう
Chapter14 広まりやすくしよう
Chapter15 フリーから有料のプレミアムへアップグレードしてもらおう
Chapter16 ブランドの管理をゆるくしよう
Chapter17 起業家と手を組もう
Chapter18 社会に恩返しをしよう
Chapter19 自分が本当に好きなことをやろう
【著者プロフィール】
ハリガン,ブライアン
HubSpot(ハブスポット)の最高経営責任者(CEO)兼共同創業者。同社は、成長過程にある企業が顧客を惹きつけ、信頼関係を築き、満足させてさらに成長していく「インバウンド手法」の実践を支援するソフトウェア会社。マサチューセッツ工科大学の上級講師。

スコット,デイヴィッド・ミーアマン
南極を含む世界7大陸で講演したプロの講演者であり、ウォール・ストリート・ジャーナル紙ベストセラー/ビジネスウィーク誌ベストセラー作家であり、常に世界中を旅しているマーケティング・ストラテジスト。



【特に気になった言葉①】

グレイトフル・デッドは全く台本なしだった。だから、よくミスをした。だが、ミスをしても気にせず、やり直す。そんな彼らをファンは理解し、「グレイトフル・デッド体験」の一部として受け入れた。ファンは、グレイトフル・デッドの“偽りのない本物らしさ”に親しみを覚えた。

偽りを抱かせないことが信頼させることに繋がり、好意度や親近感を醸成ささせて、ファンをのめり込ませたポイントなのかなと思った箇所。ミスを体験の一部にはじめから入れ込む設計って大事なのかも。



【特に気になった言葉②】

即興と実験を繰り返し、しかもすべてのライブが異なった内容だったので、他のバンドよりも多く失敗をした。だが、出来の悪い演奏をしても、保守的になることなく、新しい試みを繰り返した。挑戦し続けながらも、常に失敗から学んでいたのだ。グレイトフル・デッドは、リスクを取り、新しいことに挑み、失敗と成功から学び、前進し続けることを教えてくれる。

ファンはバンドの成長や新しい体験を享受し続けられたからこそ、失敗しても離反しなかったのかなと思ったポイント。失敗しても新しいことに挑戦することの勇気をもらった言葉。



【特に気になった言葉③】

●他のバンドと違い、グレイトフル・デッドは、観客によるライブの録音を奨励した。録音するファンは「テーパー」と呼ばれ、彼らがなるべく高い音質で録音できるよう専用の場所が設置された。

●ファンにライブの録音を許可した。それが、グレイトフル・デッドの音楽に人々が触れる機会を増やし、新たなファンの獲得と売上の増加につながった。

推奨者を”推奨しやすい状態”にすること、推奨者が”推奨しやすくするモノ”を提供することが重要だなと思ったポイント。ファン化させて、ファンのインフルエンス力を高める仕掛けが素敵だなと思った箇所。



おわりのつぶやき

久しぶりに何回も読みたいと思った一冊!!



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