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【軽井沢避暑歴30年】私がお薦め! 愛犬と過ごすナカカル・ライフ


かれこれ30年近く、中軽井沢に行き続けている。
中軽井沢は通称「ナカカル」と呼ばれている。
このナカカル。
ショッピングモールや旧軽井沢銀座通りで有名な旧軽井沢。
通称「キュウカル」に比べるとお店も少なめだが、その分自然がいっぱい。
気温も「キュウカ」に比べる2〜3℃低く、過ごしやすい。
ゆっくり愛犬と過ごすには最高のロケーションがこの「ナカカル」

そんな「ナカカル」に今回はゴールデンウィークを外し、4月22日(金)~4月26日(火)4泊5日でいってきた。

今回再度「ナカカル」の良さを堪能できたので、改めて本稿でまとめる事とする。

初日 横川の釜めしを堪能

愛犬3頭を乗せて、東京を出発。
意外と都内は混んでいたが、関越に入るころには流れもスムーズに。
2時間ほど運転すると上信越道、横川SAに到着。横川といえば峠の釜飯。

早速釜飯を購入する事に。

30年程昔。
北陸新幹線が開通する前は、軽井沢までは4〜5時間かけて急行電車で行くしかなかった。
峠を越えるため、スイッチバックの電車でゴトゴトと揺られながら、横川駅に到着。
駅に到着すると窓を開けて駅の売子さんからこの釜飯を購入するのが当時の楽しみの1つであった。
新幹線が通り、横川の釜飯どうなっちゃうんだろう? 
と心配になった事もありますが、ちゃんとSAで生き残ってくれていて嬉しい限りである。

そんな思い出の釜めしをナカカルの宿に着くと、早速いただく。
釜めしをガンガンかっ込む私に妻はこんな事を言った。

「釜めしの具として載っている「あんず」は他の具からはよけておいて、最後デザート代わりに食べるのがお薦めよ」

なるほど。
それは良い考えかもしれない。

私も早速あんずをよけて、最後に食べたら、あら、不思議。

妻の言うように、釜めしの具の一つであった「あんず」が立派なデザートに!
釜めしってフルコースディナーだったのだ。

妻のお陰で新たな発見ができた。

2日目 散歩とそばとショッピング

2日目は、6時に愛犬に起こされ起床。
早速、愛犬と近所をゆったり散歩すること事にする。
愛犬達は普段の東京散歩と違い、あっちをキョロキョロ、こっちをキョロキョロ、興味深々だ。

木の上の何かを見つける大吉
東京では散歩中ビビりまくるひなたも軽井沢ではノビノビ
マイペースで歩く幸助


「ナカカル」の空気は東京の空気と違って、なんというか軽い。

軽い空気の中、すがすがしい気持ちで、散歩を終えた我々、遅い朝食にハルニレテラスに向かう。
お目当ては川上庵での蕎麦だ。
シーズン中は長打の列でいつも入店をあきらめている川上庵。
しかし本日は我々の前には5組程度が待っているだけ。
これならそんなに待たずに入れそうだ。
案の定15分待ちくらいで入店できた。
メニューをじっくり見つつ、あれやこれや散々悩んだ挙句、私は海老天そばを頼む事にした。 

しばらく待つとまずはテーブルには運ばれてきたのは、てんぷら。
写真ではわかりづらいが、野菜天と共に、東京の海老天の1.5倍はありそうな巨大な海老天が2尾も!
すぐにそばも運ばれてくる。
早速まずは海老天を箸でつまみ、口の中に。
かじるとサクッとした食感、そのあと弾力ある海老の身が舌を転がる。
うまい!
次にそばだ。
かみごたえがある少し太めの田舎そばである。
そのそばと天ぷらを交互に無我夢中でたべる。
そば、天ぷら、そば、天ぷら。
バランスよく食べているアッという間にそばが先になくなってしまった。
まだ天ぷらが残っているので店員に言って、そばを追加でもらう。
天ぷらとそばを完食した頃には腹も膨れて大満足となった。

でかい海老天が2尾ついた川上庵天ぷらそば


そばと天ぷらで満たされた腹を抱えて川上庵をでるとまだ桜が咲いている。
妻と私は美しい桜を見ながら、しばしハルニレテラスを散策したのだった。

ハルニレテラスに咲く桜

まだ、今日という時間はたっぷりとある。
妻と私はハルニレテラスを後にして、ショッピングに繰り出すことにした。
軽井沢でのショッピングと言えば「キュウカル」のプリンス ショッピングプラザである。
ハルニレテラスからショッピングプラザまでかれこれ車で20分ほどの距離。
シーズン中はショッピングプラザの駐車場に止めるために車で長蛇の列ができるが、今日はすんなり駐車場に車を入れられた。
駐車場からプラザ内にはいる。
いつものなら激込みのショッピングプラザもゴールデンウィーク前とあって結構すいていた。

いつもは激込みのショッピングプラザもこの日は歩き易い


空いているショッピングプラザでゆったりショッピングを楽しみ、ショッピングプラザを後にしたのは夕方。
帰り道のツルヤ 軽井沢店で刺身等の簡単なものを買って、夕食とする事にした。

長野は野菜のイメージが強いが、実は刺身もうまい。

というのも金沢あたりから良い魚が入ってくるからだ。

刺身をつまみに地ビールを飲むと気分は最高。

夕食の後は千ヶ滝温泉でゆったり湯舟につかり、リフレッシュ。

千ヶ滝温泉は、プリンスクラブの割引やWeb割等各種の割引サービスがあるので事前に割引サービスをチェックしておくことをお勧めする。

知られざる名湯 千ヶ滝温泉

3日目 美味しい和定食とステーキ、そして千ヶ滝ハイキング

今日も愛犬達に起こされ、6時起床。
いつものように近所を散歩。
すっかり愛犬達も「ナカカル」慣れた様子である。

今日もウキウキ散歩

朝食は以前行って、とてもおいしかった御厨へ。
ここのかまどで炊いたごはんと湯豆腐、焼き魚、きんぴら等が付いた朝ごはんは格別うまい。追加で卵焼きを注文して、妻ととりわけて食べる。
うまいなぁ。
朝は我が家はパン食だが、朝の和食は素晴らしい。
しかし、妻の前でこんな事を言うと、和食ってどんなに大変かわかってる! と言われるので、黙って食べることにする。

御厨 田舎づくりの店構え
御厨の朝定職 画面からはみ出るほど多くのおかず達

御厨で美味しい和食をいただき、宿に一時帰還。

さすがに食べてばかりだと太るよね、という話になり、千ヶ滝まで愛犬達とハイキングする事にした。

2時間ほど歩いて犬も人間も結構疲れた。 
小川があったので休みがてら記念撮影をする。  
天候はあまりよくない。
記念撮影もしたし、千ヶ滝を見ずに下山する事にした。宿に帰り、そのあとは夕方まで愛犬達とゆっくり過ごしたのだった。
夏に千ヶ滝にハイキングに行く方は、人間用の水飲み場がないので、飲み物は事前に用意しておくことをお勧めする。

千ヶ滝にて愛犬3頭
さすがに歩き疲れて水のがぶ飲みする幸助

さて、夕食である。
夕食は、この旅の間で一度は行きたいと思っていた
ザ カウボーイハウスへ。

いざカウボーイハウスへ出陣

基本的にこのお店は予約ができない。
18時開店前に予約ボードが設置され、そこにあらかじめ名前を書いて、順番を待つシステムだ。
私達は17:40くらいにお店へ。
予約ボードをみると既に5組が記入済み。
我々は6番目に名前を書く。
18:00ピッタリに開店。
開店後わずか10分くらいで席に案内してもらえた。

私達が席に着くと、隣の席からは初めてお客さんにメニューを説明する店主の声が聞こえてくる。
「ステーキのサイズは4種類。但し、上2つ(つまり小さなサイズ)は見ないでください。下2つ(つまり大きなサイズ)から選んでください!」
上2つとはリブロースだと300gと500g、フィレだと240gと300gだ。
私は迷わずリブロースの300gとガーリックライスを注文。
まだ、昼のお蕎麦がおなかに残っている妻はフィレの180gと普通のライスをチョイスした。
他にカウボーイサラダを1つ取った。
2人でサラダを平らげると、いよいよステーキの登場だ。

カウボーイハウス 300g サーロインステーキ


アツアツの鉄板に乗っかった、ステーキがジュウジュウと音を立ててお出まし。
焼き加減は店主のお勧めの通りミディアムレア。
ステーキソースは味噌味と醤油味の2種類である。
店主はソースは味噌がお薦めというが、私はやはり醤油派。
味のアクセントをつけたい時にはソースと一緒においてあるタバスコをかけるとまた、これも美味しい。
300gというとステーキでも大き目だと思うが、ペロリを平らげられる。
しかも胃がもたれない。
50過ぎのおじさんにはありがたいステーキなのである。
ステーキをたっぷり堪能して、22時には床についた。

4日目 美味しいパンが食べたい!


さて4日目である。
いつものように愛犬と散歩した後、むかったのはハルニレテラス。
今日のテーマは美味しいパンだ。
ハルニレテラスで美味しいパンと言えば沢村
朝は7時からやっているのが、ここもシーズンになると激込みの人気店。
しかし今日はなにせ平日。
8時に行ってもすんなり入ることができた。
いつもならメニューの一番上の沢村モーニングプレートにするのだが、今回は冒険してみようという事で妻はサラダボールとスープのセット、私はフレンチトーストのセットを注文した。

朝の沢村のメニュー。上記5種類から選ぶ。

ほどなく、フレンチトーストがやってくる。
フレンチトーストの上には砂糖がかかり、トーストとトーストの間にはカリカリのベーコン。
フレンチトーストの甘味とベーコンの塩気が最高だ。

ドーンという感じのフレンチトースト 味も最高

沢村で贅沢な朝食をとった後は、明日の朝食と家族へのお土産を兼ね、美味しいパンを買おうという事になる。
ネットを調べて、まず一軒目
ル レイヨンヴェール
軽井沢病院からちょっと入ったところにある、年配のお父さんとお母さんでやっているお店だ。
「ナカカルもすっかり最近は暑くなってね」
と人のよさそうなお母さんが私達に話しかけてくる。
隣にはニコニコしたお父さん。
こんなご夫婦が作るパンはどんなだろう、と覗き込むと、アンパンだ。
これは美味しそう、という事でいくつか買ってみる。

フワフワ アンパン ル レイヨンヴェール

2軒目。
18号線沿いにあるhaluta bageri
こちらはル レイヨンヴェールと真逆のサックリ系パンのようだ。
クロワッサン等めぼしいパンをかたっぱしから購入した。
ここは現金払いのお店が多い軽井沢の中で珍しく、カード払いのみというところ。
お店の方に聞くと、本店が海外という事でカード払いのみという事のようだ。

haluta bageri さっくり、どっしりしたパン達

宿に戻り、ル レイヨンヴェールのアンパンをまずは実食。フワフワ食感で中のあんこはたっぷり。
うっまーい。
続いてhaluta bageriクロワッサン。こちらもさっくりしていて実にうまい。
美味しいパンは人を幸せにしてくれる。

そんなこんなで、あっという間に4日目も夕方。
実は夕食は既に決めてあり、予約済みだ。
夕食は中華の四川亭である。
ここもシーズンは予約も取れない人気店。
しかし、今日はすんなり予約も取れている。
シーズン中ともなると四川亭特別ルール
「オーダーは1回切り、追加オーダーは受けつけません」
も発動されておらず、ゆっくり食事を楽しめるのもありがたい。
今日は
雲片肉
麻婆豆腐
とりそば
チャーハン
春巻き
をオーダーする。

次から次へと運ばれてくる料理はどれもうまい!
メインを平らげ、デザートはマンゴープリンをオーダー。
しかし残念ながら、マンゴープリンは売り切れとの事。
「いつ来ても中々マンゴープリンには出会えないね」
と妻。
マンゴープリンはまた次回のお楽しみという事にしよう。

最終日 あいつととうとう遭遇

楽しかった「ナカカル」ライフも最終日だ。
今日もまずは愛犬散歩から。
するとひなたが
「わん! わん!」
といきなり、戦闘モードに。
何があったのか状況を把握できない私と妻。
よく見るとサルが超接近しているではありませんか。

興奮して吠え続けるひなた。
そこへ猟友会らしき人達が到着。
「こっち、こっち」
と指さしても、猟友会の人たちはどこか別のところをみている。
猟友会に人たちの目線を追ってみると、そこにもサルの群れ。
チーム猟友会はすかざず銃を取り出し、サルに向けて威嚇の発砲を行う。
逃げるサルたち。
チーム猟友会は私達には目もくれず、車で逃げるサルを追いかける。
やっと戦闘モードが解除されたひなたを宿に戻し、
午前中に4日分の洗濯をするためにコインランドリーに。

長期滞在の時にはコインランドリーが便利


1時間半ほどで洗濯を終わらせ、愛犬達を車に乗せて、名残惜しいが、いざ東京へ。

上信越道に乗る道すがらツルヤ 軽井沢店に立ち寄り、ミカドコーヒーのモカソフトと花岡のクルミ団子を購入。

軽井沢と言えばミカドコーヒーのモカソフトだが、どこのミカドコーヒーも長い列に並ぶ事になる。

しかしツルヤ店内のミカドコーヒーは列に並ばず買える穴場なのだ。

そして、花岡のクルミ団子。

こちらは子供たちへのお土産用だが、これも隠れた名品。

軽井沢へ来ると必ず購入している。

ツルヤのイートインスペースでモカソフトを堪能した後、我々は一路東京に向かったのだった。

あー楽しかった。

そして美味しかった。

また、こようっと。


ツルヤ店内のミカドコーヒー。並ばず購入きるのが魅力
ミカドコーヒーといえばモカソフト


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