三原市地域おこし協力隊 柴田將志

三原市地域おこし協力隊の農業振興として取り組んで参ります。 活動拠点は三原市鷺浦町佐木…

三原市地域おこし協力隊 柴田將志

三原市地域おこし協力隊の農業振興として取り組んで参ります。 活動拠点は三原市鷺浦町佐木島になります。 どうぞ宜しくお願い致します。

最近の記事

移住することの勇気と覚悟

 先日農作業中に不要な農機具は無いかと覚えたてであろう日本語で話しかけられ「無い」と伝えるもしつこく農機具を売ってほしいと言われ「持っていません」と伝えたところ、ようやく立ち去り私はふと異国で言葉が流暢でも無いのにも関わらず自ら率先して仕事を得ようとする彼の姿勢に関心し、そのハングリー精神を見習わなければならぬと改めて実感する私は三原市の地域おこし協力隊として佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。  今から5年前にブラジル日系文学の随筆部門にて寄稿を依頼され私はそ

    • ノーミュージック ノーライフ

       ヤフーニュースを見ておりましてトップに「プーチン氏北朝鮮に来朝」とあり北朝鮮の総書記の顔を見るや否や「以前と顔が違わないか」と勝手に疑念を抱く私は三原市の地域おこし協力隊として佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。私に関しまして人の顔は記憶に残るのですが名前となりますと忘れがちとなり特に日常生活に支障をきたしていることはないのですが、お年を召した方を見ますと皆同じ顔に見えてしまい顔と名前が一致しないなんてことが時々あります。しかし彼らは私を知っているようで気さくに

      • 当事者意識を持とう 

           単位が足らず私だけ留年するという夢をしばしば見て目覚めた直後私は本当に学校を卒業したのだろうかと不安になる私は三原市で地域おこし協力隊として柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。こうした夢を見た直後必ず深層心理を確かめるべく夢占いとググり、自身がどのような心境なのかを調べております。ググっても腑に落ちる解答が見当たらない為、おそらく私は今日も何かと懸命に戦っているのだと勝手に解釈しております。最近、何かと愚痴っぽくそうした態度が深層心理として夢の中で反映されたのでし

        • 摘果はキュンです💛

           日本語教師から現在三原市の地域おこし協力隊として佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。私はブラジルで日本語教師をしていたということもありポルトガル語をかじっております。日本でよく使用されるサインや表現を目にしますと国が違えば問題が生じかねないと心の中では思うわけでございまして、OKのサインなどはブラジルの男性にしよう思うなら誤解を招きかねない表現となりまして、なぜならば同性愛者の性行為を誘うサインとなるからであります。    それから居酒屋などで店員さんを呼ぶ際、

          マネるとは学ぶこと

           調子に乗って自己啓発のようなお題を考えたはいいが、いよいよネタが尽きたのかあるいはマダニに沢山嚙まれて思考が覚束なく最近何するにしても気だるい私は三原市の地域おこし協力隊として佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。  本日は電気柵の設置を行っておりました。どう設置するものか分からず見様見真似で斜面上部の荒れ地を草刈り機で整備し適当な間隔で支柱を打ち、線をはわすことと致しました。傾斜の下に設置すれば猪が柵を飛び越えるそうで、それを危惧した為です。猪も必死なのだと理

          そこに愛はあるんか?

           地域おこし協力隊として佐木島に着任してから5カ月近くが経過し佐木島でも私の存在が徐々に地元民に知られるようになり、話しかけられるや否や行事の手伝いがあるから来ないかとお誘いを受ける頻度が増し、それをことごとく断る私は佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。断る理由としましては単純にキリがないのもそうですが、内容として共感できないものが大半だからです。たちが悪い場合どこで私の電話番号を知ったか初対面にも関わらず電話を取れば「私達の行事に協力してくれないか」等の連絡が

          同じ轍を踏まない、そして私はすべらない!

           作業開始前はKY活動(危険予知)を行い、周囲を確認する際は必ず「Time is money 良し!時は金なり 良し!」で指差し呼称を行い安全意識を常に高め作業に当たる私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。  先日の強風により、檸檬圃場の防草シートが全て剥がれ手直しを行っておりました。かれこれ2回目の手直しになります。1度目は防草シートを止めるU字ピンを増やし1メートル間隔で固定をすることとしましたが、それでも強風によって剥が

          同じ轍を踏まない、そして私はすべらない!

          限られた資源で

           どこか耕作放棄地を紹介して頂けないかと借りている圃場の園主様に相談し紹介して頂いた、かつての圃場が今では雑木林となってしまい開拓を断念することにした私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。面積は約3反程なのですが、そびえ立つ木の大きさや切った雑木の後処理のことを考えますと1個人ではどうにもならず諦めることとし、それよりも回復が見込めそうな園地や耕作放棄地に絞り改植していこうと方針転換致しました。最近ですと枯れた興津ミカンの樹木の

          楽しみですね

           家庭菜園を始めてみようかと色々思案する私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。家庭菜園を始めるにあたって気候や風土など考慮した上で栽培品目を選定するわけですが、やはり優先順位としては使用頻度が高く収量が見込める野菜を栽培したいと考えてしまいます。この時期ですと夏野菜といったナス科(トマト、ピーマン...etc)やウリ科(きゅうり、ゴーヤ...etc)の野菜が主流になってくるのではないでしょうか。私自身、現在何を作ろうかと考えてい

          よろしく哀愁

           全国の観光を愛する皆様こんにちは。私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。私は好んで各地域の道の駅や温泉巡りなどをしており、その都度、訪れる地域で生産される果菜類や特産品を知り後学の為、購入しそれらを使って料理したりすることを趣味としています。ちなみに広島県は14市9町の23団体で構成され、各地域ごとに特産品があったりと、あまり周知されていない美味しい物が沢山存在し是非知って頂きたいと思い部分的ではありますが、ご紹介させて頂きま

          ぽかぽか

           お花見の季節も終盤を迎え、花が散り始める頃には桜のことなど忘れ、来年もお花見の季節を我々は迎えるわけでございます。ところで、あと何回こうして桜の花を愛でられるのかと考えれば人生とは儚くもあり惨たらしいものであると改めて感じる次第でございます。こうした刹那的美しさの余韻に浸れるほど余裕も無く忙しなさを美化する精神があるのも日本という国で暮らす以上、忙しなく過ごすことを余儀なくされるのも非常に悲しく、勿体ないとすら感じられるわけであります。このように根付いてしまった精神は個人で

          愛は勝つ

           「なんとかなるだろう」という根拠のない自信により地域おこし協力隊として着任してから3カ月が経過してしまい、未だ展望も見えぬまま今もなお「為せば成る、為さなくともなるようにはなる」と気楽に構える愚か者は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。  佐木島で農業振興を目的に地域おこし協力隊として三原市様より任命して頂き、「なんとかなるだろう」と安直に構える私も着任まで幾ばくかの不安を抱えながら佐木島に移住しております。具体的な例に関しま

          みんなちがって、みんないい

           普段のお料理に青ネギをワケギに変えて味の分かる大人になった私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。ワケギという野菜に馴染みのある方は少ないかもしれませんが、ワケギの生産量は都道府県別に見ると広島県が最も多く三原市や尾道市で主に生産されています。佐木島について言えば、青ネギよりもワケギの方が調達が容易でその為、青ネギに代わってワケギをよく消費しております。食味としては、あくまで私の感想ですが、青い部分がニラと青ネギの間、白い部分が

          みんなちがって、みんないい

          ぴよぴよ

          3月10日(日)に協力隊の活動を地域住民に知って頂きたく、とある行事に参加して参りました。佐木島に移住してから2か月余りが経過し、私なりの心境を参加者の皆様にお伝え致しました。しかしながら皆様にとって私など、どこぞの馬の骨のような状態であり右手にマイクをもって手汗をかきながら皆様に向かって第一声、「ピヨピヨ」と鳴いておりました。どれだけ取り繕ったとて、現状、卵の殻すら割って出てこれていないヒヨコ未満のような状態で、そんな私が皆様に何かをお伝えするなど大変おこがましいとさえ感じ

          継続は力なり

           継続することの難しさを思い知らされ、徐々に自信を無くす私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。本日は、JA広島果実連の技術員様同伴のもと技術指導ということで私がお借りしているデコポン園地にて剪定作業を一緒に行っておりました。私のような一端の人間を気にかけて頂いていることは非常に有難く、また私達の剪定作業の様子を園主様も見に来られておりました。園主様は御歳91歳で今もなお柑橘栽培に携わられております。私はその事実に愕然としており、

          一長一短の島暮らし

             島暮らしについて少し掘り下げてご紹介してもよいのではないかとミカンハダニの防除作業を行いながら考えにふけている私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を主に行っている柴田將志と申します。    山間部や島嶼部等の小さな地域社会に身を置くことに理想的なイメージを持たれる方もいれば、その反対もあるわけで前者について例を挙げるのであれば「のどかな生活」、後者については「人間関係」などが皆様思いつくところです。これらはどこにいようと付属するもので要は考え様と結論づ