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転生したら佐木島に移住してた件

Tさん「はじめまして。こんにちは。」

shibata masashi「はじめまして。こんにちは。」

Tさん「お名前は?」

shibata masashi「私の名前は柴田將志です。どうぞよろしく。」

Tさん「柴田さん。よろしくお願いします。」

Tさん「いつ佐木島に来ましたか。」

shibata masashi「1月に来ました。」

Tさん「なぜ(なんで)佐木島に来ましたか。」

shibata masashi「仕事します。と来ました。」→誤用 気づきを与える

板書 Q:「なんで~?」A:「N(めいし)でV(どうし)」 ⇔ 導入~
(パターンプラクティス)

Tさん「なんで佐木島に来ましたか。」

shibata masashi「仕事で来ました。」

Tさん「そうなんですね。佐木島はどんな場所ですか。」

shibata masashi「年々人口減少が進み少子高齢化により主産業である農業は後継者不在の影響から耕作放棄地の問題が顕著となっている島になります。」

Tさん「・・・・・そうなんですね。」

直接法(英語などの媒介語を使用しない方法)の初級日本語学習者に対して何年か前までこのような感じで教案を作成してたなと懐古する私は三原市の地域おこし協力隊として佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。

今月もようやく終わりが近づき7月の摘果、除草、防除といった重点作業も粗方終えましたので今は黒点病予防の為、枯れ枝除去や傷防止の為、軽い剪定など行っています。果実が一回り太ってきた段階で再度9月に仕上げ摘果を行う予定です。

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この記事を含め27回と綴らせて頂いており閲覧数が最も多かったのが一長一短の島暮らしというテーマで綴らせて頂いた記事でした。佐木島を所々紹介してきましたが1度行ってみたいと思われた方はいらっしゃっるだろうなと推測しますが、では実際に住んでみたいと思われた方はほとんどおられないだろうと考えています。まず交通インフラが船であり、その他に教育機関も小学校が1校、スーパーや病院それからドラッグストアも無いため一層移住するにはハードルが高いと感じさせます。ただ柑橘で就農という点においては呉市や尾道市よりかは三原市の佐木島は農地の確保が容易な気がします。

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他方で広島県内にもいくつか佐木島のような船が必須の離島はあります。例えば大崎上島町に関しましては呉市大崎下島の上部に位置しますが、柑橘栽培をしに若い方が移住しているなどのお話も耳にしております。もし大崎上島で新規就農したい方がいらっしゃるのであればJAゆたかに相談されることをお勧めします。大崎上島町はJAゆたかの管轄になる為地元の農家様との繋がりがある技術員様もいらっしゃり相談しやすいのかなと思ったりしています。

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さて狭義の意味で移住を考えると拘束されているような感覚を覚えるのでウィークリーマンションのような感覚で住むという考えや柔軟性を持つことも大事なことのような気がします。先ほどの移住=そこに骨を埋めねばなどの拘束力の強い考えで移住促進というのは都市部の人にどのような印象をもたれるのだろうか少し疑問には感じております。

 お調子者の私もどのように発信をすれば佐木島に移住者が1人でも増えるのか試行錯誤をしており、とりあえずモデルを示す必要があるだろうということで日々「為せば成る、為さずともなるようにはなる」の精神で活動に勤しんでおります。やはり佐木島に住んでみて思うことは「良いところもあれば不満を感じるところももちろんあります。」しかしながら、そんなものは蓋を開けてみなければ分からないことですし誰も教えてくれませんので、やはり移住するというのは勇気と覚悟と勢いが必要なのです。

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