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『imagination』が趣味と答えたA・オズボーン氏の魅力


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好きな本、好きな小説家、好きな歌手、好きな歴史人物等々いるかと思いますが、私はAlex Osborn(以下オズボーン氏)が好きです。(1888年3月~1966年3月)アメリカの実業家で著作家でもあります。

そんなオズボーン氏の趣味はイマジネーション、私もそう言いたいです!

イマジネーション:想像。想像力。特に、科学、文学、美術などで、新しいものをつくり出す創造的な構成力・創作力    (参考:コトバンクより)


■ブレーンストーム会議を繰り返し行ったオズボーン氏

ひらめき会議』とも言えるでしょうか!ブレーン(頭脳)ストーム(嵐)当時経営者だったオズボーン氏は1939年にブレーンストーム会議を開催しました。この会議は、一つの創造的な問題に攻撃的に取り掛かることを意味していました。

この会議での一番の敵は『思慮分別』と他の担当者は言いました。思慮分別とは深く考えて判断をする事ですね。幾つかある事業所でこのブレーンストーム会議が繰り返し行われました。

この会議のもう一つの特徴が『アイデアに対して言いたい放題』の事を言いまくり、一つでも多くの試案を出すように心がけていました。


■ブレーンストームの失敗を振り返る

殆どのブレーンストーム会議は成功しているが、まれに失敗が報告されました。それは議長であり、議長の指導力に欠陥があった場合であると。会の議長が進行中に批判をしてしまうことでそこねてしまう結果となる。


■ブレーンストーム会議のルール作り(一部抜粋)

・判断力の排除

・乱暴さが、つまり突拍子の無い意見大歓迎

・量が必要

・結合と改良が大切


批判と創造を同時に行うとぬるま湯になってしまう、まずは熱いアイデアだけ沢山出してしまう、そして不要な物は後に冷水で冷やしてしまえ

批判は後にゆっくり批判すれば良い、まずは一つでも多くのアイデアを出すことに専念する事が重要となる!


■ブレーンストーミングの誕生(=ブレインストーミング)

1950年頃からアメリカでこのブレーンストーミングが本格的に使われ始めました。特に4つの大事な事は、オズボーン氏のブレーンストーム会議で言われていた事です。今でもこの4つが必要だと言われ、これを守らないとブレーンストーミングも成功しません。

ネットで見ても、オズボーン氏の名前が出てくるのは少なく、単なる発想法の一つのように記載している所も少なくありません。

1966年3月にオズボーン氏はこの世を去っています。私が生まれた翌年です。半年弱ですが、同じ地球上にオズボーン氏と私が存在した事実、ワクワクしてしまいます。その後、300を超える発想法が世の中に出てきました。発想法の生みの親であるオズボーン氏は、開発や企画を仕事とする人達にとっては忘れてはいけない方だと思っています。


参考資料:A・オズボーン 創造力を生かす アイデアを得る38の方法 訳:豊田 晃  発行:創元社 新装版第一刷

    


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