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消えゆく桑畑


いつもありがとうございます。

先日、蚕を1週間ほど地元小学校から預かった記事を書きましたが、その続きとなります。蚕の成長はとても早く現在は2cm程度まで成長をしており、周辺農家さんに依頼をして、1週間に1回~最近は2日に1回桑の葉を取りに行き、餌として与えているそうです。

蚕の成長段階

1令 (1~3日) 1眠 (4日目)

2令 (5~6日) 2眠 (7日目)

 3令 (8~10日) 3眠 (11日目)

 4令 (12~15日) 4眠 (16~17目)

 5令 (18~21日) 24~25度で飼育

    (22~24日) 最も桑の葉を食べる

   (26~28日) 25度で3日間口から糸を吐き続けマユを作る


※http://kaikokau.jp/rear/life/life2.html こちら参照しています!


現在は、3令から4令でこれから更に桑の葉を食べるそうです。言ってみれば蚕にとっての一番の食べ盛りのようです。1500匹いると毎日食べる量が半端なく、契約農家さんだけでは不足する可能性があるので、地元神輿会長老に電話をして桑畑を探しました。

昔は多くの蚕農家が存在していたようですが、現在はいません。しかしその名残が残っており、農家畑の隅の桑の木から葉っぱを頂く許可を頂きました。これでもまだ足りないようで、更に探しています・・・・

また、今回蚕の成長の話を聞いて面白かったので、桑の葉についても調べました。桑は昔から薬草のように中国でも桑茶として飲まれていたようですね。滋養強壮や冷え性、糖の気になる方などに効果もあり、日本でもネット通販で桑のお茶を販売している会社が多いです。知らなかったのは私だけ?

そして、桑は和紙にもなるんですね!桑の枝から葉を落とし残った枝だけを叩いて繊維を抽出して、和紙が出来るそうです。白く仕上げたいときは牛乳パックを混ぜたりするそうです。

そして桑には実がありますね、小さい時は取って食べた記憶があります。日本では蚕用に桑の葉を使う事がメインとなっていますが、西洋ではマルベリー(桑の実)として栽培されているようです。西洋ではこのマルベリーを使い、ワインやジャムなどを生産しているそうです。


世界では、1000種類くらいの桑の種類があるそうです。

葉  蚕の餌

葉  健康茶

茎  和紙

実  ジャムやワイン


なんて重宝な桑の木ですかね!それが昔の農家さんは根から抜いてしまい地元では全てがやめてしまったそうです。その背景には後継者がいないことや、伸び続ける枝の手入れが大変との事です。しかし、こんな万能な桑の木を見直す良い気機会にもなりました。

半都会(地元)の桑の木から○○を作り、桑を守る活動も良いかも知れませんね!地元の小学校と進めようかな・・・


マルベリーの写真です! うまそう・・

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前回書きました蚕の記事です。よろしければご覧ください!



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