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センスは出会いからはじまる~1on1と予約の本がつながった~

最近まで、美的センスが持てるかどうか諦めかけていた私。でも、その考えを180度変える二つの出来事に出会ったんです。

一つ目は、先日noteのCDOである宇野さんとCDOテレフォンショッキングという名の1on1をしました。毎週一人宇野さんと1on1をするものなのですが、社員同士の紹介制みたいな形で、テーマは何でもよいということで仕事の相談をしたり、本当に雑談で終わることもあるようです。

私は普段アナリストとして活動しているんですが、自分の作るグラフやレポートを見るたびに、センスの良いデザインには憧れがありました。そして、その思いを胸に、宇野さんとの1on1に挑んだんです。彼から教えてもらったのは、デザイナーは大きく二つのタイプ、アート寄りとサイエンス寄りに分かれるというのです。デジタルの世界でのデザインは、過去の経緯としてHTMLやプログラミングが求められることが多く、サイエンス寄りの人が多かったんだと。宇野さんのキャリアにについてはこちらにまとめてくれていたので、気になる方は、そちらもぜひ読んでみてください。

自分の作ったグラフやレポートを見て「なんか、物足りない…」と思っていた私に、宇野さんはデザインセンスを磨くための一冊の本を教えてくれました。ノンデザイナーズデザインブックという本で、アップデートを繰り返しながらちょうど今年で25周年というベストセラー本です。

自分は全く知りませんでしたが、チームメンバーにきいたら結構知っていてびっくりです。ちなみにnoteもやってくれています。さらにビックリでした。

というわけで、社内のテックチャレンジの仕組みを使って早速この書籍を購入し読み始めたのですが、、、読みなれないジャンルのせいか、なかなか頭に入らない(というかしっくりこない)感じでした。

そんな時、まるで運命が手を結んだかのように、図書館で以前から予約していた水野学さんの『センスは知識からはじまる』が私の手元に。この本、2014年に発売された本なのですが、今なおすごい人気で予約してから借りるまで長い時間がかかっていた本で、次の人が待っているため返却期限はわずか2週間。だけど、そのプレッシャーが私を駆り立て、ページを熟読させました。(実はkindle unlimitedで読めることを先ほど知りました。でもやっぱり締め切りあるのは読み切るには大事。)

はじめに、『センスとは、数値化できない事象の良し悪しを判断し最適化する能力である』という定義から始まります。

この本で、学びだったのはおおきく3点。

・センスは知識である。水野さんの考え的に、世に受け入れられるものは、今(普通)を少し良く(=わかりやすく、使いやすく)もの。
・普通という定規を持つことが大事。王道と流行。二つを知り共通項を見つける作業。
・人は良さを感覚的に理解できる。デザイナーは説明できるようになり、組み合わせで提案できる。説明のためには知識が必要。知識を実現するためにこだわりができる。

この『センスは知識からはじまる』を読んでいて、腑に落ちる瞬間がありました。それは、知識で生まれたプロダクトは、知識を実現するためにこだわりが生まれ、こだわりと知識が混ぜあったストーリーが作り出され、多くの人に受け入れられる真のストーリーになるという事実。

そして、書籍の中で目にした「センスがないというのは勉強をしていない証拠」という言葉。その瞬間、心の中で深く頷きました。

今、私が本当に求めているのは、デザインの基盤となる知識。そこで、再びデザイナーブックを手に取り、その世界を深堀りしていく覚悟を決めました。

ちなみに、文章のセンスもない私。ここら辺は最近、ChatGPT先生に添削修正をお願いしております。少し読みやすくなったとしたら、それは先生のおかげです。

次回は、『ノンデザイナーズデザイナーブック』から学んだデザインの基本についてシェアします。お楽しみに!(って書くといいと先生に言われました)

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