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仏教に学ぶ生き方、考え方「誰のもの」

 皆さん、自分が持っているものは「誰のもの」でしょうか?

 なんかおかしなこと言い出す人だなと思っている方もお見えになるでしょう。自分の持ち物は当然「自分のもの」ですよね?

 ではいつから「自分のもの」になったのでしょう?

 たぶんお金を支払って購入したときからか、または誰かからもらったときからでしょう。

 ではいつまで「自分のもの」なのでしょう?

 たぶん、古くなって魅力もなくなり捨てるときか、誰かに売ったりあげたりするときまでですよね?

 では自分がものやお金を持っていられるのは、「いつからいつまで」なのでしょう?

 もうおわかりですよね?それは「生まれてから死ぬまで」の間しか持つことはできないのです。

 つまり今、沢山のものやお金を持っている人は、実は「誰かから預かっている」だけと考えられます。

 また今、何も持っていない人は「誰かに預けている」だけと考えることができます。

 ものやお金をいくら持っていても、また持っていなくても、阿弥陀如来様は分け隔てなくお救いくださる。

 そうされるのは、きっと「物やお金は、実は自分の持ち物ではないとわかっていらっしゃる」からなのかもしれません。

☆今日の一句☆

 必ずや
   手放すものを
      欲(ほっ)す我(われ)

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