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仏教に学ぶ生き方、考え方「想いをいたすこと」

 ウクライナ戦争が始まったとき、日本から千羽鶴を送ることがありました。

 ところがそれを「千羽鶴を送るのは迷惑だから、それより物資や資金を送ったほうがよい」という世論が少なからずあったように思います。

 よく何か起こると司祭や僧侶が祈りを捧げたり、お念仏をしたり、祈願をしたりしますが、「そういうことをして何か意味があるのか?」と言われることがあります。

 確かに実際に何かしているわけではありませんよね。でもやはり大切に思いたいのです。

 というのは、私たちの行動には心を伝えて想いをいたすことが、すべての基本にあるからです。

 想いをいたすこと、そこから物資支援や難民の受け入れという行動が生まれてくると言ってもいいでしょう。

 実際に千羽鶴を受け取ったウクライナの方は、「その想いにとても励まされた、ありがとう」と言っておられます。実は困難なとき、悲しいときに「無関心でいられること」ほど辛いことはないのです。

 また我が日本も大震災などの災害があると、全世界から祈りをいただき、心を寄り添わせていただいているのです。

 皆さんから、心のプレゼントをいただいていることに感謝して、過ごしたいものです。

☆今日の一句☆

  贈ろうよ
     想いをいたす
          プレゼント

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