"Rock'N'Roll"に触れた日
「ロックンロール」
この言葉を知ったのは、たぶん小学生の頃だっただろうか?
小さい頃から意味もよくわからず聞いてきたこの言葉だが
今思うと、大きな力とエネルギーを感じさせるものだ。
ただ、この言葉は曖昧なところも多く、おそらく個人の価値観によって大きく意味は変わってくるだろう。(なので、ここでは個人的な目線で話していきます。)
自分の記憶をたどる限り、最初のロックンロールミュージックと出会ったのは三歳くらいの頃。
この年齢の頃は、様々な物事を好きになる基盤になったころだったと言ってもいい。
その中の一つに「ロックンロール」があった。
最初に聴いたのはジョン・レノンの「Give Peace A Chance」だった。
スピーカーから流れてくる彼の訴えかける情熱的で、エネルギッシュな歌声に一発でトリコになった。
歌詞の意味などは全くわかってはいなかったが、僕はこの曲をかなり気に入り何回もリピートしてもらったことを覚えている(笑)
家は元々、父親がロックミュージックのファンだった。
日常的に家や車の中でロックミュージックを聴いて育った人間だった。
(そのため流行りの音楽はあまり興味が湧かない苦笑)
車の中で流れていたのは忌野清志郎さんが主であった。
この人もまたスピーカーから流れてくる声が印象的な人だった。
そんな風に今まで色んなロックミュージックや「ロックンロール」を聴いてきたが、実はライブなどに行くようになったのはつい最近。
それまでのロックンロールに対する概念を覆してくれる体験をしたのが、今から2年ほど前に日本武道館で行われたリアム・ギャラガーのライブだった。
(リアム・ギャラガー・・・イギリス・マンチェスター出身。ロックバンド
Oasis「オアシス(英語読みだとオェイシス)」のフロントマン。2009年にOasis解散後、現在はソロ活動を行っている)
彼がステージで歌っている姿は言葉に言い表せないくらい「かっこいい」というシンプルな一言だった。
その場でしか感じることができない彼のアティテュードと言うべきなのか、目には見えない強いエネルギーを感じた。
自分はそれまでは技術や知識など、「カタチ」で現わせられることにしか重点を置いていなかった。
でも、この体験によって「目には見えないものの力」、頭で考えるだけではなく「純粋な気持ちと直感で感じ取ること」の大切さにも気づかされた。
個人的な解釈ではあるが、きっとロックンロールは理屈では理解できないところも多く存在していてシンプルに感じることで理解できることもあるのかもしれない。
故に非常に曖昧でわかりにくく、人それぞれの価値観を生み出すものなのかもしれない。
だからこそ色んな人のロックンロールが誕生して
色んな音楽が生まれるから面白いんだろうなぁ。
最高だぜ
2020/07/03 Masa
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