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「英語の質問箱 そこが知りたい100のQ&A」レビューと評判📚

最近読んだ「英語の質問箱」っていう本の内容が、個人的にめちゃめちゃ良かったんで、今からレビューしていくよ。

一言で言うと、「英語を長年勉強していて、ネット上の情報を見漁ってもなんだか既に知ってることばかりで辟易としかけているタイプの英語学習者」が、この本を楽しめるタイプかなと思う。

もし、この本の中身を既に知ってることだらけだって感じるのなら、その人はかなりの「英語上級者」だね💦💦

【タイトル】英語の質問箱 そこが知りたい100のQ&A
【筆者】里中 哲彦
【出版社】中公新書
【ページ数】208ページ

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📚「英語の質問箱 そこが知りたい100のQ&A」のレビュー

この本、2010年11月に出版されてるんで、既に10年以上が経過しているんだけど、中身はぼくでも知らないことが多かったんで、ビックリした。

新聞に寄せられた「英語の質問」が100個、初めから終わりまで掲載されていて、この著者の里中氏がそれに答えていく流れである。

まあ、そこそこ英語やってきた人なら、既に知ってることも多いよ。

たとえば「単数形と複数形が同じになる単語の由来(fishなど)」とか、「will = be going toではない」とか、まあフツーに文法勉強してりゃ分かるわな、っていう知識も多い。

しかし、時々出てくる英語のトリビアの解説がけっこう面白いんよ。

知的好奇心が湧いてくるような、「あっ、そういえばコレってなんでこうなんだろう……」っていうちょっとした疑問に答えてくれる。

たとえばイギリスでは「Ta.」っていう英語が使われてるんだけど、これどーゆー意味か知ってる?

実はこれ、「ありがとう」って意味になるらしい。読み方は「ター!」ね。

たぶん聞いた事ないって人も多いかもしれんけど、この「Ta.」って表現は、アメリカでは一切使われない。イギリス人とオーストラリア人だけが使う。

ちなみに「Ta-ta.(タータ)」は「バイバイ」を意味する幼児語になる👦

さらに、"had better" が「~した方がいい」っていう意味になるのは多くの人が知ってると思うのだけど、このhadがなぜ過去形なのか、なぜ直後に動詞の原形が来るのか、疑問に感じた人もいると思う。

実はここで使われている "had" は、"would" と同じ働きをしているらしく、それゆえ「助動詞」と同じ扱いになるのだそうだ。

英文法の勉強頑張ってる人なら、この説明が腑に落ちるかと思うね。

って感じの内容で、細かいトリビアがいくつも含まれているので、これから英語を始める人も、ある程度英語を頑張ってきた人でも、両者にオススメはできる書籍だと思う。

必ずしも全ての項目をきっちり読まなくても良いので、気になるところだけピンポイントにかいつまんで読んでみるのがコスパ良いと思うぜ✋

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 📚「英語の質問箱 そこが知りたい100のQ&A」の評判

今からこの書籍について、世間からの評判・口コミをまとめていくよ。いつもなら全部をダーっと紹介するんだけど、今回は「良い口コミ」と「悪い口コミ」に分けて紹介していくので、多少見やすいと思うよ。

まずは良い口コミから。

感想
非常に良かったです。
ありがとうございました。
英語についての疑問に答えてくれる本
・英語を勉強していくと必ずおこる疑問に答えてくれる本です。雑学から文法まで、参考書や辞典では、なかなか解答が見つからない英語の疑問に答えてくれます。
・なぜそうなるのか、そのような表現をなぜ使うのか、文化的な背景をふまえながら理由を説明してくれるので納得がいきます。
・説明を鵜呑みにしないで、とりあえずの解答として、自分で考え調べてみる態度も必要であるかもしれません。しかし、興味深く勉強になる情報を得られるよい本であるということには変わりありません。
簡潔にして要点を得た文章―英語学習の初期段階で知るべきことばかり
英語の語彙の解説書は山ほどあるが、どれも買ってから後悔することが多い。値段のわりに中身がない。しかし、本書は違う。英語で「理想の彼氏、理想の彼女」、「不幸中の幸い」、「建前は?」、「付き合っている人いる?」、「オタクは」、「女の勘」、「You’re bossy(威張っている)」 「You’re being bossy」の違い、等等。日頃著者が接している多数の生徒から生じる素朴な疑問から、精選されたものを選び出し、手際よく、才気あふれる文章で解説してある。会話や俗語だけでなく、学校英語での誤りや文法、発音についても少し説明がある。やや俗語寄りは玉に瑕であるが、いつか英語圏で生活しようと考えている人達にはどれも必須単語であり、知っておいて損がない言葉ばかりである。俗語はどうしても軽蔑感と表裏一体なので、俗語オタクgeek,nerdを覚えたら、自分自身で調べ、口語のsavvy“通”(例computer-savvy)も覚えておこう。俗語、口語、公的表現(管理職、政治家、官僚等の言葉)、文語と幅広く対応できてこそ、一流の英語と言えるし、目標はなるべく高く持つ必要がある。言葉は大きな海のようなもので、会話はさざ波で、それらは一瞬一瞬新しく生まれ変わっている。すでに新書版・文庫本サイズの多数の英語解説本を持っている人でも、それらが一昔前のものであったら、是非とも最新の英語を取り入れた本書の購入がお勧め。
英語学習というよりも英語雑学として使える本
現在も東京新聞で連載中の「英語の質問箱」のバックナンバーを新書化。
新聞連載ということで、読者層も幅広く、老若男女からの質問が寄せられており、英語のレベルやターゲットは特に定まっていないようだ。しかし英語を学んでいくうえで、誰しもが疑問に思いそうなこと、基本的だけれども意外と知らないようなことが多く載せられていて、とても面白く読めた。予備校講師、コラムニスト、翻訳家といろいろな肩書きを持つ著者の、幅広く・深い(マニアックな)見識がうかがえる。英語を勉強していない人が読んでも、ちょっとした雑学として、使える豆知識として役立つ本だとおもう。
この本は、楽しかった。面白い。
英語の回文?
7月と8月の由来
「おめでとう」複数形
などなど、なるほどとうなる知識が満載。
comeとgoの違いなどは、本当に為になった。
comeは話し手の方に移動すること 接近
goは話してから遠離っていくこと 離反
だそうだ。英語が話せるくらいの人には当たり前のことだと思う。このような英語感覚を理解するとても良質な本。
語法、口語をはじめとした英語のコラムが100本。その語り口が文法書で語法や表現を羅列されている場合とは全く異なる面白さを生んでいる。
うちがとってる新聞に載ってたなんて知らんかった・・・!
いいコラムやなあ。こんなんあったら必ず読むやろなあ。
特に
「イメージで単語の意味をつかむ」
「兄と弟・姉と妹を区別しない」
これは勉強になった。
さっそく授業でも取り入れつつあるこのごろ。
「へえ~!」と生徒が言うようなネタをどんどんはさんでいこうと思う。

次は悪い口コミね。
両方チェックした方が参考になると思う。

Q&A方式の本はだいたい面白くない
うすっぺらい内容でつまらなかったし、役にも立ちませんでした。
あまり興味を持って読むことができなかった。
この手の書物は、非常に面白いものもあることがある。残念ながら、この本の中身はそうではなかった。

・・・というわけで、悪いクチコミはほとんどなかった。

まあ、批判コメントってあんまり具体的なことが書かれてないので、あんまりアテにはならないかなあ。

ぼくはこの本は良書だと思うので、これまでけっこう英語を学んできた人にはかなり胸を張ってオススメできるよ!

あと、英語を人に教えてる側の人は、この本の内容は知っておいて損はないと思った。

ぼくも早速、自分の英語の教え方にこの書籍の知識を組み込んでいくぜ!

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📚 まとめ

今回のレビューは「英語の質問箱 そこが知りたい100のQ&A」って本を特集してみた。

この本に書かれている内容以外にも、まだまだぼくらの知らない英語の世界は広がっているので、他にもいろいろ読んでみると良いよ。

英語の勉強は楽しんだモン勝ちなので、あまり自分を追い込み過ぎずに、ゆるゆるとポジティブかつ前向きに取り組めばいいと思う。

このnoteでは英語初心者向けに、なるべくモチベーションを高めて英語の壁をガンガン乗り切ろうぜって話をしてるから、他の記事も読んでみてね!

【次の記事】
英語の勉強本をいくら読んでも、英語は話せるようにならない!?


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