見出し画像

[結論]「女王蜂」というバンドが好きです。

 こんにちは。シリアスファイターです。

 日曜日、いかがお過ごしですか。

 ダラダラしてますか?
 今日もお仕事でしたか?
 部活ですか?
 勉強ですか?
 家事ですか?
 迫り来る「平日」という名の怪物に恐れ慄いていますか?

 私は、「女王蜂」してました。

 はぁ?

 いやいや、「女王蜂」ですよ、「女王蜂」。

 私事ですが、かれこれnoteを始めて2ヵ月ほど経ちました。

 週に1〜2回のペースで音楽にまつわる想いを書き連ねる中、
 私の音楽への想いは以前より具体化され、「好き」の炎は勢いを増すばかり。

 また、noteに日々挙げられる、クリエイターの方の想いの籠った音楽レビューからも多いに影響されたことで、以前にも増して聞きたい曲は増えるばかり。

 もぉ〜、嬉しい悲鳴。

 ただ、冷静に自分の現状と向き合ってみると、嬉しいだけの悲鳴じゃありませんでした。

 ぶっちゃけ、ちょっと供給過多。

 私の元々の性格上、一度気に入った曲(またはアルバム)は、最低1ヶ月はずーーーーっと聞いていたいんですよね。

 ただ、こうも聞きたい曲が増えると、精神的に気をつけていないと、曲を「消費」しようとしている自分がいるんですよね。

 これは如何なる曲、情熱を注いで音楽に携わった人、それを勧めていたあなた、etc...に大変失礼だし、誠実じゃないと思うんですよね!

 ちょっと重いな…と心の奥底で思いつつ、それだけ音楽を聞くという人間活動を大事にしたいんです。

 というわけで、新しい曲を聞く手を少し止めて、「そういえば買ってからあんまり見てなかったなあ…」と、目の前にあった女王蜂のライブBDを、ご飯を食べながら見ていたら、あら不思議。

 ご飯を食べる手が全く進みません。

 その音に、衣装に、舞台セットに、演出に、メンバーに、完全に魅了されてしまい、終わる頃にはテーブル上に冷め切ったランチが並んでいました…。

 …というのは盛りすぎで、時々、正気を取り戻しながら少しずつ食べていたので完食しました。

 全ての食に感謝。

 と、そんな映像を見ている内に、そもそもこのnoteを始めたきっかけの1つが、昨年札幌で見た女王蜂のライブだったことを思い出しました。


 ほわんほわんほわんほわん、ほわわわわ〜ん.....(回想)


 昨年の11月〜12月にかけては、札幌市内で推しのミュージシャンのライブが年末大感謝祭のようにありました。

 UNISON SQUARE GARDEN→
 ASIAN KUNG-FU GENERATION→
 a flood of circle→
 MOROHA × 大森靖子→

 と、錚々たるメンツが続く中、次が女王蜂でした。

 そんな女王蜂のライブを見た直後にInstagramに挙げたのが、以下の文章でした↓

 ※ちなみにこのライブツアー、まだ延期になった分の振替公演が残っています。
  以下の文章は演奏曲に触れているので、ネタバレを回避される方はブラウザバック推奨です。

 ボーナス支給日に、念願の女王蜂初ライブということで、かなり昂っていますが、思うところありすぎたので、以下、めっちゃ長いです。

 暇な人だけ見てください。

 端的に言うと、「言葉で形容するには物足りないほどの魅力に溢れていた」ということを、何とか必死こいて言葉にしたものです。

 まだ続いているツアーですが、以下、演出、演奏曲等にも触れます。↓

 まず会場に入って、ステージ中央には白いテーブルクロスが敷かれた4人掛けの巨大なダイニングテーブル、それを取り囲うように設置されたバンドセット、そして開場中のBGMとして流れるクラシック…。

「…ロックバンドのライブに来たのか…?」
 と困惑せざるを得ない場内の異様な雰囲気に、これから繰り広げられる出来事への期待感が煽られます。

 ドキドキしてるうちに開演。

 楽器隊の4人(サポート含む)がSEとともに登場し、中央に設置されたテーブルの椅子に腰掛け、食事を始めました。

 SEの音と食事音が重なり合い、まさしく晩餐会、宴の準備が整ったところで、楽器隊が定位置に。

 ドラムのカウントから、一曲目の「始発」が始まると同時にステージ後方からアヴちゃんが登場、ゆっくりと丁寧なお辞儀から歌い出しまでの立ち回りが、あまりにも美しすぎて、既に今日の晩餐会は成功を約束されたも同然でした。

 そこから、「緊急事態」、「introduction」、「ヴィーナス」などアップテンポなナンバーが続き、アヴちゃんは先程の食事テーブルの上で、テーブルクロスをぐちゃぐちゃに、食器を蹴散らしながら、踊り歌いまくります。

 そこからアンコール前の本編終了まで 、MCなしでノンストップ。

 「BL」「心中デイト」のライブ用にアレンジされたバンドサウンドは最高に興奮したし、弾き語りからの「雛市」

「強く強く生きていかなきゃ 
 世の中のせいにしてちゃ始まらないから」

 のフレーズの切実さに強く胸ぐらを掴まれたし、「コスモ」のどこまでも広がるファルセットとミラーボールの光り輝くステージに確かに光るものを見たし、と喜怒哀楽あっという間の1時間40分。

⁡   演出やビジュアル、照明、演奏のグルーヴや爆発力、低音も高音も1mmもブレることなく怪しく、美しく、かっこよく歌い上げるアヴちゃんのボーカル、全て計算し尽くされているにも関わらず、生身の人間が作り出すアナログな、ロックバンドとしての魅力すらも完璧。

⁡   いや、怪しいとか美しいとか言いましたが、多分この世全ての形容詞を根こそぎかき集めても表現仕切れない、全てを超越した魅力がそこにはありました。

 ⁡私が好きな「FLAT」という曲の中で、見た目とかに左右にされない心を持ち続けたい、そういうものに対する偏見を疑い続けるからこそ、現実で闘っていけるという趣旨の歌詞があります。

 女王蜂って、人によっては見た目とか異様さみたいなもので食わず嫌いな人もいると思います。

 本人たちはそういう色眼鏡とか批判を疑いつつ、周りに一切媚びず、自分たちの魅力を信じて、ひたすら高めて磨き合ってきたからこそ、今日のようなライブ空間を作り上げられているのだと直接見てはっきりと実感しました。

 アンコールでアヴちゃんも、

「コロナ禍でいろんなことが止まりました。
 でも少しずつでも取り戻しいくこの状況を見てると、止まるどころかむしろどう以前を追い越しちゃうんじゃないかと思います❤️」

 なんて愛嬌たっぷり語ってましたが、女王蜂は時代も何もかも追い越した唯一無二の魅力を、もう確立しちゃってるし、それを更に極めていくんだろうなと思います。⁡

 何もかもが初体験でしたが、そんな孤高の道をゆく女王蜂は、間違いなく最高のロックバンドでした。

 いや、何か最高とか言ってるのすら何か陳腐な気がしてきたな。

 ここまで読んでいただいた物好きな人たちは、今すぐYouTubeで検索して、公式のライブ動画とか見てみてください。

 唯一無二のロックバンドを是非体験してください。

 Instagramに挙げる分量の文章じゃないことは、火を見るよりも明らかでした。

 でも、この日は止まらなかったんです。

 ビジュアルが奇抜すぎるとか、歌ってることが生々しすぎて怖いとか、そんな表面的な理解は宇宙の塵となって消え失せ、全ての表現が「私らしく」あろうともがき、生きる人間の希望に見えて見えて仕方なかったんです。

 基本的に、自分が好きなバンドは、自分が好きな気持ちがあればそれでいいと思っています。

 その気持ちは今も、自分にしっかりと根付いていますが、もっと一本一本のライブを、一曲一曲を「好き」でいたいし、大切にしたいと思った時に、もっと能動的にできることがあるんじゃないかって、11月からすごいライブを続けて見た中で、想いを募らせていました。

 そんな自分が、このnoteを始める最後のきっかけをくれたのは、紛れもなくこの日の女王蜂でした。

 どんなに下手くそでもいいから、できる限りの言葉にして、「音楽を好きでいたい」って想いと向き合いながら、今日も心動くままに書いて、生きています。

 改めて、自分のnoteの原点を思い出し、更に見つめ直しました。

 自己紹介の続きのような内容になってしまいましたが、その原点は、結論は、標題の通りです。

 女王蜂というバンドが好きです。

 最後に私の好きな曲(特に聞いてるなと思う3曲に厳選)のリンクを貼っておきます。


 …あああああ、でももうちょっと貼りたいいいい…、「火災」とか、「アウトロダクション」とか、「失楽園」とかあああaa.....。

 キリがないので、少しでも気になった方は各自で掘ってください。

 掘りすぎると、ホントに現実に戻れなくなりそうなことがよくありますが、そこは自己責任で。

 女王蜂に最大限の愛と感謝を込めて。

 何より、いつにも増して自己満足感の強い文章になってしまったにも関わらず、ここまで読んでいただいたあなたへ、本っ当にありがとうございました。

 また、マイペースに音楽への想いと向き合っていくので、機会があればまた是非お付き合いください。

この記事が参加している募集

振り返りnote

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?