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相場道

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相場道を志す人のバイブル。基本中の基本を執筆します。 初めて会った人で、相場の基本を知らない人に、説明するのに、疲れたから でもあります。
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金融道 相場道について

金融道 相場道について

 相場の道に入ったのは、20代からで、当時は、不動産バブルが崩壊した頃、相場、金融の面白さは、井原西鶴が「世に銭ほど面白き物はなし」と言っている通り。お金で、一喜一憂する。
儲かったら面白いし、損しても、それもまた面白い。

 本格的に、相場を研究してみようと思ったのは、実は、株式取引でない。商品先物で、地元に大物の相場師がいて、たまたま教えを乞う事が出来たから。その人は、商品、株式、不動産と、ま

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いて座

いて座

私がTwitter、Facebookで、載せているチャートの指標
Price Navigator プライス・ナビゲーター
Sagittarius サジタリウス と 言います。
由来は、「決して外さない矢」から来ていますが、たまにミスります。
九七式艦上攻撃機の水平爆撃の命中率より上です。50%
九九式艦上爆撃機の急降下爆撃の命中率より上です。80%
パイロットは、その性能に絶対の信頼をおいてました

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相場での儲け方

相場での儲け方

相場での儲け方は、主に二通りある。
安く買った物を高く売る。
高く売ってから、安く買い戻す。

普通の人は、前者が多い。安く仕入れて、高く売る。その差額が利益になる訳だ。手数料、税金も計算しておいた方が良い。
つまり 高く売った値段 - 安く買った値段 =  儲けになる。
普段、日常的に消費者生活を行っている事から、まず最初に買うという行為は、慣れている。

後者のパターンは、家を新築で建てたりす

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いつ買って、いつ売るべきか

いつ買って、いつ売るべきか

安く買って、高く売る。
高く売って、安く買う。

そうじゃないと利益が出ないというのは、理解して頂けたと思うが。
では、いつ買って、いつ売るべきなのか、そのタイミングは、どうやって知れば良いかだ。

資本主義では、資本を投下する行為を「投資」というが、いつ買う、売るタイミングに賭ける行為を「投機」という、つまり「機会」にお金を投下する行為だ。

投資をするにしろ、タイミングが重要で、いつ買っても、

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上がる 下がる トレンド

上がる 下がる トレンド

昨日の続き「いつ買って、いつ売るべきか」っていう所
6時間考えまくった挙句の果てに、ギブアップしました。
私は、相場を教えた弟子にも、トレンドについて聞きました。
つまり上がるのか、下がるのかっていう事を師匠と同じように聞いたことがあります。もちろん、ギブアップしました。100年間考え続けても無理って言われました。
まぁ、普通の人だったら、そうでしょう。別に、悲観になることもないです。私自身、かな

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トレンドの過程と妄想

トレンドの過程と妄想

前回の「上がる 下がる トレンド」で、未来を妄想するという事。
アップトレンドの場合だと、前提が、安値の上に安値が来て、高値の上に高値が来るという事は、買いで入るとしたら、安値の上で入らないといけないという事と、安値の下に安値が来たら、売り、ダウントレンドになるという事。買いで入っていたとしたら、ポジションを解消、玉をぶん投げないといけないという事になる。あらかじめ計算出来るし、失敗したら、どの位

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順張り 逆張り

順張り 逆張り

順張りとか、逆張りとか、聞いたことがあるかもしれない。だが、その方法論、使い方が、今一わかっていない人が多い。

順張りとは、トレンドに沿って取引する。つまり、上がるやつを買って、下がるやつを売る。流れに沿って取引をするのが、順張りだ。

オーソドックスな手法で、平均移動線のクロス売買というやり方がある。
ほとんどの株式投資の初心者向けの本には、短期移動線と長期移動線がクロスした、つまりゴールデン

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押し目買い、戻り売り

押し目買い、戻り売り

相場は、海と同じで、波がある。波の上の魔術師とは、よく言ったものだ。
海は、満ち潮、引き潮がある。つまり、海面が上昇する。相場でいうならば、アップトレンド、下がるのは、ダウントレンドになる。

海の中に入って、泳いでいたら、満ち潮なのか、引き潮なのか、今一わからない。相場も似たような所があって、いざポジションを建てて、エントリーした状態だと、判らなくなる人が多い。
それは、ポジションを持つ事によっ

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売りは、買いより重要

売りは、買いより重要

 相場で、買いと、売りは、どっちか簡単かというと、買いは、お金さえあれば、誰でも出来る。ただし、利益を確定する時は、結局、売らなくてはならない。

 売りの怖いのは、売り切れましたっていう状態になったら、買い戻し出来なくなる。決済不能に陥ったら、緊急手段で、解け合い、強制決済になる。
持っていない物を売る訳だから、そういう事態に陥ることもあって

買いは、家まで、売りは、命まで、という格言もあるぐ

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勝ち? 負け?

勝ち? 負け?

投資をしていて、損失を出している人の思考で、勝ち負けを競っている感じになっている人。つまり、今日、勝った、とか、負けたっていう人は、投資がギャンブル、博打になっている。当然、投資関係の書籍もそうだが、勝ったとか、負けたとか書いている書籍は、信用しない方がいい。

パチンコ、競馬、必勝法みたいな感じになっていて、数学的とか、論理的云々から、掛け離れていて、どっちかというと、占いならまだしも「お祈り投

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価値について

価値について

 金融商品を取引している時に、非常に感じることで、価値についてだ。
例えば、暗号化通貨などは、単なるデジタルの数字の羅列をやりとりしているだけ。極端なことをいうと、日本円の一万円でも、紙切れに、印刷しただけで、価値になっている。

この価値について、考えて見たことがあるが、金融は、人の感情と、信じる事によって、成立している。つまり、人間通しが認知しあう事で成立していて、人間以外の動物には、価値が判

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Die Neue Ansicht

Die Neue Ansicht

日経平均急落での、転換点。切り返しポイント。

米国市場では、株式相場は、天井から10%落下でトレンド転換とされ、安値から10%で、トレンド転換とされ、ロイター通信などのニュースソースが、トレンド転換入りと報道するが、日経平均が急落した時のトレンド転換的を捉えるには、法則はあるのかというと、実はある。

ほとんどの逆張り投資家は、このどこで、切り替えすのかという事を
時間論、値幅論、波動論と、まぁ

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材料

材料

相場の価格を語る上で、判断する際に参考にするのが、二通りある。
まず、ニュース、材料というやつ。
後、テクニカルで、売買タイミングを判断する。特に、投機がそう。

基本的に、株式の場合は、85%以上が、期待で買われる感じで、価格変動が起こる。商品相場は、期待で買われる事は無い。九割近く需給で、価格形成される。従って、商品相場の方が、価格変動に説明がつきやすい。

テクニカルは、数学的、統計学的に過

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相場の機械学習について

相場の機械学習について

先日のオフ会で、AIでの相場予想についての具体的な話をしたが、もっと具体的な話を知りたいという要望がありましたので、記録します。

機械学習を、コードを書かないのだったら
H2O.ai社のH2O Flow か SONYの Neural Network Console
Python上で、実行するのだが環境を構築する手間を考えるとAnacodaを使うのが楽で良い。

pycaretという機械学習パッケ

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