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読書ノート 『防災イツモマニュアル』

読書ノート『防災イツモマニュアル』 文:梶谷牧子

ぼんやりした知識はあるけど、どう動き始めたらいいのか、わからないって時ありませんか。
すぐに始めたいけど、効率良く準備したいって時、ありませんか。

そんな人に手にとってほしい1冊です。

「備えることは、きっと社会も変えること」(防災イツモマニュアル P.139 1行目)

「在宅避難」に備えるー『防災イツモマニュアル』
被災した際、避難所に行かなくても生活も営むことができる備えをすることを目的として書かれた本。文を書いた梶谷さんの思いには、被災し非難する人々の暮らしを少しでも営みやすく、リスクを減らしたい、というものがある。
在宅避難の選択肢を取れるようにすることで、実際に被災した際、本当に避難所が必要な人達が行けるようにし、避難所で発生する感染症のクラスター発生のリスクを減らせる。

書かれている具体的な内容

文が優しく、イラストも交えて描かれているので、とても読みやすい。そして、章ごとにテーマを分けているので、目次を見て自分の気になるところら読むのもありだ。
生活の防災を考える上で、大切な情報となるハザードマップの見方から、車中泊の注意点から、明かり、水、トイレの確保まで幅広い。コンパクトにまとめられていると感じる。
個人的に一番、読むことをおすすめしたいテーマは、サバイバル×キッチン、災害時の食事だ。袋を使った乾物サラダや食品用ポリ袋を使った節水してお米を炊く方法など、ちょっと試してみたいと思えた。
他にも災害時の連絡手段や情報との向き合い方など、150ページ足らずなのに扱っているテーマは広い。きっと今まで気づかなかった身近でできる防災手段を見つけられると思う。

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