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何党系の会派かってすぐにわかる?1

「地方議員に会ってきた」という記事をいくつか拝読して、思うことがあります。

「えっ、そういう順番?」です。
地方議会と地方議員について、少し述べます。

何党系の会派かってすぐにわかる?

私がまず疑問に思ったのは、会派について。
何党系の会派か、ってすぐにわかりますか。
特に市議会の場合。
(※私が拝読した方は別。)

何々党何々市議団があればわかります。
公明党何々市議団や共産党何々市議団のように。

自民や維新はあったり無かったりしますね。
立憲や国民は無いことが多いです。
(※事実上の何々党何々市議団でもそう名乗らないことが多いという意味です。)

自民系会派のなんたら会だとか。
非自民会派のなんたらクラブだとか。

何党系の会派か、ってすぐにわかりますか。

市議は何党系なのか

市議は何党系なのか。
市議には無所属が多いです。
票田から幅広い支持を集めたいからです。

市議として何々党何々市議団に所属していても、無所属は多いです。(公明と共産以外。)
また、市議団でない会派名で、分からないことも多くあります。

一番の手がかりは、党県連の役職。
そして、選挙事務所の為書です。
さらには、市議会議員選挙の応援演説。

来賓として、県議が演説していれば分かります。
市議会と違い、県議会の会派は党派性が強いですからね。

ただ、選挙中は、県議の予定が詰まってしまい、分からず終いのこともあるでしょう。
地方議会に興味を持ったのが選挙の後という人もいるでしょう。

まずは真っ先に衆参の選挙を観察することです。
候補(現職候補含む)を見据え、来賓を見据える。
私はまずそこからだと思っています。

まず支持政党の候補の報告会や演説会に行く。
来賓挨拶や応援演説が必ずあります。

(あれば)現職の国会議員の演説。
続いて県議の演説もしくは挨拶。
そして市議の演説もしくは挨拶。
最後に国会議員候補本人(現職含む)です。

市議が何党系であるかは、国会議員(議員候補含む)の来賓挨拶で知ることが多いのです。

衆参どちらでも良いので、国政選挙をチャンスとして捉えてみてください。
着眼点が明確であれば、地方議員が何党系であるのか、分かるようになってきます。

市議会会派は何党系なのか

市議が何党系なのかが、分かるようになっても、市議会の場合には、もう一つあります。

市議会会派は何党系なのか、です。
冒頭述べたように、市議会は何々党何々市議団と名乗ったり名乗らなかったりします。

市議が何党系なのかが分かっても、単純ではないことがあるのです。
何党系の市議の仲間だから大丈夫だろう、というのは、市議会の場合には通りません。

市議会には、超党派系会派があることがあるからです。国政で対立している党の党員と組むことがいくらでもある。それが市議会です。

正副議長ポストのため。
市長との距離感の違い。
国会議員との親疎。
支持団体との親疎。
定数削減への考え方。

政策でないところでも、政策に関することでも、超党派系会派は出来ます。

ただでさえ、市議団を名乗らないと分かりにくい会派が、市議会はさらに分かりにくいのです。

事実上の何々党市議団なのか。
超党派系の会派なのか。
すぐには分からないことが多いのです。

まず国政選挙ありき

ゆえに疑問だったのです。
まずは国政選挙からじゃないのかな、と。

市議会会派について知るためには、国政ありき。
私はそう思っています。

市の独自予算なんて微々たるものですよ。
国政、県政、市政は不可分です。

国、県、市、それぞれで支持政党を応援するべきだと、私は思っています。
勿論、支持政党にお灸を据えても構いません。
「あんな市議なんて公認するな」もアリです。

ただ、「何党かはわからないけど市議会議員」という雑な理解で会うのは勿体無いと思います。
(※私が拝読した記事では「何党かはわからない」でなく「何党かは伏せる」だと思っています。)

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