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衣料品も食料品のように賞味期限がある

前回は、夏服の買い時について述べました。

好きな服を好きなように買えば良いという前提に戻るのですが、所謂「買い時」はあります。
ただ、去年の服については、「いつでも」です。

店舗側が、旧作の在庫をセールで捌いて、新作を置きたい時期なら、いつでも良いのです。

去年の夏服は、春先から初夏にかけたセールで、ファイナルクリアランスと大差がありません。
ゆえに、新作と違い、旧作は「いつでも」になるというわけです。

ただ、衣服には賞味期限があります。
衣料品も食料品のように賞味期限があるのです。

消費期限でなく賞味期限

衣料品は、食料品と違い、消費期限なんてものはありません。
けれども、定番品以外には賞味期限があります。

衣服は、消耗品であるため、適宜買い足すことになるのですが、数年前の服を引っ張り出して着ると、違和感を感じることになります。

違和感の正体は、劣化や消耗であることもありはしますが、流行であることもある。
定番品以外には、そういう違和感があるのです。
それが衣料品です。

ゆえに、消費期限でなく賞味期限なのです。
衣料品なんて、どれだけ過去のものでも健康には影響がありません。けれども、感覚的な期限が、現実としてあるのです。

オシャレ星人は360°である

オシャレ星人には一周回ってカッコイイ、ということがあります。
360°前後回って、流行の最先端にいるからです。

オシャレ星人は、リバイバルのある直前ぐらいに古着屋巡りでカッコイイ状態をつくる人々です。
圧倒的なオシャレ戦闘力の高さがあるからこそ、一周周ることが出来るのです。

特殊な訓練を積んだ人々なので、普通の地球人が真似をすると火傷します。

ダサい地球人は180°である

一方で、ダサい地球人は180°です。
半周遅れでダサい。

何故そうなるかには、幾つか理由がありますが、その中の一つがファイナルクリアランスセール。
残念ながら、それが現実です。

去年の服を数年後にも着続けていると、流行から外れ続けることになります。

30°程度のズレであれば、十分にオシャレであると言えるでしょう。けれどもダサい人間は、何年も同じ服を着続けてしまいます。

そうすると、何年後かには、概ね90°から180°、流行から外れてしまう。ダサくなるのです。

セールを狙うなら定番品

なので、セールを狙うなら、定番品が望ましい。
流行の直撃する衣料品は、賞味期限が極めて短いからです。
賞味期限の長い定番品は、長く着続けていても、ダサくはなりにくいからです。

ただ、定番品はファイナルクリアランスセールになることが稀です。
定番品だと、新作の営業を兼ねたセールになっていることが多いです。

具体例で言うなら、ヘインズのbeefyとshiro。
beefyは息の長い定番品ですが、おそらくshiroの営業を兼ねたと思われる値引きクーポンが、発券されていました。
(※私は、beefyのネイビーを愛用していますので、何度もクーポンを用いています。)

賞味期限という難しさ

食料品も、そして、衣料品も、最も新鮮な状態が一番良いですが、それはそれ。
食料品は、値引きシールを貼られた直後ぐらいが値段的にお得です。
流行の服も、値段的にはそうなのです。
賞味期限の難しさはそこにあります。

食料品の場合には、値引きシールを貼られてから数日後に食べる人はあまりいません。
けれども、流行の衣料品の場合には、数年後でも着る人がいくらでもいます。

ファイナルクリアランスセールは、一長一短で、中々難しいところがあるものなんですね。

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