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凡人がオシャレ星人の真似をするな4

凡人がオシャレ星人の真似をするな、を引き続き述べていきます。

前回まで、凡人の御洒落戦略を述べてきました。

凡人の崩しは崩れである。
凡人は、ビジネス全振りの10が出来ていない。
凡人は、崩す前から崩れている。
凡人が、変化球を「直球みたいなもの」と正当化してはいけない。

これらを踏まえて、凡人のスマートカジュアルはどうあるべきか、述べていこうと思います。

凡人のスマートカジュアルとは

凡人は手持ちでどうにか出来ない

まず、真っ先に述べておきます。
凡人は手持ちでどうにか出来ません。

何故か。

スマートカジュアルの王道アイテムを全く持っていないからです。

オシャレ星人はその圧倒的なオシャレ戦闘力で、「トータルコーディネート!」だとか「総合的な着こなし!」だとかを言います。
変化球を自在に操ることが出来るからです。

凡人は、変化球を「直球みたいなもの」と正当化してしまうのを避けなければいけません。
ゆえに、コーデ力(りょく)や着こなし力(りょく)のような謎パワーのあるオシャレ星人の言うことをそのまま受け取ると失敗するわけです。

スマートカジュアルは図書委員ではない

ビジネスが10:0。
スマートカジュアルが9:1。
ここまではMBさんの仰る通りです。

ただ、凡人は10:0が10:0ではありません。
所謂昭和のサラリーマンは、概ね9.5前後です。
愚かな中高年には9.1ぐらいのこともザラです。
チェックネクタイをして、ローファーを履いて、「とにかくTPO」と念仏を唱えています。

そんな悪しきロールモデルを見慣れた状態から、少しカジュアル化すると、8:2になる。
9:1にはならないわけです。

白いビジネスシャツをチェックシャツにしても。
チェックネクタイをノーネクタイにしても。
上着を着ずにアクリルセーターにしても。

そんなん土日の図書委員でしかないわけです。
スマートカジュアルは図書委員ではない。
大人がしたら司書だと思われます。

スマートカジュアルも王道を持つ

では、凡人はスマートカジュアルで、何を着れば良いのか。

スマートカジュアルも王道を持つことです。
ビジネスで白いビジネスシャツを着るように。
ビジネスで青無地ネクタイを締めるように。
ビジネスで黒のストレートチップを履くように。

勿論、スマートカジュアルは流行の影響を受けてしまうので、何が王道かが変わりやすいです。
しかしながら、変わりにくい王道はあります。

王道はラペル

スマートカジュアルにおける王道はラペルです。
ラペルとは下衿(したえり)のこと。
テーラードジャケットと呼ばれるジャケットには大体あります。

ブレザーだったり、セットアップの上だったり、流行で左右されやすいのでわかりにくいですが、ラペルがあると良いです。
今年は比較的、セットアップが優勢ではありますが、ブレザーが悪いというわけでもありません。

オシャレ星人が「とにかく清潔感」と言い放ち、訳のわからん状態にする問題。
或いは、ド腐れカスの老害が「とにかくTPO」と言い放ち、「自分で考えろ」と放り投げる問題。
ラペルのある上着で何とかしましょう。

ただ、ビジネススーツの流用はいけません。
凡人にオン・オフ兼用なんていうオシャレ星人の熟練技術は出来ません。

王道は白いロンT

そして、凡人にオン・オフ兼用なんて熟練技術は出来ませんから、ビジネスシャツを合わせるべきでもありません。
ビジネスシャツの色や柄でスマートカジュアルに寄せるのは、オシャレ星人の熟練技術です。
ギンガムチェックシャツを使いこなせるレベルになってからの話です。

凡人は、白いロンT一択。
白いロングスリーブTシャツ一択です。
スマートカジュアルの王道は、白いロンTです。

Tシャツの襟はVネックでなくクルーネック。
Tシャツの襟はラペル(下衿)と違って、流行が直撃するものなので、来年はどうかわかりませんが、まだクルーネックが続きそうです。

で、この話に戻ってくるわけです。

オシャレ星人にはそう簡単になれません。
けれども、オシャレ星人のふりは出来ます。

凡人は直球を組み合わせることです。
オシャレ星人の真似をすると失敗します。

オシャレ星人のふりをし続けることが出来たら、いつの間にか「オシャレな人」の称号が「稀に」つきます。
オシャレ星人を真似するのは、それからでも良いでしょう。それからでも遅くはありません。

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