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(脊柱管狭窄症との)闘い【エッセイ】一〇〇〇字(本文)


 還暦前から15年以上、8000歩ウォーキングを続けてきた。しかし半年前、脊柱管狭窄症を患い、左下肢に強い痛みが発生。スーパーまでの700歩でさえも歩くのもやっとの事態。かかりつけ医は、太腿、背中、腹の筋肉をつけることが、痛みの緩和に効果がある(かも)、と宣う。青栁幸利氏の「8000歩ウォーキング」は、「奇跡の研究」と世界からも評価されるようになってきたが、有酸素運動であって、免疫力を高める(歩き過ぎは逆効果。8000歩がピーク)ためには有効だが、筋力はつかない。やはりストレッチやスクワット、筋力トレーニングも必要だったようだ。これまで怠ってきたことを悔いた。

 さっそく、ジムに通い始める。5月22日から週3,4回ペースで約1か月半、トレーニングを続けてきた。結果として下肢の痛みの緩和につながっているような、気がしている。左下肢の動きがまだ不自然で以前のような速足ではないが、この1週間、4,000歩ぐらいは歩けるようになってきた。しかも、(持病の)不整脈が、この5週間ほど発生していないのだ(その前まで、週に2回ほど血圧計に表示されていたのだが)。

《血圧と脈拍測定表》(8年以上続けている) 
赤い字のマーク(不整脈が表示された日)が1か月以上なし。血圧も安定している!

 noteのフォロワーさんのなかにも脊柱管狭窄症で苦しんでいるひとがいるようなので、私が「治験者」になって試みている運動を列記してみた。
 しかし、医学的な裏付けはないので、あくまでも「個人的体験」であって、万人に効果があるかは保証の限りではない。そして、どの運動が効果につながっているかも、わからない。なので、実行しているメニューを全て併記するので、トレーナーさんなどのアドバイスもいただきながら、ご判断いただければと思う。
 ただ言えることは、痛みが発生する部位の筋力を強化するのは、正解のような気がする。患部周辺を筋肉で固めてしまうということかな、と。まだ狭窄症と縁のない方がたも、この先、同じ症状で苦しまないために、(自宅でもできるので)筋力を高める運動と、そして、むろん、歩くことをお薦めしたい。

 もう少し頑張って、8000歩ウォーキングの復活も期待している。しばらく書けなかった「ウォーキング小景」。速足ではないがゆえに見えてくる光景を描けるかもしれない。
                ※
<自宅でのストレッチ>
〇浴槽太腿ストレッチ(毎日)
私は朝風呂派なので、起床後に行っている。体を洗って湯船につかり、息を吐きながら、左脚のひざを胸の方に引き寄せる。右脚も同様に行う。左右交互に30秒ずつ、3セット。髭を剃ってから再度湯船に。やはり3セット。湯温は、40度前後。これで計10分間お湯につかることになる。

ひざを胸に引き寄せ、背を丸める。
太腿の裏側が伸びていると感じるまで引き寄せる。
(イラスト:ウェルナビから)

〇腿の付け根のストレッチ(週3,4日:ジムの日)
左右交互に10秒を3セット

イラスト:https://longroof-kokoa.com/337

〇背中と腰のストレッチ(週3,4日:ジムの日)
息を吐きながらへそを見るように背中を丸める。息を吸いながら背中を伸ばす10回×3セット

イラスト:https://longroof-kokoa.com/337

〇腹筋(週3,4日:ジムの日)
あお向けの状態で両膝を曲げ、太ももを垂直に上げる。両手は耳の後ろ付近に当て、頭部を浮かし、腹筋に力を入れる。

イラスト:SIXPADサイト

みぞおちを中心に、頭部から背中を丸めていく。床から肩甲骨が離れるまで丸める。へそをのぞき込むように上体を丸める。

イラスト:SIXPADサイト

トレーニングジムでのエクササイズ>
マシーンエクササイズは、専門のトレーナーさんに症状を伝え、太腿、腹部、背部の筋肉強化用のプログラムを組んでいただいた(約1時間)。

1)自転車マシーン
(軽く1分間漕ぐ→スピードをあげて1分間漕ぐ)を繰り返す。計30分間。(私の場合は)時速平均は、約17km。太腿と腹筋の強化になっているようだ。

2)筋力マシーンエクササイズ
◆レッグエクステンション(腿の前側 大腿四頭筋)

◆レッグカール(腿の裏側 ハムストリング)

この方がトレーナーさん

◆ケーブルロウ(背中中央 僧帽筋)

◆チェストプレス(胸と二の腕 大胸筋、上腕三頭筋)

◆アウターサイ(お尻の横)、インナーサイ(内腿)

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