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思い込み【エッセイ】一五〇〇字

TOP画像のカップは、シンガポールで買った想い出の品。

 「規則正しい生活をしている」と言うと優等生っぽく聞こえるが、私の場合は面倒臭がり屋なだけ。次は何をしようかと、いちいち考える必要がないので、楽なのだ。
 6時半に起床。風呂のスイッチを入れる(朝風呂は半世紀近く続けている)。コーヒー粉を入れ、スイッチオン(TOP画像は、セラミックフィルターを使ったドリップコーヒー。たまあ~に、月一程度しかやらないけど)。その間に、朝一のお小水。玄関に新聞をとりに行く(と言っても、集合住宅なので数メートル)。NHKニュースを観ながら、脈と血圧測定。薫よいコーヒーをカップに注ぎ、新聞を持ってベランダに。「天声人語」「折々のことば」と、(「東京新聞」も併読しているので)「筆洗」を読む。テレビ欄をチェックし、(シーズン中は)大谷の放送時間を確認。(コロナ禍の今は)主要な都道府県の感染者数をチェック(東京と故郷の北海道、よく行くゴルフ場がある山梨県、そして一応、noter仲間の住む府県)。コーヒーに刺激され、再びトイレに。そこで、「お風呂のお仕度ができました(とは言わないが)」という女性の機械音で、バスタイム。風呂からあがると、タニタの体重計で、測定。昨夜洗って食洗器に入れておいた食器類を定位置に収める。冷凍してあるバナナにヨーグルト、蜂蜜をかける。解けるまでの時間は、ベッドメイク、コードレス掃除機でさあ~っと、お掃除。そこで、テレビ朝日の「ことば検定」になるので、データボタンを押して、当たるとガッツポーズ。果物を食べながら冷凍バナナが溶けるのを待ち、朝食が始まる。長々と書いたが、この流れは毎日、同じ。1時間半。
 昨今、「モーニング・ルーティーン」(以前は「朝活」とも)なる言葉が注目されているようだ。直訳すれば「朝の習慣」である。学問的には、「習慣形成」と言うらしい。<一連の行動を無意識に行える慣例に変えることである。脳の基底核は,習慣にバトンタッチすることで労力を節約でき,習慣化することで,複雑な作業も機械的にこなせるようになる(早稲田大学大学院経営管理研究科:岸夏希氏)>ということ、らしい。
 朝に行うべきことをいかに効率的に行うか、現役にとっては重要になってくる。1分でも長く寝ていたいということもあるだろうし、優雅な人は余裕ある朝時間を愉しみたいと考えることもあるだろう。
 私は現役を退いた身。好きな時刻に寝られ、起床時刻も神経質になる必要がない。しかし、朝だけでなく一日のルーティーンを決めておく。「習慣化」しておかないと、「さあ、きょう何をすっぺか」と、その都度考えなければならない。冒頭でも書いたが、それが面倒なのだ。なら、朝から寝るまでを「習慣化」しておけば、流れ作業で過ごすことができる。名付けて、「デイ・ルーティーン」。むろん、“ボケっとタイム”も節目ふしめに組み込む(これ、大事)。
 ただ、欠点がある。何の疑問を持たずに決まったことを、自動的に繰り返すということは、固定観念に縛られることでもある。
 過日、エッセイ「朝風呂ノススメ」を書いたとき、note仲間の<くなんくなんさん>から言われた、「むかし朝シャンなんてやったことがあるけど、朝に風呂入ると眠たくなるのです」と。確かに、私は“カラスの行水”派なのだが、寒い日はバスタブにつかる時間が、つい長くなっていて、身体がだるいことに気づいた。時間を半分(せいぜい10分)にしてみると、想定通りにスッキリする。
 ルーティーン化することも良いが、決めつけないようにすることも肝心と、学んだ。

(おまけ)
一昨日2か月ぶりに、わが愛するコースに行ってきました。予報では気温が7度で曇りでしたが、立派に“晴れ男”技を発揮し、ご覧の快晴。風もなく最高の日和でした。あ、スコアは、天気に関係ございません・・・。ハハハハ
でも、安倍何某よりは力強いでしょ?(爆 
満身創痍と言いながらも、なんとかできました。ハハハハ
悲しいことがあっても、なにがあっても、「ハハハハ」と笑えば、吹き飛びます。
ちなみに、撮影は担当キャディさん(「うん」と答えるのが、かわゆい)。
( My YouTubeのアップ方法が間違ったかも・・・)


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