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私の書斎(読書記録)

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読書を全くしてこなかった私が、ある本に出会ったことで読書の素晴らしさに気がつき、今では新しい本を読みたくてワクワクしています。 そんな私の読書記録になります。
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2023年9月の記事一覧

「蜜蜂と遠雷」(恩田陸)

あらすじ 国際的なピアノコンクールを舞台に、若き才能がぶつかり合う。 巨匠の秘蔵っ子、挫折…

「家族じまい」(桜木紫乃)

あらすじ 妹からの電話で母親が認知症だと知る。親の面倒を妹に任せっきりで、疎遠になってい…

「湖上の空」(今村翔吾)

あらすじ 直木賞作家にして時代小説を多く書かれている今村翔吾氏のエッセイ。 デビューから、…

「ビブリア古書堂の事件手帖4」(三上延)

あらすじ 鎌倉にある古書堂の店主の栞子が、古書の知識と持ち前の洞察力で本にまつわる謎を解…

「木曜日にはココアを」(青山美智子)

あらすじ ひっそりと桜並木の通りに佇む「マーブル・カフェ」。 そこには様々な客が訪れる。そ…

「元彼の遺言状」(新川帆立)

あらすじ 敏腕だけどお金の亡者の弁護士「剣持麗子」。ふとしたきっかけで、元彼の遺産相続争…

「眠りの森」(東野圭吾)

あらすじ 名門バレエ団の事務所で見知らぬ男が殺された。 被疑者のバレエダンサーは正当防衛を主張。 捜査にあたる加賀恭一郎は、調査をしながらバレエダンサー達のバレエに掛ける想いを知る。 そんな中、第二の殺人が起きる。 誰が、なぜ犯行に及んだのか? 感想 加賀恭一郎シリーズ第二作目。 前回、大学生だった加賀は、刑事になっています。 彼が、人々の感情から動機を探る、いわゆるホワイダニットものです。 誰がなぜ犯行に及んだのかを、様々な人との会話から推理していきます。 最後に、加賀は

「羽州ぼろ鳶組 夜哭烏」(今村翔吾)

あらすじ 江戸の町を火事から守る火消し。 命をかけて火と戦う彼らに、身内をさらい、出動を妨…

「江戸のひみつー町と暮らしがわかる本ー」(江戸歴史研究会)

あらすじ この一冊で、時代小説、ドラマ、映画がもっと楽しめる! 江戸っ子の住まいや職業、服…

「教養としての歴史小説」(今村翔吾)

あらすじ 歴史小説の解体新書です。 直木賞作家(歴史小説家)であり、歴史小説愛好家でもある今…

「レモンと殺人鬼」(くわがきあゆ)

あらすじ 大学の事務で働く主人公の女性。自分は、虐げられる側の人間だと思い生きてきた。 10…

「月まで三キロ」(伊与原新)

あらすじ 6話の短編集。 死に場所を探す男とタクシー運転手。 恋愛に臆病な女性と気象オタク。…

「そして誰もいなくなった」(アガサ・クリスティー)

あらすじ 絶海の孤島に集められた10人。彼らは、職業も年齢もバラバラでお互い面識はない。 夕…

「屍人荘の殺人」(今村昌弘)

あらすじ 大学のミステリ愛好会の葉村は、曰くつきの夏合宿のため紫湛荘を訪れていたが、想定外の事態に見舞われ籠城することになる。 一夜が明けると、参加者の一人が密室で惨殺されていた。そして、次々と殺人が起こる。 犯人は誰なのか? 感想 まさに新本格ミステリでした。 読みやすくて、一気読みしました。 様々な賞を総ナメにしていますが、著者のデビュー作なので驚きです。 いわゆる特殊設定のクローズドサークルものです。 知念実希人さんの「硝子の塔の殺人」のように、新本格ミステリ作品へ