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悶々ママVS奮闘ママ〜会いたい人に会いにゆく〜

スペインでお味噌屋さん起業を目指しているmasamiです。

「今月一杯でお店を閉めます」
目標としているバルセロナのお味噌屋さんが突然閉店宣言をしたのである。彼女のInstagramをずっと見守ってきていた私は「なぜ?」が止まらない。

コロンビア人女性が作るバルセロナのお味噌屋さんは色んな種類のお味噌と生麹を取り扱っている。

Instagramの中で見る彼女はキラキラと輝いていて、色んなフェアに参加し、味噌ラーメンのワークショップを度々開催し、売り切れ商品の投稿も度々目にしていました。

順調そうに見えていた彼女のビジネスに何が起きていたのか、聞きたい事がたくさんある。メッセージや画面越しの会話も考えてみた。だけど、私の語学レベルで私の想いや熱は伝わるだろうか?

スペイン在住10年目だが、語学レベルが毎年右肩上がりになるわけではない。スペインに住み始めた2、3年目が一番流暢に話出来ていたし理解度が高かった。日本で言う職業訓練校(Formación Profecional通称FP)に通って、スペイン人と肩を並べ法律や語学、ビジネスについて学んでいたからです。

どうしても直接会って話しなくてはと感じた。

でも、また子ども達を預けて外泊するの?していいの?出来るの?
私には7歳の娘と2歳の息子がいます。私としてはとんでもない勇気を振り絞って、オランダ麹修行のため4日間家を空けたばかりです。
(オランダ麹修行は下記事に詳しくUPしました)

オランダ滞在から帰国すると7歳の娘が「ママ今日はいる?もうどこも行かない?」と聞いてきました。私がまたどこかに外泊するのではと心配しているのでしょう。

娘の担任との個別懇談で言われました。
「先日どこか行ってた?実は学校に着いた途端、すごく思い詰めたような表情をしててね。どうしたの?って聞いたら「ママがいないの」って目に涙を一杯溜めて泣き始めたのよ」

私の娘は小さい頃から超ママっ子です。公園に遊びに行っても私の側を離れず、一緒にベンチに座り走り回る子ども達を眺めているような子でした。

娘の気持ちを考えると、胸が苦しくて娘の担任を目の前に私も涙がポロポロ出てしまいました。

私には必ず叶えたい未来があって、原動力は家族です。
その未来に向かって、今できる事を積み上げていく必要があります。
子どもと一緒に過ごせない時間はこの先もきっと出てくるでしょう。

自分なりに納得できる解釈をしていないと、娘や息子に罪悪感だけを残してしまいます。どんな姿を子ども達に見て欲しいか考えて見ました。

子どもを理由に家で動けず悶々とするママか外の世界と関わりながら社会貢献の為に奮闘するママ

私は後者を子ども達に見せたいなと素直に思いました。

家族の協力を得て、バルセロナ行きを決めました。

1日目 夜行バスでマドリードへ(🚌6時間)
2日目 早朝フライトでバルセロナへ (🛩2時間)  お味噌屋さん訪問
3日目 電車でバルセロナから自宅最寄り駅へ(🚆9時間)

ほぼ座っているスケジュールだが、旅の目的は果たせそうだ。

お店を畳む2日前の訪問者をどんな気持ちで迎え入れてくれるのか、私はとてもドキドキしました。
約束前に、お花屋さんで花束を購入しました。彼女の仕事振りを称え、ポジティブにお祝いしたかったのです。

鰹節を差し入れしようか、花束にしようか悩んみましたが花束にして良かった。
花束を差し出した瞬間彼女の顔がふわっと和らいだのを感じました。

オープンマインドで迎えてくれた彼女は「こうしたら良いよ、これは辞めた方が良いよ」と色んなことを私に教えてくれました。忙しいのに2時間半も熱く語り合ったのです。

こんなに赤裸々に語ってくれたのは、現地に足を運んだからだと思う。

翌日、9時間も電車に揺られ車内で出来る事はやり尽くしてしまった。

本当に何もない無人駅
駅前が栄えている日本が懐かしい

駅で待つ子ども達との再会はやっぱり待ち遠しい。

子ども達が胸に飛び込んでくる瞬間は、やっぱり嬉しくてたまりません。
足を踏まれようが、腹パンチ級に頭がめり込もうが嬉しいものです。

バルセロナで学びを得た私の表情が、頑張るママとして子ども達に写っていて欲しい。

私のやりたい事を応援してくれている家族に、子どもの面倒のサポートをしてくれた主人のご家族に感謝で一杯です。



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