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インドの人々に喜ばれた 日本のお土産 15種類

インドの人々に日本のお土産を持っていくとき、どんなものを渡したら良いか悩む人も多いのではないでしょうか?せっかく渡すなら、喜んでもらえるものを持っていきたいですよね。

今回は、私がインド人の同僚や友人たちに渡して好評だった「日本のお土産」を紹介します。(私の個人的な経験に基づいてピックアップしているので、人によっては好みが分かれるものもあるかもしれません!)

お土産選びの際に気を付けること 2つ

ベジタリアンの人でも食べられるものを

インドには、宗教的な理由や食習慣により、ベジタリアン(菜食主義)の人が多数います。中には卵やを食べない方もいます。

ベジタリアンの人々は動物性の食品は一切食べられないので、動物性エキス(鶏や豚のエキス)、魚介系エキスなどが使われている食品もNGです。

またノンベジタリアンの人の場合でも、ヒンドゥー教徒の人は牛肉を食べない人が多く、ムスリムの方は豚肉由来の原料は食べません。
最近では若い人を中心にヴィーガンの人も増えています。

お土産を渡す相手の食習慣・好みが事前に分からない場合は、
ベジタリアンの人でも食べられるものを選ぶ」のが無難です。
食べ物系のお土産を選ぶ際は、原材料をチェックして、動物系の原料が入っていないかを確認しましょう。

インドの人々の味の好みは全然違う

インドの人々の味の好みは、日本人の味覚センスとかなり違うことが多いです。例えば、スイーツは極端に甘いものが好きだったり、シンプルな味付けよりも、スパイシーでパンチの効いた味を好んだり。

日本人が美味しいと思うものでも、インドでは全くウケが悪かった、なんてこともあるので、「失敗したくない!」という方は、以下にpすすめしたものを参考にしてみてください。

食べ物みやげ 5種

チョコレート(ロイズ、Mary's、モロゾフなど)

日本のチョコレートは、繊細な甘さと高級感が人気で、
デパ地下や空港で売られているようなお菓子ブランドのチョコレートは、
どれも好評です。




缶に箱詰めされたアソートメントであれば、包装もしっかりしているので、
荷崩れするリスクも少ないです。お土産を配る相手や人数、予算に合わせて、ブランドや商品を選んでみてください。

特に以下のものがおすすめです
・ポテトチップチョコレート(ロイズ)
・生チョコレート(ロイズ) 
・ピュアチョコレート(ロイズ)
・アソートメントチョコ(Mary'sやモロゾフ)


ロイズは、お土産を買いそびれたときに空港で購入できるのも良いですね。
私は以前に一度ロイズの生チョコを職場に持っていったところ、相当美味しかったようで、インドに渡航する際に毎回チームメンバーに「あれ買ってきて!」頼まれていました。

(注意!)
暑い時期(地域)に行く場合は、温度管理に注意が必要です。
暑い時期に渡航し、インドに到着してから長時間外にいる場合は、溶けてしまう可能性があるので、あまりおすすめしません。

豆菓子(しょっぱい系のもの)

シンプルな味付けの豆菓子もおすすめです。
インドでも豆菓子はポピュラーなので、抵抗なく食べてもらえる印象です。

インドでは脂っこくてスパイシーな味付けのものが多く、日本の豆菓子はあっさり味付けのものが多いので新鮮に感じるようです。

おすすめは以下のブランドです。

・麻布十番 豆源
麻布十番の本店や、デパ地下などに店舗を構えており、色々なフレーバーの豆菓子があります。1パック300~400円くらいなので、数種類購入して持っていくことが多いです。
おすすめのフレーバーは「きなこ大豆」「わさび大豆」です。


・フェーヴ 

こちらの豆菓子は、味も美味しいですが、和モダンなパッケージが可愛く、
ビジュアルでも喜んでくれる人が多かったです。ベジタリアンOKのフレーバーも多数あります。自由が丘や都内各地に店舗を構えているようです。

(注意!)
豆菓子を選ぶなら、しょっぱい味付けのものをおすすめします!
(甘納豆などは、以前持って行ったところ不人気でした・・)
インドには甘い豆菓子は少なく、「豆菓子=しょっぱいもの」というイメージを持っている人が多いです。
また、おかきなどには「豚肉エキス」「鰹節エキス」などが入っているものがあり、ベジタリアンの人にとってNGのものも。原材料に注意ください。

ヨックモック

ヨックモックのお菓子も、大好評でした。
日本の洋菓子(焼菓子)は、バターの香り、食感や味の上品さから、インドの人々からも好評です。定番のシガールや、ラングドシャなど、どの商品もおすすめです。

(注意)
卵が入っているので、厳格なベジタリアンの人は食べられないかも・・。
ベジタリアンでも、ケーキやお菓子に入っている卵はOK、という人も多数います。不安な方は、卵NGの方も食べれられる、チョコレートや豆菓子などを合わせて持っていくと良いかもしれません。

カステラ

日本のカステラも、インドの同僚や友人に喜ばれました。
カステラのような、しっとりした食感のケーキはインドでほとんど見かけないので、丁寧に焼かれたカステラは人気でした。

おすすめは、文明堂の「カステラ巻」です。
(小分けサイズになっているので配るのに最適)

こちらも卵が使われているので、ご注意を。

どらやき

日本のどらやきは、実はインドでかなり知名度が高いです。
なぜなら「ドラえもん」が全国的に放送されているから。
子どもや20~30代の世代は、大体ドラえもんを知っています。
「ドラえもんが好きなお菓子」として認知している人が多いです。

小さな子どもがいる家族や、若いスタッフがいる職場に持っていくと、
きっと喜ばれると思います。

私はどら焼きを友人に渡してみたら「ドラえもんで何回も見たことはあるけど、実際には食べたことなかったよ!」と写真を撮って早速インスタに挙げていました(笑)

ただし、こちらも卵が使われているので、厳格なベジタリアンの人は食べられないかも!渡す前には卵OKかどうか、聞いてみてください。

バラマキ系みやげ 4種(スーパーで購入可)

次は、大人数に配れて、スーパーでも購入できる、
バラマキ系のお土産を紹介します。

スーパーで購入したものって、安っぽく思われるかな、、と思う方もいるかもしれません。(あくまで私の経験、そして渡す相手にもよりますが)職場などで大人数に配るようであれば、スーパーで売られているような大袋のお菓子でも、その点を気にする人は少ないように思います。

以前、日本に出張に来ていたインド人の同僚たちが、職場や家族へのお土産に、とスーパーでたくさんのお菓子を買っていました。彼らがいつも買っていた、お菓子4種類を紹介します。

明治のチョコ

「明治」は日本のお菓子ブランドとして知っている人が多いです。
明治のアソートメント・チョコ(大袋入りのもの)や、箱入りのパックなどが人気のようです。


アーモンド/マカダミアチョコレート

明治やロッテから発売されている、アーモンドチョコレート、マカダミアチョコレートは、いつも喜ばれます。カリっとした食感が何とも美味しいのだとか。


アルフォート

チョコとクッキーの組み合わせが人気で、私の同僚は大袋や箱入りのものを、毎回大量に買っていました。インドにもこうしたチョコレートサンドはありますが、甘さが強いものが多く、日本のアルフォートはインドの人々の口に合うようでした。


キットカット抹茶味

「日本らしいお菓子」で、これも喜ばれるお土産のひとつです。
日本の「抹茶」はインドでもよく知られているので、日本を想起させるお菓子として人気でした。


「日本らしさ」のあるお土産 6選

日本酒・梅酒

お土産を渡す相手がお酒を飲む方であれば、日本酒や果実酒(梅酒など)も喜ばれると思います。

インドの都市部の若い人々の間では、日本酒は「Sake」として知られていて、「日本酒に興味がある」「飲んでみたい」という人も多いです。
一方で、インド国内では日本酒はほとんど販売されていません。

私は日本酒や梅酒の小瓶を持っていったところ、とても喜ばれました。
特に梅酒は初めての人でも飲みやすく、特に女性の友人たちに人気でした。

日本風の食器(豆皿、お茶碗など)

日本らしい柄のお皿も、お土産におすすめです。
私はよく、100円ショップで売っている和風のお皿(豆皿やお茶碗)などを
お土産に持っていくことが多いです。お箸も良いですが、インドでは
(海外での生活経験がある、日本に興味がある、といった方でない限り)お箸を使える方がいないので、実用性に欠ける気がします。

特別な方であれば、少し高級なものを持っていくのも良いですね。

お皿は割れやすいので、私はいつも新聞紙にくるんで洋服をクッション剤にして持っていっています。


雨具(折りたたみカサ、レインコート)

日本の折りたたみカサやレインコートは、コンパクト、おしゃれなデザイン、そして品質が良く、以前お土産として渡したらとても喜ばれました。
(インドで売られている折りたたみカサは、大きくてかさばるものが多い)

実用性のあるお土産として、おすすめです。

小物の文房具(ペン、ふせんなど)

日本の文房具も、そのクオリティの高さから喜ばれます。
ペンだと、フリクションボールペン、3色ペンなどが特に喜ばれました。

日本ならではの、可愛いふせんも人気でした。
「柴犬」や「和柄」のふせんは、日本らしいデザインで好評でした。

ユニクロ

ユニクロの服飾小物も、おすすめです。

インドには、ユニクロのような「シンプルなデザインで、値段もひかえめ、高品質」なファッションブランドが少ないです。
ユニクロのTシャツ(日本を想起させるデザインのもの)や、
寒い季節に行くのであれば、ヒートテックなんかも良いかもしれません。

ユニクロは、デリー、グルガオンに2店舗あるのみです。(2022年1月時点)
インドの店舗だと値段が高いので、お土産としてもらったら、嬉しいもののひとつかもしれません。

喜ばれなかったモノ

参考情報として、、日本のお土産として、よくおすすめされているけれど、
実際に持っていったら「あまり喜ばれなかった」ものを紹介します。
あくまで私の経験に基づく話なので、参考程度にしてください。

×ようかん

「ベジタリアンの人も食べられるし、日本ならでは!」ということで、
とらやの一口サイズようかんを以前渡してみましたが、、不人気でした。
一口は食べてくれたものの、「不思議な味だね」と言って、残している人が多かったです。

感想を聞くと、黒色の見た目と食感が、インドの人々の味覚と合わないようでした。

×甘納豆

同じくベジタリアンもOK、かつ日本らしいお菓子の甘納豆。
こちらも渡してみたところ、微妙な反応でした。

感想を聞いたところ、インドの豆菓子は塩味やスパイスが効いた辛いテイストのものが多いので、甘い豆菓子は味覚に合わない様子でした。
インド料理でも、豆は基本的にスパイスなどで塩やスパイスで味付けされています。(日本の煮豆のような、甘い味付けの豆料理は、インドではなじみがない)

インドの人の味覚では「豆菓子=しょっぱいもの」がデフォルトのイメージなのかもしれません。

×柿の種

柿の種をお土産として渡したところ、味そのものは好評でしたが、
原料に「かつお節エキス」が入っているため、ベジタリアンの人は食べられませんでした。

渡す相手が、魚も食べられるノンベジタリアンの方であれば、
問題なく食べてもらえるはずです。

動物性原料が入っていることを気付かずに食べてしまう人もいますし、
言わないで(知らないで)お土産として渡してしまう人もいます。
ベジタリアンの人にとっては、その人の信条にかかわる大切なことなので、
私は必ず原料を確認して、「べジ」「ノンべジ」であることを伝えるようにしています。

最後に~相手の好みを事前に聞いておくと良い

以上、インドの人々に渡したい、日本のお土産15種類を紹介しました。

色々紹介しましたが、お土産を渡す人(人々)を事前に知っている場合、
相手の好みや食習慣(ベジタリアン or ノンベジタリアンか)ということを聞いておくことをおすすめします。せっかくお土産を渡すなら、相手が安心して食べられるもの、気に入って使えるものであってほしいためです。

日本のお土産を通じて、インドの人々との交流を深める、日本の事を知ってもらうきっかけになれば良いな、と思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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