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ドイツ語を学ぼう3〜名詞の性と冠詞・冠詞の人称変化・不規則変化〜

前回は、主語の種類と動詞の人称変化について学んできました。

今回は3つの単元をやっていきます。
以下のような順でやっていきましょう。

名詞の性と冠詞

名詞の性

ドイツ語は、名詞の頭文字は、必ず大文字です。

そして、ドイツ語の名詞には3つの「性」があります。
男性名詞・女性名詞・中性名詞です。

男性名詞:Vater(ァーター)「父」 Tisch(ィッシュ)「机」
女性名詞:Mutter(ッター)「母」 Liebe(リーベ)「愛」
中性名詞:Kind(キント)「子供」 Dach(ダッハ)「屋根」

冠詞

冠詞とは、英語の定冠詞の"the"や不定冠詞の"a/an"です。
これはドイツ語にもあり、名詞の性によって変わります。

男性名詞:der Brief(デア ブーフ) ein Brief(アイン ブリーフ)
女性名詞:die Wand(ディー ァント) eine Wand(アイネ ヴァント)
中性名詞:das Buch(ダス ーフ) ein Buch(アイン ブーフ)

※Brief 「手紙」Wand「壁」Buch「本」

冠詞の人称変化

格の種類

名詞の役割を「格」と言い、ドイツ語には1〜4格の4種類があります。
日本語で考えると「父」という名詞を具体例に挙げると、
「父がご飯を食べる」「父のボールペン」「父に合図を送る」「父を褒める」
のように「〜が・は/〜の/〜に/〜を」と訳す、日本語の格助詞に当たります。

格の形

2格に注目すると男性名詞と中性名詞には「ー(e)s」が付きます。
※女性名詞は変化しません。

大雑把に言えば、その単語の母音が1個(1音節)の場合は「ーes」、2個以上は「ーs」を付けます。

「-s」,「-sch」などで終わる男性名詞と中性名詞には必ず「-es」を付けます。
der Tisch(ティッシュ)「机」→ des Tisches(ティッシェス)[男性名詞]
das Haus(ハオス)「家」  →   des Hauses (ハオゼス)       [中性名詞]

まとめ

定冠詞
不定冠詞

格の用法

動詞の不規則人称変化

前回、動詞の不規則人称変化で紹介した「angeln:釣りをする」「rudern:漕ぐ」があります。

今回はもう少し紹介していきます。

発音しやすくするための人称変化

語幹が「-d」,「-t」で終わる動詞は、語尾に「-st」や「-t」を直結しにくいため「e」を加えます。

口調上のe

母音が変わる不規則変化

ウムラウトタイプと「e」が「i/ie」に変わるタイプがあります。ただし、この2パターンは、2人称・3人称のduとer/sie/erの時だけです。

①ウムラウトタイプ

ウムラウトタイプ

※fahren「乗り物で行く」 schlafen「眠る」

②「e」が「i/ie」に変わるタイプ

「e」が「i/ie」に変わるタイプ

※sprechen「話す」

類例として以下の単語も示しときます。

「e」が「i/ie」に変わるタイプ

今日のドイツ語20単語

auch(アオホ)「〜も」※英語のtoo
gern(ゲルン)「喜んで」
immer(インマー)「いつも」
zusammen(ツーザンメン)「一緒に」
glücklich(グリュックリヒ)「幸せ」
schnell(シュネル)「速い」
laut(ラオト)「大声で」

die Brille(ブリレ)「メガネ」
der Vogel(フォーゲル)「鳥」
die Rose(ローゼ)「バラ」
der Apfel(アップフェル)「りんご」
der Lehrer(レーラー)「(男性の)先生」女性の場合 die Lehrerin(レーラーリン)
der Arzt(アールツト)「(男性の)医者」女性の場合 die Ärztin(エールツティン)

spielen(シュピーレン)「〜する」※英語のplay
fliegen(フリーゲン)「飛ぶ」
suchen(ズーヘン)「探す」
kaufen(カオフェン)「買う」
essen(エッセン)「食べる」
shenken(シェンケン)「贈る」
trinken(トリンケン)「〜を飲む」


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