恋慕

死ぬまで一生、こんな感じなんだろうなと思う。
いつの間にかなあなあで25年を生きて、あと何年生きられるか分からず不安なまま今日を無為に過ごす。
27クラブなんて馬鹿馬鹿しいと思ってきたけど、そんな歳があと5つの季節が巡ると来る。
なんて話、クリスマスにするべきじゃないな。
何かやり残したような柔らかな後悔をしてるのだろう。

本を買った。松本隆の言葉の教室。
まだ冒頭しか読んでいないが、彼の詩は"風をあつめて"が代表するように、生活と近いものを言葉に滲み出すので素敵だ。
冒頭部分に綴られていたことだけで、この本を買った価値は十分にあると思う。

泣いてしまいたい気分。
よろけて、角張った石を蹴る。
屋根の上の猫が笑った気がするなあ。

良い夜を。

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