まさきひろ(廣真希/広真紀)

小説、エッセイなどを不定期でアップしています。

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マガジン

  • ノンセクションの50

    《(和)non+section》枠が限定されていないこと。特に、クイズ番組などで出題範囲が限定されていない部門。(goo辞書より) 不定期更新。

  • Walk on the Outside of Spaces

    『アルゴ遠征隊西部へ(The Argo Goes West)』『高次元へつづく山(Olympus on Mars)』につづくアメリカ史改変SFアドベンチャー・シリーズ第三弾! アメリカ合衆国の不参加で第二次世界大戦が枢軸国の勝利に終わった世界。 1962年、アメリカ現代史のドキュメンタリー映画を編集していたホーソーンはフィルムが次々に書き換えられていくのに気づく。中立を貫いたはずのアメリカが日本に原爆に落とし、朝鮮、ベトナムに参戦しているのだ。何者かがパラレルワールドを継ぎ接ぎしている! ジョン・F・ケネディ大統領は歴史修正を阻止すべく特殊部隊を高次元宇宙に派兵する!

  • 時代小説集

    股旅もの「旅鴉餓鬼地獄」、シナリオ「宮本武蔵 鬼子母神の巻」、以後「畜生国訪問記」「吸血鬼光源氏」「水戸黄門古墳漫遊記」などを予定。 不定期更新。

  • 小説『The Argo Goes West』

    1900年、フロンティア消滅宣言をしたアメリカに、突如としてギリシア神話の世界が侵略をはじめる。帝国主義者セオドア・ルーズベルト副大統領は最新科学の粋を集め戦闘機関車アーゴ号を建造。怪物たちの跋扈するニュー・フロンティアを西へと驀進する! 毎週土曜日更新。

  • 小説『Olympus on Mars』

    1937年、実業家のハワード・ヒューズは火星大陸をフライト中、空飛ぶ円盤に遭遇し消息を絶つ。物理学者にして登山家のショックリーは依頼を受け、標高2万メートルを超えるオリンポス山を目指すが――。『Th Argo Goes West』の続編。毎週土曜日更新。

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    • my favorite movies 洋画 けの巻

      刑事キャレラ 10+1の追撃 (監督:フィリップ・ラブロ/出演:ジャン・ルイ・トランティニャン、ドミニク・サンダ) エド・マクベイン『87分署』シリーズの映画化。キャレラ役はジャン・ルイ・トランティニャン。拳銃を射つ時、片手をズボンのポケットに入れて射つのがとにかく格好良い! トランティニャンは仕草が粋で、『流れ者』でやった、グラスを傾けて泡ができないようビールを注ぐのも大好きで、これは今でも真似している。なお、『ある愛の詩』の原作者エリック・シーガルが俳優として出演してい

      • my favorite movies 洋画 くの巻

        クォ・ヴァディス (監督:マービン・ルロイ/出演:ロバート・テイラー、デボラ・カー) ノーベル文学賞作家ヘンリク・シェンキェヴィチの同名小説の映画化で、皇帝ネロの時代のキリスト教徒の受難が描かれます。この映画を見た後、キリスト教に改宗しようか本気で悩みました(結局、しませんでした)音楽は『ベン・ハー』のミクロス・ローザが担当しています。 蜘蛛女のキス (監督:ヘクトール・バベンコ/主演:ウィリアム・ハート、ラウル・ジュリア) 先に原作を呼んでいて、東京国際映画祭の日本プレミ

        • my favorite movies 洋画 きの巻

          北国の帝王 Emperor of the North Pole (監督:ロバート・アルドリッチ/出演:リー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナイン) 西部開拓時代が終わり、全米に鉄道網が敷かれると、ガンマンに代わって列車に無銭乗車して旅をするホーボーというアウトローたちが現れます。動物文学で知られるジャック・ロンドンも作家になる前はホーボーをしていました。そのホーボーと鉄道警察の壮絶な闘いを描いたのが本作。男臭さムンムンの傑作です。 私事ですが、『デジモンテイマーズ 暴走デジモ

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        • ノンセクションの50
          80本
        • Walk on the Outside of Spaces
          43本
          ¥100
        • 時代小説集
          18本
        • 小説『The Argo Goes West』
          2本
        • 小説『Olympus on Mars』
          0本
        • 自主映画『ザ・スターリンになれなかった男』
          1本

        記事

          my favorite movies 洋画 かの巻(後編)

          カルパテ城の謎 (監督:オルドリッチ・リプスキー/出演:ミハイル・ドチョロマンスキー、ヤン・ハルトゥ) チェコといえばカレル・ゼマン監督によるジュール・ヴェルヌ原作のレトロ・フューチャーなSF映画(『悪魔の発明』など)が有名ですが、その流れを汲んだ、おバカな映画です(宮崎駿✕大林宣彦な感じ?)。監督のオルドリッチ・リプスキーは他にも『レモネード・ジョー 或いは、ホースオペラ』『アデラ/ニック・カーター プラハの対決』といったおバカ映画を撮っています。 カンサス・シティの爆弾

          my favorite movies 洋画 かの巻(後編)

          my favorite movies 洋画 かの巻(前編)

          外人球団(恐怖の外人球団) (監督:イ・ジャンホ/出演:アン・ソンギ、イ・ポヒ) アストロ球団やアパッチ野球軍みたいな異色の熱血スポ根野球映画です。監督のイ・ジャンホ、出演のアン・ソンギ、イ・ボヒは80年代韓国映画を代表する人たち。いつもはちゃんとした映画を撮ってる人たちですが、この映画は漫画原作なのでかなりはっちゃけてます。 鏡 (監督:アンドレイ・タルコフスキー/出演:マルガリータ・テレホワ、アナトリー・ソロニーツィン) タルコフスキーはこの映画が一番好きです。 火星

          my favorite movies 洋画 かの巻(前編)

          my favorite movies 洋画 おの巻

          『黄金の七人・1+6 エロチカ大作戦』 (監督:マルコ・ヴィカリオ/出演:ランド・ブッツァンカ、ロッサナ・ポデスタ) 監督と主演女優(当時は結婚していた)が同じだけで、犯罪コメディ『黄金の七人』シリーズとはぜんぜん関係ないイタリア式艶笑喜劇です。睾丸が3つある(多精巣症)精力絶倫のシチリア男が、好奇心を持ったベルガモの奥様たちとやりまくります。 『狼たちの午後』 (監督:シドニー・ルメット/主演:アル・パチーノ、ジョン・カザール) 1972年に、ゲイのパートナーの性別適合手

          my favorite movies 洋画 おの巻

          my favorite movies 洋画 えの巻

          『栄光の座』 (監督:マイケル・アンダーソン/主演:アンソニー・クイン、ローレンス・オリヴィエ) シベリアの強制収容所に服役していたウクライナ人大主教(アンソニー・クイン)がバチカンの教皇に選ばれ、さまざまな改革を試みます。冷戦の時代に作られた映画で、世界平和の願いがこめられています。 『SFボディ・スナッチャー』 (監督:フィリップ・カウフマン/出演:ドナルド・サザーランド、ブルック・アダムス) ジャック・フィニィ「盗まれた街」の二度目の映画化です。最初の映画化の監督ドン

          my favorite movies 洋画 えの巻

          my favorite movies 洋画 うの巻

          『ウィズ』 (監督:シドニー・ルメット/出演:ダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソン) 「オズの魔法使い」を黒人キャストでミュージカルにした舞台の映画化。ミュージカルとは縁がなさそうな社会派監督シドニー・ルメットが監督したのはクインシー・ジョーンズの縁でしょうか? ファンタジーなので普通だったらセットで撮るところをニューヨークの屋外で撮影しているます。翼のついたオートバイと合体した空飛ぶ猿軍団の群舞は圧巻(オリジナルの舞台版は翼が生えて飛ぶ)。楽曲がすごく好きで、「Ease o

          my favorite movies 洋画 うの巻

          my favorite movies 洋画 いの巻

          『怒りを胸に振り返れ』 (監督:ポール・ボガード/出演:カルビン・ロックハート、ジェフ・ブリッジス) 学校改革で黒人の学校に白人生徒たちが編入される。黒人熱血教師が奮闘する学園ドラマ。白人生徒役でジェフ・ブリッジス、「スタンド・バイ・ミー」監督のロブ・ライナー。英語の授業に身が入らない生徒たちにエロ小説を読ませて学習意欲を高めるのは名案だと思いました。 『イナゴの日』 (監督:ジョン・シュレシンジャー/出演:ドナルド・サザーランド、カレン・ブラック) 虚栄と野心にあふれたハ

          my favorite movies 洋画 いの巻

          my favorite movies 洋画 あの巻

          『愛すれど心さびしく』 (監督:ロバート・エリス・ミラー/出演:アラン・アーキン、ソンドラ・ロック) 心優しき聾唖者の青年が主人公。ハートウォーミングなヒューマン・ドラマなのだが、ラストは――「衝撃的」というのは安易、ドラマチックとも違う――人生を考えさせられる深く静かなラストでした。 (若い頃のソンドラ・ロックは透明感のある妖精のようだった。大学時代通っていた歯科病院の看護婦さんがソンドラ・ロックにすごく似ていた) 『愛と憎しみの伝説』 (監督:フランク・ペリー/出演:フ

          my favorite movies 洋画 あの巻

          徒然ww(1)

          健康優良児 出産時、結構大きい赤ちゃんだったらしく、健康優良児の大会に出場したのだそうだ。身長・体重は申し分なく、最後のハイハイ競走で勝てれば優勝だったらしいのだが、母曰く、「コースを外れたんで失格だったんだよ」。 今でもコースを外れて冷や飯暮らし。人生の初っ端に躓いたわけだ。 ムカデ 高校の時、学校の自動販売機でコーラを買った。飲んでみたら何か口の中で動くものあり。ペッと床に吐き出したら、ムカデがのたうち回って、ゾッとした。 以降、しばらくコーラは飲めなくなった。

          新連載のおしらせ

          アストロイドX 巨人復活 天空と大地のうた南太平洋を舞台にした伝奇・SF・ロボット・アドベンチャー! TVアニメ『デジモンアドベンチャー』『ソニックX』『名探偵コナン』脚本家・まさきひろが、中学生時代に描いていた未完のロボット漫画『アストロイドX』を、半世紀の時を経て、小説でリブート復活! カクヨムにて連載スタートしました(不定期連載)

          アフォリズム 2024.4.4

          いにしえの昔 週刊誌とスポーツ新聞は電車で読んで捨てるもの 女性週刊誌は美容院の待ち時間に読むもの 日記は日記帳に書くものであった <a href="https://pixabay.com/ja/users/jarmoluk-143740/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=436498">Michal Jarmoluk</a>による<a href="

          50年前に描いた未完のロボット漫画のリブート・ノベライズ大作戦

           デジモンアドベンチャーは25周年ですが、ぼくが「まさきひろ」というペンネームを使いだしたのは中学2年生の頃で、ちょうど今年度が50周年になります。  ぼくの通っていた中学は、長崎市立岩屋中学校というところで、映画関係者に限れば、先輩に「仮面ライダーアマゾン」の岡崎徹さん、後輩に原田貴和子さん、原田知世さん、橋口大輔監督がいらっしゃいます。(他にもいるかも)  中学2年生の時、転校生の山田徹くんと知り合って、二人でCMプロダクションという漫画サークルを作りました。「C」」はキ

          50年前に描いた未完のロボット漫画のリブート・ノベライズ大作戦

          映画「風立ちぬ」考 ――島耕二と若杉光夫――

          「風立ちぬ」は堀辰雄の短編小説で、これまでニ度映画化されています。最初の映画化は昭和29年(1954年)、主演は久我美子&石濱朗、監督は島耕二。二度目の映画化は昭和51年(1976年)、主演は山口百恵&三浦友和、監督は若杉光夫。  実は島耕二と若杉光夫は、劇団民藝=新映画社製作の「ある夜の出来事」という映画に、それぞれ監督、助監督として参加していました。  両監督とも、純愛映画からサスペンスまでオールマイティな監督ですが、とくに児童映画に定評があります。  しかしながら、「風

          映画「風立ちぬ」考 ――島耕二と若杉光夫――