見出し画像

my favorite movies 洋画 あの巻

『愛すれど心さびしく』
(監督:ロバート・エリス・ミラー/出演:アラン・アーキン、ソンドラ・ロック)
心優しき聾唖者の青年が主人公。ハートウォーミングなヒューマン・ドラマなのだが、ラストは――「衝撃的」というのは安易、ドラマチックとも違う――人生を考えさせられる深く静かなラストでした。
(若い頃のソンドラ・ロックは透明感のある妖精のようだった。大学時代通っていた歯科病院の看護婦さんがソンドラ・ロックにすごく似ていた)

『愛と憎しみの伝説』
(監督:フランク・ペリー/出演:フェイ・ダナウェイ、ダイアナ・スカーウッド.)
ジョーン・クロフォードの自伝映画(原作は実娘)。クロフォードが出演した『何がジェーンに起こったか?』さながらの壮絶な愛憎劇が展開される。

『愛の嵐』
(監督:リリアーナ・カバーニ、出演:ダーク・ボガード、シャーロット・ランプリン)
私のオールタイムベスト10に絶対入る、悪徳と退廃に満ちた恋愛映画。はじめて見たのは高校の時でした。

『悪魔の赤ちゃん』
(監督:ラリー・コーエン、主演:ジョン・P・ライアン、シャロン・ファレル)
敬愛するラリー・コーエン監督の社会派ホラー。薬害から産まれた赤ちゃんが怪物化して殺害を繰り返す。シリーズ化され、3作目の『悪魔の赤ちゃん3 禁断の島』では悪魔の赤ちゃんは差別迫害の末、島流しにされる。

『悪魔の植物人間』
(監督:ジャック・カーディフ、出演:ドナルド・プレゼンス、ジュリー・エーゲ)
植物人間は怖くないが、実験の失敗で生まれたフリークスが怖い。監督のジャック・カーディフは本職は『赤い靴』などの名カメラマン。ヒロインは『原始人100万年』『ドラゴンvs7人の吸血鬼』のお色気女優ジュリー・エーゲ。

『悪を呼ぶ少年』
(監督:ロバート・マリガン、出演:クリス・ユダバーノキー、マーティン・ユダバーノーキー)
原作&脚本のトム・トライオンは俳優引退後、SF/ホラー小説家に転身した人で、これはその処女作。ブラッドベリィを思わせるダーク・ファンタジーの佳作。

『明日なき追撃』
(監督カーク・ダグラス、出演:カーク・ダグラス、ブルース・ダーン)
カーク・ダグラス製作&監督&主演した西部劇風刺コメディ。上院議員を目指す連邦保安官のカーク・ダグラスが、新聞社にお尋ね者の逮捕を報道させて選挙キャンペーンに利用しようとする。

『明日に向って撃て!』
(監督:ジョージ・ロイ・ヒル/出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード)
何度見ただろう、私のオールタイムベスト1!!

『アメリカを震撼させた夜』
(監督ジョゼフ・サージェント、出演:ポール・シェナー、ビック・モロー)
オーソン・ウェルズのラジオドラマ『宇宙戦争』を本当のニュースと信じたリスナーがパニックになった実話を再現したテレビムービー。

『アルジェの戦い』
(監督:ジッロ・ポンテコルボ、出演:ジャン・マルタン)
アルジェリア戦争をドキュメンタリー・タッチでドライに描いた傑作。主役のジャン・マルタン以外すべて素人。音楽はエンニオ・モリコーネ。

『アルプスを越えて』
(監督:クリストファー・レイチ、出演:ジュリエット・ケイトン、チャーリー・シーン)
「アルプスの少女ハイジ」の後日談。成長したペーターをチャーリー・シーンが演じる。寄宿舎に入ったハイジを待ち受ける同級生たちのイジメ。さらに経営者夫婦は児童虐待が趣味の変態だった。

『暗黒の命令』
(監督:ラオール・ウォルシュ、出演:クレア・トレバー、ジョン・ウエイン)
『ビッグ・トレイル』で無名のジョン・ウエインを主役に大抜擢したラオール・ウォルシュが再度ジョン・ウエインと組んだ西部劇。南軍ゲリラによるローレンスの虐殺の映画化だが、娯楽映画らしく、発端を令嬢を巡っての男二人の恋の鞘当てに変えてある。

『暗殺 サン・ディエゴの熱い日』
(監督:マイケル・クライトン、出演:ベン・ギャザラ、E・G・マーシャル)
マイケル・クライトンがジョン・ラング名義の自作小説を初監督したテレビムービー。大統領暗殺を企てるテロリスト(E・G・マーシャル)と国務省捜査官(ベン・ギャザラ)の知力を尽くした攻防戦。



カバーは、Lu LetteringによるPixabayからの画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?