Drive!! #174 ボート X 小説
「そうか、早速読んでくれたんか」
なかなかに病んどるやろ、その頃の俺。と小さく付け加えた。
先日の2000TTでチームとしては練習納めだったが、バイトのない人は年末年始も自主練することがある。艇庫には俺と細川さん以外にも、何人かの選手がいつもより少しリラックスした雰囲気でボートと向き合っている。
「ノートに書くときは標準語なんですね」
「そこに注目されるとちょっと恥ずいな」
あまり突っ込みすぎると次の1冊を貸してもらえなくなるような気がして、"でも、全然変な感じはしなかった