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自助会 4回目 発達障害当事者会

発達障害の自助会を初めて今回は4回目になりました。

当事者会では徐々に顔馴染みの方が安定して参加してくれるようになってきました。参加の理由は様々ですが、個々にご自分でなんらかの問題や悩みを抱えていることは間違いなく参加に積極的のように感じています。個々の抱えている問題や悩みに対してすぐに解決するわけでは無いですが、愛着障害でいう「安全基地」の場が自助会の場になり得る場所だと感じ始めました。

「安全基地」とは愛着障害の本から引用しました。

愛着の絆が形成されると子供は母親といることに安心感を持つだけではなくて、母親がその場にいなくても次第に安心していられるようになるのですが、安定した愛着が生まれることは、その子の安全が保証され、安心感が守られることでもある。
ボウルビィの愛着理論を発展させた、アメリカの発達心理学者メアリー・エインスワースは、愛着のこうした働きを「安全基地」という言葉で表現した。

引用元  愛着障害  岡田 尊司             

愛着障害については、私のnote「発達日記#2」に書いてあるのですが、発達障害の愛着障害はかなりの割合で関係しているということなのです。

話が少し逸れてしまいましたが、発達障害当事者にとって自助会はその安全基地のような場だと感じました。それは発達障害当事者はなんらかの悩みや問題を抱えているのですが、当事者会はその当事者同士なので悩みもうち開けやすく共感してもらいやすいということ。また自分以外の方が自己開示をすることやその内容がとても普通じゃ話できない内容を発信にもつながる場合もあります。

ともあれ発達障害と愛着障害の診断の区別は専門家でもとても難しいようで、大人になってからだとより難しいので、どうしても診断してもらいたい場合は、専門のカウンセリングや診察をしてくれるところをさがす必要がありようです。

自助会の話に戻りますが、参加してくれるメンバーの顔ぶれが同じ方が続いてきていただけると、より安心できる自己開示しやすい場所になり、自分でも気づかないことにも自ら気づきを得ることにつながる環境になる場所だと実感してきました。

自助会の環境も合う合わないもあるようなので、自分にあったところを見つけて安心できる場所として探してみるのも良いかもしれません。

今回は少し短めですが、ここまでご購読いただき有難うございました。
何かのヒントになれば幸いです。



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