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#13 お金の教育、新しい時代の必要性 〜大河内薫が語る、なぜお金の勉強が必要なのか〜

8年ぶりに道徳の授業を行いました。何十年も経験してきましたが、授業を終えた後、ここ最近にはなかったほどの脇汗をかいていたことに気付いたオカマサです。それでもやっぱり授業は楽しい!

さて、今日は、昨日の熊本エディケーションウィークで登壇されたVoicyパーソナリティーの大河内薫さんのお話をお伝えします。昨日の記事では、同じプログラムで登壇された「16歳からのライフシフト」監修者の宮田純也さんのお話をお伝えしました。

宮田さんの後に講演された大河内さんは、人生100年時代を迎え、「お金」の勉強をしないと生き抜けないぞという内容でした。

大河内さんは、VoicyだけでなくYoutubeやX(旧twitter)など様々なSNSでお金の勉強の重要性を発信している税理士さんです。小中学校や高校で出前授業も行っています。

この講演の中で、日本では「お金」のことについて話をすることを避けてきた傾向があると話していました。実際、自分の親がどれくらい給料をもらっていたのか今でも知りません。自分が子どもの頃の生活は、どれくらいの収入があって成り立っていたのかを知るだけでも、進路選択の視点も変わったかもしれません。

お金の話をしないだけでなく、お金について今の大人達は学んできませんでした。学校で教えてくれるものでもありませんし、今のようにインターネットもありません。親からは、「お年玉は貯金しなさい」と言われ、貯金すると貯まるものだと信じていました。私が子どもの頃、郵便局に預けていた定期貯金が20年間で倍になったと親から聞いたことがあります。その経験があるので、私達の親世代は「貯金最高!」となり、子どもたちには貯金しなさいと教えてきたわけです。その教えを受けて、貯金してきた第二次ベビームーム世代は、「今それほど増えないぞ。でも、そんな簡単にお金が増えることはない。無駄遣いせず、貯金して貯めておこう。」となっている人は少なくないと思います。

情報を取りに行くことができる時代になってから、「貯金最高!」ではないぞと気付いて、お金について学んだ人とそうでない人とで大きな差が生まれたことは間違いないと思います。私はちょっとおかしいぞ、このままではまずいかもと思い、しっかり勉強をせず、株式、保険、外貨預金など、貯金以外のことをやってみました。当然、勉強をせずでしたので、それなりの勉強代を払うことにはなりました。

では、どんな勉強をするとよいかということですが、そもそも何の目的でお金を貯めて増やそうとしているのかを明確にすることが大事だと大河内さんはおっしゃっていました。例えば、月20万円で充実した生活を送れる人にとって、30万円を稼ぐために時間を費やしたり、貯金にお金を回して、生活が苦しくなったりしては毎日が不幸です。どんな生き方をしたいのか、将来、どんな生活をしたいのかなど、これくらいのお金が必要だから、今これだけ貯金や投資に回すと、20年後、30年後に到達するといった目的に応じてお金を集めていくことが大事だということです。

学びに早いも遅いもないです。まずは、良書を1冊読んで行動することを推奨していました。解説書、漫画、小説など、自分に入りやすい種類で構わないそうです。レビュー数が1000件以上あり、評価4.5以上であれば問題ないとのことでした。知識があれば、自分と家族を守ることができるという言葉が印象に残っています。まずは、リビングでお金のことについて話をするようにします。そして私は、この本を買ったまま積読(つんどく)になっていたので、読んでみようと思います。

みなさんがお金について読まれた本で良い本がありましたら、コメントしてもらえると嬉しいです。


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