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米津玄師のお酒の飲み方にいたく共感する


音楽の巨象にお酒の匂いを嗅いで止まった蠅

以下を読み、米津玄師を音楽の巨象とするなら蛍光灯の中に紛れ込んだ蠅のミトコンドリアのような者にすぎないが、なんだか非常に身近にいる酒仲間のような妙な親近感を覚えてしまった。

drunk | 米津玄師 official site「REISSUE RECORDS」 https://reissuerecords.net/diary/drunk/

それでもお酒との付き合い方において完全に一致することはない。ふつうにお酒に強い弱いは人それぞれであるし、なにより巨象と蠅のミトコンドリアなのでお酒の効きが同じわけがない…

蠅とミトコンドリアに触れてしまったので、新宿の小滝橋通りと新大久保駅、西武新宿駅の直角三角形のルートを右回り左回りと約20年前によくふらふら散歩したように寄り道しては戻りつつ、お酒の飲み方の共通点と違いをアンケート調査のように検証してみた。

共同発表:老化した細胞ががん化を促進する仕組みをハエで解明 https://www.jst.go.jp/pr/announce/20141027-2/index.html


っとっと、寄り道しすぎないうちに戻ります。

drunk | 米津玄師 official site「REISSUE RECORDS」 https://reissuerecords.net/diary/drunk/


米津玄師の日記と会話をするキモいオッサン開始


お酒を飲むのが好きです。

はい。

暇があれば飲む。

とにかく時間に余裕があるときは、はい。

誰かといる時はもちろん、一人でいる時も飲む。

はい。

家の冷蔵庫のドリンクホルダーにはだいたいビール瓶がビッシリ詰まっており、それ以外に入っているのはいつ使ったのかも定かではない味噌1パックのみ。肴はいらない。

冷蔵庫のドリンクホルダーを意識したことはありません。コスパの良い麦を飲むことが多いです。肴はいらないというより、お腹が空いたときにお酒で身体を整えたほうが美味しく感じられるので食事前に必ず摂取します。

とにかくビールかウイスキーか日本酒があると嬉しい。

全共感です。

痛風や糖尿病など飲酒に伴う病がたまに恐ろしくなるくらいにはお酒を飲むのが好きです。

年を取ると痛風が気になるので、お酒と牛乳は必ずセットで買うことにしており、身体のアルカリ化に配慮するようになりました。

彼らと本質的に同じ人種であると感じることはあまりないけれど、どこか破滅的な言動の中に共感を覚える節は確かにある。

はい。「火垂るの墓」「今夜、すべてのバーで」がお酒やなにかを飲みつつ吸いつつ書かれたとしてもなんら不思議ではありません。校正などは素面で行うと思いますので。

思うに、弱っちい精神と飲酒は相性が良すぎるのだ。例えば将棋や囲碁において、熟考の末に指した一手が熟考ゆえに悪手となる展開はよくあることだけど、思考を凝らしすぎるとイメージはどんどん濁っていき、抽出すべき文脈を見失ってしまう。

頼もしいご見解!お酌します🍶

考えなくてもいいことをあれこれ考えて自意識でパンッパンに張り詰めた脳みそから、まるで栓を抜いてビーチボールを萎ませるように、余計な自意識をお酒は逃がしてくれるのだ。

お酌します🍺

脳みそがピューっと萎んで単純になれば、重要ではない細部に囚われず、たどり着くべき目的を見失わずに済む。

お酌します🍶

そしてこれは構造だけ見れば眼鏡と似てる。レンズを通すことで衰弱した視力を補完する眼鏡と、過敏な神経を麻痺させることで感じるべきものに焦点を合わせることができるお酒。逆眼鏡。

複数の何かに少しずつ依存しながら生きて行くのが生活なのだとしたら、ある面で僕はお酒に依存しながら生きているのだろう。ちょうど眼鏡がなければ生活がままならない人と同じように。

そこまで深く考えたことはありませんでした。お酌します🍶


計量カップでお酒を飲む

依存という言葉を使うとなんだか病的なニュアンスを孕んでしまうし、酒飲みは総じて野坂昭如や中島らものように破滅的な人間なのだ、という偏見も確かにあるみたいだけど、用法用量さえ守ることができれば(これがいっとう難しいのは百も承知だが)素敵な隣人として付き合っていける筈なんですよね。

お酒と付き合えるレベルは人それぞれだと思いますし、全共感です🍶
さらに付け加えるとお酒に強いひとほど用法用量が守れずズブズブの関係になってしまうと考えています。

私事ですが、二日酔いや外でついつい調子に乗って飲み過ぎてしまった翌朝に、二日酔いや吐いたりするときの状態が心身ともに超絶不快です。

なので家で飲むときは、たとえばアルコール25%の麦焼酎なら100mlで25mlがアルコール成分。それを2杯なら50mlのアルコール。+350mlの缶ビールALC. 5%なら17.5mlで先の焼酎と合わせてアルコール成分計67.5mlが適量といった塩梅で、それを超えると心底不快な二日酔いや吐いたりする苦痛がお酒の良さを上回るので、決してそのラインを超えることがありません。

無理してセーブしたり自制しているのではなく、不快がお酒の良さを上回るので、必然的に量が規定される、計量カップで飲む、そんな飲み方です。

お酒に無頼といったロマンを求める方々には興ざめかもしれませんが…

お酒を飲むのが好きです、

はい、お酌します🍶

から先は何も考えずに書いたらこうなった。こんなことが書きたかったのかどうかは自分でもわからない。

わかるなんて言えませんが、とてもよくわかります…

一応素面で書き連ねたけれど、この文章が酒飲みの自己欺瞞になっていないことを切に願う。

素面で読み直しはした、と解しています😊
酒飲みの自己欺瞞どころかモヤっていたことを言葉にしてくれてとても感謝しています。ふだん自分は飲まないウイスキー、注がせてください🥃


2018年、紅白歌合戦の前後に米津玄師を一気飲みした結果

「音楽の原体験はBUMP OF CHICKEN・小5のときにパソコンが家に届いてネットが繋がりその向こう側でBUMP OF CHICKENの曲に合わせてアニメーションを乗っけるのが流行っていて、それを見たのが音楽をやるきっかけ」 / Twitter https://twitter.com/o_dwara/status/1078908682925043713

などを知り、アニメーションやそれ以前の伝説の始まり「お姫様は電子音で眠る」まで溯って全曲聴いて大塚美術館から放映された紅白歌合戦を見てから石原さとみ主演の『アンナチュラル』を一気見した後、完全に酒オーバーでぶっ飛びながら以下を作りました。

米津玄師「Lemon」のダンサー菅原小春に音を付けてみた on Vimeo https://vimeo.com/310767490

人が亡くなることだけではなく、大事なモノや思い出が無くなっていくことに対して忘れてしまう恐怖や不安をダンサーの菅原小春に引っ張って行ってもらう指笛、言霊、音霊、ハイヒールを意識しながら。

ラジオにあったように「だれかのお葬式の真っ青な空のものすごくいい天気を想像して、列の前のほうの『昔、夢に出てきた女性』が周囲にヒソヒソと笑われながらも二人にしか分からない指笛を周りの目など一切気にせず気持に真っ直ぐに空に向かって吹き続ける」

踊るように、ステップを踏むようにふたりだけのサインを想いながらダンスに引っ張ってもらい音を乗せた酒作です。

なので、もう一杯だけ注がせてください🥃私もこれから飲みます🍻

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