見出し画像

日本医療崩壊(下)〜お薬大好き日本人 ビッグファーマはボロ儲け〜

医療崩壊の原因の二つ目。
多国籍ビッグファーマは今、ワクチンで世界中の金をかき集めていますが、それ以外の薬品でも薬九層倍(くすりくそうばい)のぼろ儲けをしながら、医療を支配しています。

日本のテレビはおそらく、世界一健康番組が多いと思いますが、番組には必ず薬の解説が付きます。
日本人は薬信仰があるようで、診察後に薬が出ないと「先生、お薬はないのですか。」「お薬はこれだけですか。」と言い、薬をたくさん出す先生は人気があるそうです。
ですから患者が何か苦痛を訴えると先生は「じゃぁお薬を増やしておきましょう」と言うので、薬漬けになった病人が年々増える一方だと、統計から読み取れます。

最近は「オプジーボ」という、何千万円もするT細胞を活性化するガンの免疫治療用の高額剤にも保険が効くので、ますます医療制度が圧迫されることになりますが、もし薬を出さないで患者が死亡した場合、訴訟に持ち込まれると、必ず医者が負けるような法体系になっているといいますから、先生方も処方せざるを得ません。

医療崩壊の原因の三つめは「日本人の死生観」にあると思います。
死生観とは、「死を考え、そして生を考える」という意味で死が先になっています。
しかし、いつも家畜を殺して食べている牧畜民にとって、死は日常見慣れていますが、菜食の日本人は死を穢れたものとして忌み嫌うばかりで、死を何としてでも避けようとします。

日本は新生児死亡率が世界一低いそうですが、それは新生児医療が発達しているからで、自然界では本来残れないような劣性遺伝子が次世代に持ち越されることもあるでしょう。
ですからあの相模原のやまゆり園のような施設がこれからも増えていくことになります。

それからここブラジルでは、あまり聞かない経管栄養や胃ろうなどの延命治療、もっと言えば“延死治療”も日本では盛んですが、91歳の母親が死んだので、息子が主治医を呼び出して老母の蘇生術を強要し、断った若い医師を散弾銃で殺した事件なども最近ありました。(2022年1月27日埼玉県ふじみ野市住宅立てこもり事件)

私も今年の6月で80歳になりますが、日本の医療費は70歳以上の人が全体の67.3%を占めているそうで、この割合も世界一だと思います。

ヨボヨボが 孫押しのける バイキング

【今日の名言】
金金と やたらに金を かきこんで 金の重さに 腰が折れけり

お読みになって頂きありがとうございます。宜しくお願い申し上げます。