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水の子

森の中の沢で、何かを発見!!

子どもってなんで水が好きなんでしょうね?
雨、水たまり、水道、お風呂、バケツに溜まった水、プール、川、海・・・
なぜか子どもたちは、近寄って、手で水をかき回したり、たたいたり、足でピチャピチャしたりします。
ついつい大人は、濡れた後の洗濯や着替えの面倒さが先に来るので、「やめなさい!」ってやっちゃいます。それ、わたしもやっちゃう!

サワガニに夢中で、お尻が濡れていることも・・・

子どもってなんで水が好きなんだろう??考えてみました。

私たち人間の体から考えてみました。
人間の体は、大人で約6割が水でできています。大人より子どもの方がその割合が多く、その割合は7割です。赤ちゃんは8割近くと言われています。

体の中の水が反応してる??

私たちの暮らしから考えてみました。
空、山、川、海の自然は、別ものではなく、「水」でつながっています。
これは、小学4年生の「生活」の授業で習ったりします。
海からの水蒸気が雲になり、雲はやがて山にぶつかり、雨を降らします。降った雨を山や大地が受け止め、やがて川となり、川から海へと流れていきます。山の近くで住む人、川の近くで住む人、海の近くで住む人、住む場所は違っても、水は常に循環し、私たちの暮らしに恩恵をもたらしています。水の循環の中で私たちは生きていると言えます。

雨が降ると森も子どもたちもイキイキしてくる

歴史から考えてみました。
「水」を人生の一番の教えとしている人もいます。
「上善如水(じょうぜん、みずのごとし)」
老子の言葉で、「最高の善は、水のようなものである。水は万物を助け、育てて自己を主張せず、だれもが嫌うような低い方へと流れて、そこに収まる。」と水の性質を人生の在り方として捉えています。
パソコンやスマホがなく、科学もまだ発達していない時代、この言葉の意味から、当時の人の水の性質を見抜いた人間の鋭い感性に驚かされます。

山がやさしく、水の子を受け止めてくれる

私たちは水からできていて、水の循環の中で暮らしているということを考えると、より水に近い子どもたちの水への反応、ふるまい方は、ごく自然なことかもしれません。

雨の森にでかけてみては?

晴れたら、外で遊ぶのが普通かもしれませんが、「たまに」でもいいので、雨の中で散歩したり遊んでみるのもいいです。「晴れたら、晴れてるから」と条件付きで遊ぶのではなく、雨の中、外にでかけてみてはいかがでしょう。
雨だから見れる景色や出会えるいきもの、感じれる空間があります。

この日の学び「シェービングにいいかも(笑)」

子どもも、大人も、水の子になって、一緒に感じてみてはいかがでしょうか?

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