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あるがままの人格を表現する場がレゴ®シリアスプレイ®にはある。

こんにちは。三連休の最後は家のことでも・・・と思っていましたが、あいも変わらず書いています。そういう人生なのかもしれません。


今『7つの習慣』は有効か。

7つの習慣を心から愛している、ということはこのnoteを読んでもらっている方にはすでにご存知だとは思います。いくつかの観点から7つの習慣について色々と書いてきましたが、単行本で500ページを超えるこの名著の本当の良さは「何度も読める」「どこからでも読める」という点だと思っています。

ではその大量の文字のスタートはどんな言葉で始まるのでしょうか。「はじめに」にあるいくつかの文章に目が行きます。そのなかでも「今の時代にも『7つの習慣』は有効なのだろうか?」という問いに対するスティーブン・R・コヴィー博士の言葉が秀逸すぎて、いつも読み込んでしまいますね。

私たちが抱えている問題、感じている痛みは普遍的なものであり、問題の数も、痛みの度合いもましている。しかしその解決方法は、歴史の中で長く繁栄した社会すべてに共通する原則、不変にして普遍の原則、自明の原則に基づいている。

7つの習慣「はじめに」より

応急処置という個性主義。

40万年前にホモ・サピエンスが誕生して以来、現生人類が常に抱えてきた問題、感じる痛みはまったく変わっていないってことです。そんななかで7つの習慣だけがすべての問題や痛みを解決できるわけではないですが、それらに対する原則を中心とした解決方法へと導いてくれるのがこの7つの習慣です。

人間は得てして問題や痛みに対し鎮痛剤や絆創膏で応急処置を施して、ひとまず痛みを消し去ることが得意であると書かれています。要するに技術やテクニックでその場をやり過ごせばいいという「個性主義」の時代でもあるのですね。しかしながらそれだけではこの混沌の時代を生きてはいけない。

人格主義へのサポート。

逆に人間の内面にある人格的な成功条件をコヴィー博士は「人格主義」と名付けています。7つの習慣を読む理由のひとつにこの人格主義を貫く習慣を身につける、があります。どうしても「よく見られたい」という個性主義に囚われてしまいそうな気持ちを落ち着かせるためいつも手元に置いています。

作品を作る以上、レゴ®シリアスプレイ®にも「よく見られたい」はもちろん存在します。結果それは作品の善し悪しや説明の上手さに反映されていきます。しかし、認定ファシリテーターが着目しているのはそこではなく、前述の人格が溢れ出す作品に向けたサポートを繰り返しおこなっていくのです。

あるがままの場。

本来の自分とは一体どんな形をしているのか。個人の成長戦略を考えるレゴ®シリアスプレイ®ワークショップの問いです。現在の自分(コア・アイデンティティ)からありたい姿(アスピレーショナル・アイデンティティ)につながる自身の人格。7つの習慣でいう「第一の偉大さ」の表現なのですね。

人格は素晴らしいのに口下手で思うように人間関係が築けないのはしょせん二次的なものにすぎない。コヴィー博士はこう言っています。レゴ®シリアスプレイ®は、あるがままの自分、あるがままの人格を、あるがままを表現できる場なのです。テクニックだけでないからこそ信頼が得られるのです。

最後に。

それにしてもKindleの7つの習慣は便利です。キーワードで検索できたりするし。それでも付箋いっぱいの紙の書籍は手放せない。本を大事にするのも人格のひとつだと言いたい。

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